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あんちゃんレポート(10/27~10/29)

2021/10/29| トップチーム

リーグ戦は残り7試合、現在の京都サンガF.C.は勝点72の2位、首位ジュビロ磐田との勝点差は2。そして3位ヴァンフォーレ甲府との勝点差は6。数字上10位以下のチームの昇格と優勝は現時点で消滅しています。と、このように順位表を見て数字とにらめっこをしても何も勝ち得ないですし、状況が好転するわけではありません。「この試合とこの試合で勝って」と計算するのはナンセンスで、相手がどこであろうとリーグ戦で勝つことの厳しさを、ここ数試合で選手たちは身に染みるぐらい感じていると思います。

できること、やらなければいけないことはシンプルで、勝者になるため、後悔のないように毎日をトライすることではないかと思います。サンガタウン城陽で選手たちが、目の前の試合に勝つこと、そしてチームが成長していくことに集中している姿を見て、改めてそう感じさせてくれました。

10月27日(水)の曺監督からは「変にネガティブになる必要はないけれど、ポジティブに考えすぎる必要もない。今いる状況を受け入れ、前に進むだけ」と選手たちに話しました。前に進んでいることは確かで、後退しているわけではありません。現状を自分たちでどのように捉えて進んでいくのか。

続く10月28日(木)のミーティングでは、「今日からまたつくっていくぞ」「このままでは終わらない、意思を示さないと」ともう一度自分たちと向き合い、今やれる努力を確認しました。今週のトレーニングは、ミーティングでの言葉通り、ここからアップデートしていくための細部へのこだわりと向上心を感じる内容で、さらに躍動していくチームを予感させました。

どのチームも尻上がりに調子を上げていくことを目指しますが、調子を上げると成長していくでは少し意味合いが違うように感じます。対戦相手に依存し過ぎずに、自分たちが主導権を握りながら成長を目指すチームの姿は、とても力強く映りました。

明日・10月30日(土)は、アウェイでの第36節愛媛FC戦です。両チームの立場は違えど、譲れない戦いであることは間違いありません。遂げたい想いや意志の強さは、選手やチームの力を引き上げます。ここから先、サンガにとってより緊張感のある戦いの連続となることは明らかですが、選手としては同時に幸せな状況でもあります。ワクワク感や苦しい感情など、色んな想いと共闘しながら、この状況を成長の機会として物にしてもらいたいと思います。

毎試合、選手たちがどんな姿を見せてくれるか本当に楽しみです。躍動する姿をイメージしながら、選手たちに想いが届くように共に戦いましょう!!ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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