試合情報

9月3日（日）にアウェイで行われた明治安田生命Ｊ１リーグ第26節・ヴィッセル神戸戦は、前半5分、原大智選手の3試合連続ゴールで先制するも、後半に逆転ゴールを許し、1-2で敗れました。ただ、内容はＪ１優勝争いを繰り広げている神戸相手に真正面から勝負を挑み、狙いどおりのチャンスを生み出していたのも事実。Ｊ１に昇格してからの成長度を計る試合となったことに加え、個の力やチャンスを確実にものにする決定力など、京都サンガF.C.が頂点を目指すために何を突き詰めていくべきかを示す試合にもなりました。

そこから国際Aマッチウィークを経て臨むのは、第27節・浦和レッズとの一戦です。ホームで相まみえた前回の対戦では、サンガが試合序盤から何度も決定的チャンスをつくり続けたものの決めきることができず、逆に後半、セットプレーから2失点を許し、0-2で敗れました。内容は良かっただけに結果が欲しかった試合。今回こそは内容を勝点に結びつけられる試合にしたいところです。

浦和レッズはリーグ戦で首位と7差の勝点45で5位。ＪリーグYBCルヴァンカップでも準決勝まで進出しており、さらにはＡＦＣチャンピオンズリーグも戦っています。タイトル獲得へ、そして過密日程を考慮し、この夏、多くの新戦力を補強。中でも元日本代表の中島翔哉選手と安部裕葵選手の加入が話題となりました。現在、怪我人や日本代表への合流などで、今回の出場メンバーを予想するのは困難ですが、浦和の選手層の厚さと経験の豊富さはリーグ屈指。サンガは持てる力をこの一戦に注ぎ、勝利を目指します。

浦和は9月6日（水）と10日（日）にルヴァンカップを戦っており、単純に考えれば体力的にはサンガが有利です。しかし、前節の神戸戦でも同じような状況であったにもかかわらず、サンガの持ち前の強度と運動量で相手を圧倒することはできませんでした。そんな経験を経た後の、攻撃時の前への迫力、チャンスを確実に決めきる力など、より勝利に近づくための準備が、この２週間でどこまで積み重ねられたかに注目しましょう！