試合情報

10月のリーグ戦中断明けに行われた明治安田生命Ｊ１リーグ。京都サンガF.C.は10月21日（土）の第30節・湘南ベルマーレ戦と10月28日（土）の第31節・アルビレックス新潟戦を接戦の末、ともに0-1で落とし、Ｊ１残留確定へあと一歩のところで足踏みを強いられています。そして11月、2週間ぶりのリーグ戦を戦うサンガ。８月、10月のリーグ戦中断後の試合後はいずれも連敗を喫しているだけに、この悪いジンクスを打ち破るのが、今シーズン、そして来シーズンへ向けた課題であると言っても過言ではありません。

今回、サンガはアウェイで川崎フロンターレと対戦。2020シーズン、2021シーズンでリーグ優勝、2022シーズンはリーグ2位と、3年連続で好成績を残し続けてきた川崎ですが、今シーズンは勝点43の9位と、リーグ戦では苦戦を強いられています。しかし、最近の戦績を見ると天皇杯準決勝のアビスパ福岡戦、AFCチャンピオンズリーグのパトゥムユナイテッド戦では4得点で快勝しており、持ち前の攻撃力と選手層の厚さがここにきて結果に結びついています。前回、サンガスタジアム by KYOCERAで対戦した5月3日（水・祝）の第11節では、互いに攻守の切り替えが早く、球際の激しい攻防が続く好ゲームを展開しましたが、後半アディショナルタイムに、途中出場の小林悠選手にゴールを許し、0-1で敗戦。サンガにとっては手応えを感じながらも土壇場で勝点を失った試合であり、その失った勝点がここにきてＪ１残留確定に響いているだけに、今回の対戦で借りを返したいところです。

直近の2試合では、サンガは得点から遠ざかっていますが、決してゴールに向かう姿勢が足りないわけではありません。チャンスの数や攻撃にかける人数、ゴールへ向かう迫力は増しつつあり、前線の山﨑凌吾選手、豊川雄太選手、原大智選手の連携も試合を重ねるごとに向上。特に今節は“大事なところで決めてくれる”豊川選手が出場停止明けということもあり、何かやってくれそうな期待が膨らんでいます。

今節、土曜日の結果次第では、サンガのＪ１残留が決まりますが、それに関係なく勝利でＪ１残留を喜びたいのがサンガに関わるすべての人の願い。今節こそ、来シーズンもＪ１で戦う権利を、共に勝ち取りましょう！