試合情報

11月12日（日）、京都サンガF.C.はＪ１残留を決めるべく、アウェイの第32節・川崎フロンターレ戦に臨みました。アグレッシブなサッカーを標榜する両チームによるこの一戦は、序盤からスピーディな展開となりますが、前半7分、ファーストチャンスで福田心之助選手が思いきってシュートを放ち、サンガが先制に成功。その後、いったんは川崎に追い付かれますが、原大智選手から豊川雄太選手の流れで２得点を挙げ、スコアを3-1にします。前半終了間際に１点を返され3-2になった後、後半は猛攻を仕掛ける川崎に対し、必死で耐えるサンガという展開に。なんとか逃げ切りたいサンガでしたが後半アディショナルタイムに同点ゴールを許し、3-3のドローで戦いの幕は閉じました。

川崎戦で成果と課題が色濃く出たサンガでしたが、序盤から畳みかけて強豪相手に一時は押し込み、勝点1を掴んだことをどのように活かせるかが問われるのが、今回のセレッソ大阪の一戦となります。アウェイゲームとはいえ、京都と隣り合わせであり、Ｊ１昇格プレーオフなどの激戦を繰り広げてきたヨドコウ桜スタジアムが舞台。多くのサンガファン・サポーターの皆さんの応援を受けながら、今度こそ自力でのＪ１残留を決めることができるかが、焦点となります。

セレッソ大阪は現在7位につけていますが、最近のリーグ戦５試合ではサンガと同じ1勝1分3敗。互いに高い位置でボールを奪いゴールを目指すサッカーのため、まずはアグレッシブなボールの奪い合いが戦いのポイントとなるはず。攻撃面では相手のプレスを受けながらもボールを前に運ぶことのできる香川真司選手や前線に外国人選手たちを擁するセレッソに対し、リーグ屈指のセットプレー決定力を持つサンガという図式にも注目。また、前節は原大智選手と豊川雄太選手のホットラインが輝きを放っており、前線の連携にも期待したいところです。

今節、Ｊ１残留を懸けた横浜ＦＣと湘南ベルマーレの大一番が同時刻に開催されますが、サンガに関わるすべての人が待ち望むのはサンガの勝利による自力でのＪ１残留。気温が低くなることが予想される今週末ですが、熱い応援と熱い戦いで、勝利の喜びを掴みとりましょう！