あんちゃんレポート(10/24)
2021/10/24| トップチーム
10月24日(日)、ホームでの第35節レノファ山口戦もたくさんの声援ありがとうございました。結果は1-1。かみ合った部分とかみ合わなかった部分やジャッジに対する意見も含めて色んな感情が沸きあがる試合でした。ただ悔しい結果になったことは間違いないです。どんな時も大事なのは次にどう向かうか。選手たちには下を向かずに、胸を張って次戦へ向かってもらいたいです。では試合を振り返っていきましょう。
前半は、得点を取れなかったこと以外は素晴らしい内容に見えました。前半戦での対戦では、山口のポゼッションに対してボールを奪えないシーンが多かったのですが、今日は素晴らしい圧力で自由を奪い、川﨑颯太選手を中心に中盤での主導権を完全に握っていましたね。そして今日の試合は、ここ数試合で最もボールを保持している選手の前への意識が素晴らしいように感じました。特に荒木大吾選手、飯田貴敬選手らのドリブルで運ぶ力は個の力を感じさせ、間違いなくサンガの刃となっていましたね。ただ結果的に、前半に得点を奪えなかったことは、この試合の反省点だと思います。
後半に入ってもサンガのリズムは切れることが無く、47分に先制点が生まれます。荒木大吾選手からのパスをラインぎりぎりで抜け出した宮吉拓実選手が鮮やかなループシュートを決め、今季9得点目ゴールで先制します。宮吉選手のシュート技術の高さから言えば、あれが最善の選択だったのでしょう。流石ですね。後半立ち上がりから積極的に縦パスを入れた飯田選手、前向きにプレーした荒木選手、一瞬ラインとの駆け引きをした宮吉選手、ゴールに向かう意識の高さが生んだ得点でした。
さらに56分に宮吉選手が相手選手の退場を誘い、数的優位となり試合を勢いづけます。そして追加点を狙いに攻勢を強めますが、最後のところで相手の好守もあり決めきれずにいると、79分にファールをとられ、プレーが止まった一瞬の隙をつかれ失点します。試合が流れている時にサンガの選手全体が止まることはほとんどありませんが、この時は一瞬全体が止まってしまいましたね。試合が強制的に止まった瞬間は、ピッチ上のどこであろうとコーナーキック同様の集中力を発揮する必要があります。数的不利で攻め手のなかった山口が、この試合唯一先手を取った場面でした。
その後サンガは猛攻を仕掛け、87分にはヨルディ・バイス選手のシュートがノーゴールになる不運もありました。このことに関しては、いろんな意見があると思います。私個人的な意見としては、今日の試合を見ても分かる通り、得点を奪うことは並大抵のことではないということ、選手たちは自分や家族の人生、そしてサポートしてくださる多くの方たちの想いを背負ってピッチで戦っています。ルールは絶対で、変えられるものではありません。ならば選手たちがゴールを奪うために、もっと共に戦いましょう、もっとサンガスタジアムby KYOCERAを最高の雰囲気にしましょう。それがピッチに立てない私たちができることで、そんな想いで今日の悔しさをホームの力に変えていきたいですね。
満足できる試合ではないですが、悲観する試合でもありません。今日の結果をどのように力へと変えるかは自分たち次第。ここまでも困難を乗り越えてたくましくなってきたサンガの選手たちです。彼らなら、さらにたくましい表情で次の試合に現れてくれるでしょう。ではまた^^
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■ライター(あんちゃん)紹介
京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)
[プロフィール]
関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。
生年月日:1984年10月8日
出身地:滋賀県
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