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あんちゃんレポート(10/10)

2021/10/10| トップチーム

10月10日(日)第33節SC相模原戦、久しぶりのサンガスタジアムby KYOCERAでのデイゲームでしたね。日中開催の影響なのか、すれ違う皆さんの顔がとても明るく感じました。安全な日常に戻り、コロナ禍による制限が1日でも早く解除される日が、本当に待ち遠しいです。試合の方は皆さんの後押しのおかげで2-1と勝利しましたが、勝負の厳しさも改めて感じた試合でした。それでは振り返ってきましょう。

立ち上がりは少しまったりした印象を受けましたが、次第にサンガのペースで試合が進みます。背後への狙い、セカンドボールへの反応、テンポのいいボール回しなどで完全に主導権を握り、相手コートでプレーする回数を増やしていきました。しかしゴール前にブロックを集結させて守る相模原の粘りもあり、あと1歩のところでなかなかゴールを挙げられない展開に、「完全に圧倒していてすばらしい動き」と思う一方で「ここで1点取っとかないと難しくなるぞ」という想いも同時に込み上げてきます。

しかし、そんな心配もよそに、36分に再三狙っていた背後への狙いから、ピーター・ウタカ選手が先制点を挙げます。相手選手のアクシデントもありラッキーな形にはなりますが、チームとして自分たちのリズムでプレーを続けた結果だと思います。ウタカ選手は、Jリーグ通算100ゴール目という節目のゴールとなりましたね。得点後もペースを落とさずに攻め続け、前半だけで15本ものシュートを放つ内容で、完全に圧倒した戦いぶりでした。

後半も立ち上がりからサンガがペースを握ります。相模原は、人数をかけたブロック形成からカウンターとセットプレー狙い、サンガは追加点を狙いながらもカウンターに警戒するという構図で試合が進んでいく中で、68分に追加点が生まれます。右サイドのパスワークから抜け出した宮吉拓実選手のクロスから、再びウタカ選手が落ち着いてゴールに流し込みます。2点目のシーンもそうですが、今日はパスのテンポとボール保持者に対しての前向きのサポートの質が良かったように感じます。後ろから選手が湧き出てくるようなシーンが多く見られました。ボール保持者だけではなく、サポートの選手もゴールに向かっていく姿は、サンガの躍動を象徴するプレーの一つですね。

1点目同様に、得点後も相手に合わさずにサンガのテンポで素晴らしいプレーを続けますが、76分にこの試合で唯一の相模原コーナーキックから失点してしまいます。その後試合の流れは急に相模原ペースになり、77分には大ピンチを迎えますが若原智哉選手がビッグセーブを見せ、何とか切り抜けます。その後も気の抜けない緊迫した展開が続き、結果的に何とか勝利を掴む形となりました。

今日の試合は色んな見方ができるとも思います。前半のチャンスをしっかり決めきれればとか、やられたのは後半残り15分だけだとか、今は勝てばいい何でもいいとか。確かに76分までなら、サンガにとっては難しくない相手だったかもしれません。だからこそ残りの15分間が印象的に映ります。おそらく拮抗した試合ならそう感じなかったと思います。きっと選手たちは充実感のある勝利ではないでしょう。1プレーで全てが変わることを実感した試合であり、まだまだやらなければいけないことがあるのだと教えてくれた試合のように思います。

とはいえ勝利した選手たちは本当に素晴らしかったですし、今日の勝点3の価値は、ここからさらに大きく感じるでしょう。今日の内容と結果は、確実にサンガを前進させてくれます。今のサンガは「また成長していくんだろうな」と思わせてくれる素晴らしいチームです。引き続き、トレーニングからチームの様子を注目していきたいと思います!ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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