試合情報

9月14日（水）の第26節は首位を走る横浜Ｆ・マリノス戦との対戦が行われました。前回の対戦では相手の意のままに試合運びをされた京都サンガF.C.でしたが、今回は前線からの素早く激しいプレスが機能し、マリノスを苦しめます。しかし、25分と50分にセットプレーから失点。2点を追いかけるサンガは次々と交代カードを切り、マリノスゴールに何度も迫り続けます。そして試合終盤の87分、パウリーニョによるコーナーキックのこぼれ球を金子大毅が豪快に蹴り込み、1点差に。その後もゴールを目指したサンガでしたが、そのまま1-2で試合終了。終わってみればシュート数は13本、ボール支配率も相手を上回りながらも勝利には手が届きませんでした。試合終了後、曺貴裁監督も悔しさを滲ませましたが、ピッチに立った選手たちによる勇敢な戦いは、見る人の心を揺さぶるものだったと言っても過言ではないでしょう。

そして中３日でサンガはアウェイでＦＣ東京との一戦を迎えます。対戦の舞台はサンガにとって初の新国立競技場。キックオフ前には1500発の花火がこの一戦を盛り上げます。ＦＣ東京は現在、勝点40の8位につけていますが、９月に入ってから勝利がなく、２分１敗。サンガとは3月19日の第5節以来の対戦となります。前回は立ち上がりから高い位置でボールを奪い、メンデスやピーター・ウタカらの決定的チャンスをつくったものの、68分に相手のダイナミックな展開から失点し、0-1の敗戦となりました。サンガの方が決定機が多かったにもかかわらず、チャンスを決めきれるかどうかの差、守備における一瞬の対応によって落とした試合の教訓がいかに活かされるかを測りたいところです。また、ここ数試合で見せている強度を、9月の天皇杯を含めた5連戦最後においても、発揮することが勝利の鍵となることは間違いありません。そして、マリノス戦では山﨑凌吾、豊川雄太、松田天馬の3トップをウタカ、木村勇大、パウリーニョに入れ替えて攻撃が再活性化するなど、新たなオプションも見えてきました。今節もそんな総力戦で、果敢に勝点3を狙います！