試合情報

6月4日（日）の明治安田生命J１リーグ第16節で、京都サンガF.C.はサンフレッチェ広島と対戦。互いに持ち味を発揮した一進一退の攻防が繰り広げられ、スコアレスで試合を折り返します。後半、広島に先制点を許したものの、豊川雄太選手が力強いドリブルからのシュートを決め同点に。しかし、その後は一瞬の隙を突かれて失点を重ね、1-3で敗れました。サンガは手応えのある内容でありながらも勝てない試合が続き、これでリーグ戦6連敗。なんとかこの苦境から脱したいところです。

そして今回、「天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会」の2回戦を迎えます。サンガにとっての初戦の対戦相手は富山県代表であり、現在Ｊ３を戦うカターレ富山。サンガにとってはＪ２時代の2014シーズン以来の対戦となります。現在、富山はＪ３で首位につけており、天皇杯１回戦の北陸大学戦でも堅実に勝ち星を挙げています。また、攻撃を牽引するアルトゥール・シルバ選手が天皇杯から復帰し、Ｊ２昇格に向けて、勢いはますます増しそうです。また、かつてサンガでもプレーした大野耀平選手や小田切道治監督、サンガアカデミーからのトップ昇格第１号で長らくサンガの守護神を務めた平井直人GKコーチ、サンガのフィジカルコーチを務めたこともある古邊考功コーチも在籍しています。

リーグ戦でなかなか結果を出せていないサンガにとって、今回の天皇杯2回戦は浮上のキッカケを掴む重要な一戦。試合会場は長らくサンガの歴史を積み上げてきた「たけびしスタジアム京都」。原点を見つめ直し、頂点を目指すために、これ以上の舞台はありません。サンガの2023シーズンは、ここからさらに熱くなります！