あんちゃんレポート(9/4~9/10)
2021/9/10| トップチーム
9月4日(土)アウェイでの第28節ヴァンフォーレ甲府戦は0-3と、リーグ戦再開後初黒星となりましたね。完敗という内容で、この先の厳しいリーグ戦を戦う上での教訓となった試合と思います。
各チームが順位や状況によって、様々な想いを抱えてピッチ上でプレーします。その中で戦術や選手のクオリティが勝敗に大きく関わるのはもちろんですが、やはり“心・技・体”が融合してこそ力が発揮できるのだと感じました。特に“心”の部分が重要で、当たり前ですがプレーしている選手は、全員勝ちたいと思ってピッチに立ちます。しかし、ただ思っているだけではダメで、その強い想いをプレーに乗せて相手を上回らなければ、勝利を掴むことはできません。甲府戦では、4試合勝利から遠ざかり、昇格に向けてここで上位サンガを叩かないと先が見えなくなるという緊迫感みたいなものを甲府の戦いぶりから感じました。サンガのやってきたことや選手のクオリティが甲府に劣っているとはまったく思いません。でも試合では力を発揮した方に、勝点3が与えられます。根性論はナンセンスかもしれませんが、強い意欲は戦術や個々の能力をさらに引き出し、大きな力を発揮する源となんだとこの試合から感じました。
続く9月7日(火)の大雨で延期となっていた第25節松本山雅FC戦も、先制点を奪われる苦しい展開となりました。失点の仕方など修正点はあると思いますが、7月17日(土)の第23節アルビレックス新潟戦以来の出場となった宮吉拓実選手が、2ゴール挙げる活躍を見せ、チームにとって明るい材料となったのは良かったですね。ただ結果は2-2と勝点1を分け合う形で、甲府戦同様リーグ戦の厳しさを痛感する内容でした。
これから残り試合数が少なくなりリーグ戦が佳境に入るにつれて、同じ1試合でも各チームに色んな背景が選手たちにのしかかります。そして、その想いを背負った選手たち同士の戦いは、リーグ戦終盤での醍醐味の一つではないでしょうか。甲府戦と松本戦はそういった戦いの色がより濃くなっていくことを感じた2試合でした。
9月9日(木)のトレーニング前には、曺監督から「絶対に引かない」と選手たちに共通意識を提示し、「周りの状況に左右されず、今まで以上にアグレッシブに戦うことで成長し続ける」と話されました。
一喜一憂してベースを崩してしまうとチームには何も残りません。柔軟な対応が必要といえば聞こえはいいですが、チームとして考えた時にかえって迷いを生むことがあります。強い信念で突き進み、みんなで困難を乗り越えた時に本当に強いチームに近づくのではないでしょうか。
明日・9月11日(土)の第29節FC琉球戦は、サンガスタジアムby KYOCERAで戦うことができます。声は上げられませんが、良いプレーや戦っているシーンには拍手で選手たちと共に戦ってください!その拍手が選手たちの士気を挙げ、確実にパワーへと変わります。勝利のためにサンガファミリーが“一心”で琉球を圧倒しましょう!!ではまた^^
■あんちゃんレポート<バックナンバー>
●No.1(1/26)>>
●No.2(1/27)>>
●No.3(1/28)>>
●No.4(1/29)>>
●No.5(1/30)>>
●No.6(1/31)>>
●No.7(2/1)>>
●No.8(2/2)>>
●No.9(2/3)>>
●No.10(2/4)>>
●No.11(2/5)>>
●No.12(2/6)>>
●No.13(2/11~2/13)>>
●No.14(2/14)>>
●No.15(2/16~2/21)>>
●No.16(2/23~2/27)>>
●No.17(3/1~3/6)>>
●No.18(3/7)>>
●No.19(3/9~3/12)>>
●No.20(3/13~3/20)>>
●No.21(3/21)>>
●No.22(3/23~3/27)>>
●No.23(3/31~4/3)>>
●No.24(4/4)>>
●No.25(4/7~4/10)>>
●No.26(4/13~4/16)>>
●No.27(4/17)>>
●No.28(4/19~4/24)>>
●No.29(4/26~4/30)>>
●No.30(5/1)>>
●No.31(5/3~5/8)>>
●No.32(5/9)>>
●No.33(5/12~5/15)>>
●No.34(5/16)>>
●No.35(5/19~5/22)>>
●No.36(5/23~5/29)>>
●No.37(5/30)>>
●No.38(5/31~6/5)>>
●No.39(6/6~6/9)>>
●No.40(6/10~6/12)>>
●No.41(6/13)>>
●No.42(6/16~6/18)>>
●No.43(6/22~6/25)>>
●No.44(6/26)>>
●No.45(6/29~7/2)>>
●No.46(7/3)>>
●No.47(7/5~7/10)>>
●No.48(7/14~7/16)>>
●No.49(7/17)>>
●No.50(7/24~8/8)>>
●No.51(8/9)>>
●No.52(8/10~8/13)>>
●No.53(8/18)>>
●No.54(8/15~8/21)>>
●No.55(8/22~8/27)>>
●No.56(8/28)>>
●No.57(8/29~9/3)>>
■ライター(あんちゃん)紹介
京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)
[プロフィール]
関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。
生年月日:1984年10月8日
出身地:滋賀県
☆オフィシャルTwitterでは、動画を投稿中!話題の 「#現場の安藤からです」はこちらから>>