試合情報

サンガスタジアム by KYOCERAで行われた8月26日(土)の明治安田生命Ｊ１リーグ第25節・アビスパ福岡戦は、原大智選手が京都サンガF.C.加入後初先発、そして怪我から復帰の武田将平選手がスターティングメンバーに名を連ねました。スコアを動かしたのはまさにその２人。武田選手のコーナーキックを原選手が頭で押し込み先制。前半24分にまたしても頭で追加点を決め、スコアを2-0としました。しかし前半36分に退場者を出すと、サンガは耐える展開に。それでもピッチで声をかけ合いながら粘り強く戦ったサンガが失点を許さず、2試合連続の完封で連勝を飾りました。

そして今回、アウェイで相まみえるのは、激しい首位争いを展開しているヴィッセル神戸。8月のリーグ戦では若干苦戦している感がありますが、内容があまり良くない時でも土壇場で底力を見せ、勝点を積み上げています。特に今シーズンは日本代表経験者たちの活躍が目覚ましく、大迫勇也選手にいたっては、現在19得点を挙げており、Ｊ１得点ランキングトップ。第23節・川崎フロンターレ戦では決勝点となる直接フリーキックを決め、いまだその成長はとどまるところを知りません。

前回の神戸との対戦は4月1日（土）の第6節。0-3のスコアで敗れましたが、チャンスクリエイトの面では大きな差は見られませんでした。むしろわずかなミスを見逃さない抜け目のなさや、ラストパスやシュートの落ち着きなど、経験に裏打ちされた強さに差を感じさせられる一戦となりました。そこからの成長をサンガは見せることができるかが勝負の鍵となりそうです。

今節はアピアタウィア久選手が出場停止となりますが、誰が出てもチームの力が落ちないのがサンガの強み。麻田将吾選手ら最終ラインの隙のない守りに期待がかかります。また、前回の神戸戦から長期離脱していた武田選手の前節の活躍もサンガにとっての好材料のひとつ。また、神戸は水曜日の天皇杯準々決勝・ロアッソ熊本戦がPK戦までもつれたこともあり、サンガとしては持ち前のインテンシティと運動量で相手を上回ることが大前提。両チームのファン・サポーターが多く詰めかけるであろう関西ダービーを、サンガの力で熱く盛り上げたいところです。