試合情報

5月14日（日）に行われた明治安田生命J１リーグ第13節・セレッソ大阪戦は、両者の持ち味を出し合い、拮抗した試合を展開しましたが、オウンゴールの1点が決勝点となり、0-1で惜敗する結果となりました。内容はサンガらしさを随所に出せているだけに、後は結果に結びつけるのみ。下を向いたり、ディフェンシブなサッカーに舵を切るのではなく、どこが相手でもアグレッシブに真っ向勝負を挑むスタイルはこれからも変えることはありません。

そんなサンガ同様、アグレッシブなスタイルを貫くのが、今回の対戦相手、北海道コンサドーレ札幌です。現在混戦状態の中位グループの中にありながら、得点数はリーグ1位の29得点。特定のストライカーに依存するわけでもなく、人が湧き出るようにゴールに迫るサッカーで、どこからでも得点を取れるのが特徴です。特にこの2戦は5-1、4-2の大量得点で勝利を挙げており、勢いに乗っています。対するサンガもゴールへ向かう意識が高く、アグレッシブなスタイルのチーム同士の攻守の入れ替わりが目まぐるしいサッカーが展開されることでしょう。ゴール前のシーンも増えることが予想され、どちらがフィニッシュの精度、あるいは、最後の最後で身体を張って守れるかが、勝敗を分ける要因となりそうです。ゴール前の見応えある攻防に期待しましょう。

あとは古巣対決も楽しみのひとつ。札幌の菅野孝憲選手、松原修平選手、駒井善成選手(サンガアカデミー出身)はかつてサンガに在籍を、サンガの宮吉拓実選手、白井康介選手、福田心之助選手（札幌アカデミー出身）はかつて札幌に在籍しており、古巣対決に闘志を燃やす選手たちのプレーにも注目です。

金曜日、夜のJリーグはこの対戦カードのみ。たくさんの人の注目が集まる中、両チームが持ち前のアグレッシブさを発揮し、“ゴールを奪う”というサッカー最大の醍醐味が凝縮した一戦になれば、盛り上がること間違いなし！