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あんちゃんシーズンレポート(Part1)

2021/12/11| トップチーム

京都サンガF.C.のある最高の週末がなくなり、寂しい気持ちになっていませんか?そこで今回から、京都サンガF.C.の2021シーズンを私なりに振り返っていきたいと思います。サンガ熱が冷めないようにこのレポートを読んでいただいて、一緒に振り返ってもらえればなと思います!それでは行きましょう。

1月20日(水)始動日、この日サンガタウン城陽のピッチの上で曺貴裁監督は選手、スタッフを前に、

京都サンガF.C.を明らかに変えたい”

世界に通用するようなチームにしたい”

とその溢れる情熱を私たちに届けました。まだ曺監督がどんな方なのか分からなかった私たちは、この日の曺監督の話に「言葉の力」を間違いなく感じました。そして、その後行われたトレーニングの様子に、その言葉が飾りものではないことを感じさせました。特に印象に残っているのは、経験豊富な李忠成選手がトレーニング後に「これは間違いなく強くなるね」と私に言っていたことです。

1月26日(火)沖縄キャンプスタート。個人的に思うことは、この沖縄キャンプでの成果が選手たちに自信を与え、自分たちがトライしていることに対して、大きな可能性を見出すきっかけになったと思います。トレーニングでは単純な走りのトレーニングなどはなく、チーム戦術、個人戦術を含めて求められる高い強度に、選手たちは肉体的にかなり追い込まれているようでした。ただそんな中でも、チームとして厳しいトレーニングに負けない前向きな雰囲気があり、チームの一体感を強く感じました。沖縄キャンプ中に思い出すのは川﨑颯太選手がトレーニングでの自身のプレーへの不甲斐なさから涙したことです。今思えばこの出来事が、今季大きな成長を遂げた川﨑選手のターニングポイントだったように思います。

ハードなトレーニングと有意義なミーティング、さらには、トレーニングマッチでJ1クラブ相手に圧倒する展開を作れたことが、これから開幕するリーグ戦へ最高の弾みとなりました。

そして迎えた2月28日(日)J2リーグ開幕戦。曺監督は、このような表現で選手たちに意気込みを伝えました。

「あきらめる」

あきらめるの語源は、「明るむ=明らかにする」だそうです。

「この先、不安な事や失敗は必ずあるけど、想像できないことを考えてもしょうがない。今分かっていることに集中して良い準備を重ねていこう。そうやって今、努力することを積み重ねて、できることを明らかにし、最後に俺たちはやれることはやり切ったと“あきらめられる”チームになろう。」と選手たちに伝えました。

この言葉に、先日のホーム最終戦セレモニーの時に石川隆司コーチが充実した表情で、「俺はもうやりきったぞ!」と言っていたことを思い出します。今思えば、明らかにし続けたシーズンで、“どうすれば成長できるのか?サッカー選手として、チームとして、そして人間として”。常に自分と戦い、明らかにしようと選手たちは努力し続けました。全員がやりきったと“あきらめられる”シーズンを送れたが分からないですが、私に目には誰もが成長を掴んだシーズンになったのではないかと思います。

初戦の強風吹き荒れるアウェイでの相模原SC戦を2-0で勝利し、キャンプでの手応えそのままに駆け抜けるかと思いますが、序盤戦でリーグ戦の厳しさを体感します・・・。続きは次回へ、ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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