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2021.12.19
トップチーム

あんちゃんシーズンレポート(Part2)

12月もあっという間に過ぎていきますね。ネットニュースや新聞などで各チームの移籍情報の報道が頻繁にされていますが、私もその情報に一喜一憂しながらこの期間を楽しんでいます。それと同時に引退される選手のニュースを見ると、ちょうど一年前の自分のことも思い出します。

 

 

病院で検査を終え、診察室にチームトレーナーの方と入り椅子に腰かけると、先生が神妙な面持ちで私に言った最初の言葉は「後ろの方はご家族の方ですか?」でした。テレビドラマのような一コマに、感情がついていかず、そのままサッカーを続けることが難しいことを告げられ、突然サッカー選手としての人生が終わりました。あの絶望的な気持ちから約1年。今年は違う立場でチームに関わらせていただき、J1昇格という最高の喜びを与えてもらいました。“人生いいことばかりではないけど、悪いことばかりでもない、信じていればどこかで想いが報われる時が来る。”そんなことを振り返ってみて感じています。今ある環境が当たり前だとは思わず、目の前のことに謙虚にトライしていきたいと思います。少し余談が過ぎましたね、先週の続きから振り返っていきましょう。

 

 

開幕戦に勝利し、いいスタートダッシュが切ったように思いましたが、開幕5戦を2勝2敗1分けで終えます。今シーズンのサンガが42試合で6敗だったことを考えると、序盤戦は苦しんだ結果と言えるでしょう。その序盤戦の3月28日(日)、アウェイでの第5節ブラウブリッツ秋田戦が今シーズンで最もチームを成長させたと感じています。圧倒的に攻めながらも0-1で敗戦し、オフをはさんで行われたミーティング。曺監督から「自立、自覚、協力」を強く要求されました。この週のトレーニングの熱量や緊張感、選手だけでなく曺監督の表情の変化は強烈に印象に残っています。さらに続く4月3日(土)のミーティングでは、稲盛和夫名誉会長のお言葉を借りて「自然、他燃、不燃」という言葉で、選手たちに逞しさを要求しました。

 

「自燃」とは自ら心に火をつける人

「可燃」とは周りの火によって心に火をともす人

「不燃」とは全く火のつかない人で逆に周りの火を消してしまう人

 

秋田戦に敗れた悔しさを力に変えるために過ごしたこの1週間は、間違いなく昇格を掴んだターニングポイントだったように感じます。

 

 

そして挑んだ4月4日(日)のホームでの第6節ジェフユナイテッド千葉戦。曺監督は昇格会見でこの試合に勝利したことが、今シーズンの大きなポイントだったと語られていました。この試合に2-1で勝利すると、チームは「6連勝を含む15戦負けなし」という圧巻の数字を残します。数字だけ見ると順風満帆に見えますが、振り返るといろんなストーリーがありました。「勝ったからすべてが良いというわけではない」と常に自分たちにフォーカスを当て続けて謙虚にチーム力を磨き続け、今季のチームの良さでもある“常に成長に飢えている姿勢”が習慣化され、いつしかリスクを恐れない攻守において攻撃的なチーム作りは、そのリスクを全員でカバーするという結束力を生み、無失点試合数21試合のリーグ最少失点という安定感を生み出しました。

 

 

また5月1日(土)のホームでの第11節愛媛FC戦は、無観客試合ということで、多くの応援メッセージをいただいたり、チームから支えてくださるスポンサーの皆さまやファン・サポーターの皆さまへの横断幕、ビッグフラッグの掲出などクラブの一体感を感じる試合もありましたね。ここから徐々にサンガスタジアムby KYOCERAの雰囲気も加速してきたように感じます。

 

 

そして前半戦で外せない試合として挙げるならば、7月17日(土)のアウェイでの第15節アルビレックス新潟戦との首位攻防戦ではないでしょうか、互いの良さを出し合った試合は、川﨑颯太選手のプロ初ゴールで1-0と勝利し、単独首位に立ちます。

 

 

首位に立った喜びの一方で、試合後のロッカーはまた違う空気に包まれていました。後半に途中出場した荒木大吾選手が終了間際に交代する一幕について、曺監督から謝罪や本音を選手に語る場面があり、首位に立ち浮足立つのではなく、もうすでに視線は次の試合へと向かっていて荒木選手自身も力強い言葉でその場を閉めていたことが印象的でした。

 

 

前半戦21試合を終えた時点での順位は2位。攻撃はもちろんですが、特に押し込まれながらもしっかりと守り切れる強さが多くの勝点をもたらしたように感じます。試合を重ねるごとにたくましくなっていった選手たち、次回は後半戦について振り帰りたいと思います。ではまた^^

 

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

 

 

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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