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京都サンガF.C. SDGs宣言

2022/4/26| クラブ

 株式会社京都パープルサンガは、国連が提唱する「持続的な開発目標(SDGs)」に賛同し、社会課題の解決に向けた積極的な取組を通じて、持続可能な環境・経済・社会の実現に貢献することを宣言いたします。

 私たち京都サンガF.C.は、地域に根差したプロサッカークラブとして1994年に設立され、クラブ理念である「サンガに関係する全ての人々と夢と感動を共有し、地域社会の発展に貢献する」ため、これまで青少年の健全育成をはじめとする様々な地域貢献活動に取り組んできました。

 このクラブ理念を実現するためには、トップチームの更なる活躍に加えて、クラブ各部門の活動が多くのステークホルダーの信頼を得て、地域の皆様から真に必要とされるクラブへと成長していかなければならないと考えています。

 そこで、これまでの活動で培ってきた様々なネットワークを土台とし、Jリーグクラブの強みである情報発信力や行動力を最大限に活かして、SDGsへの取組を積極的に推進していくことで、クラブの存在価値を高めると同時に地域社会の発展に寄与してまいります。

 これからも、プロサッカークラブとして、常に全力を出しきること、最後まで諦めない強い心で戦い抜くことで、人々に夢と希望を与え続け、地域の誇りとなるクラブを目指すと同時に、新たな挑戦の気概を持って、地域、行政、企業、学校、諸団体、そしてファン・サポーターなど、クラブと関わる全ての皆様と連携・協力・価値観の共有を図りながら、SDGsの達成に向けた社会課題の解決に取り組み、“みんな輝く”社会づくりの一端を担ってまいりたいと考えます。

2022年4月

株式会社京都パープルサンガ

【SDGs(エス・ディー・ジーズとは?】

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs: Millennium Development Goals)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された『2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標』です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本全体としても積極的に取り組んでいます。

【京都サンガF.C.のSDGs達成に向けた取り組み】

京都サンガF.C.が取り組むSDGs達成へ向けた取り組みを4つのテーマ「共生社会(ダイバーシティ)」、「環境」、「教育」、「健康」に分けて、それぞれの一例をご紹介いたします。

1.共生社会(ダイバーシティ)

①「京都サンガF.C.ハートフルシート」の実施

京都府域の団体、企業、自治体等で構成する「TEAM京都コンソーシアム」の協力のもと、“誰もが楽しめるスタジアムづくり”を目指して、ホームゲームで「京都サンガF.C.ハートフルシート」を実施いたします。

障がいのある方々や児童養護施設の子どもたちなどの地域の皆さまをサンガのホームゲームへ招待し、京都を代表して熱く戦うプロ選手の姿や公式戦の臨場感をスタジアムで直に体験いただき、より多くの皆さまと喜びや感動を共有できる機会を創出します。本事業は、この趣旨にご賛同いただいたスポンサー様にご協賛をいただき、実施いたします。

[実施試合]

第1回対象試合:2022明治安田生命J1リーグ第10節アビスパ福岡戦(4月29日(金・祝)15:00キックオフ@サンガスタジアム by KYOCERA)

ご協賛企業:株式会社堀場製作所様

※第1回実施詳細はこちら

②「ほっとはあと製品」の販売支援

障がいのある方のものづくりと仕事力を社会へ広げるため、京都府内の障がい者事業所で作られた「ほっとはあと製品(授産製品)」の販売支援を、ホームゲームで実施しております。

[実施試合]

●2022明治安田生命J1リーグ第8節サガン鳥栖戦(4月10日(土)14:00キックオフ@サンガスタジアム by KYOCERA) ※実施済

●2022明治安田生命J1リーグ第10節アビスパ福岡戦(4月29日(金・祝)15:00キックオフ@サンガスタジアム by KYOCERA)

③サンガボランティアのホームゲーム運営補助活動

18歳以上であれば参加可能なサンガボランティアでは、幅広い世代の方々がクラブの一員として活躍されています。活動内容は、スタンド清掃から入場ゲートでのチケット確認・配布物の手渡し、ご来場案内やイベントの補助など、サンガのホームゲームにはなくてはならない存在です。

10年以上活動を続けてくださっているボランティアの方も少なくなく、「皆さんの“ありがとう”が嬉しい」と生き生きとした表情で語っておられます。

④安心・安全なまちづくり

ホームゲームや地域での啓蒙活動

一日警察署長として「春の交通安全運動」への参加 など

⑤各種社会啓発活動

オレンジリボンキャンペーン、社会を明るくする運動、人権啓発活動 など

⑥ホームゲームにおける障がい者の就労体験

⑦電動車いすサッカー大会への協力

「電動車いすサッカー・フレンドリーサンガカップ」を約10年間協力しております。

⑧児童養護施設との各種連携事業の実施

児童養護施設でのサッカー教室、ホームゲームへの招待 など

2.環境

 

①JR西日本や京阪京都交通バスと連携した公共交通機関利用促進

②ホームゲームでの行政(亀岡市)と連携したプラごみの削減

③ホームゲームでの企業と連携したエコステーションの運営

④「DO YOU KYOTO」大使として環境啓発活動の実施 

京都市が行う地球温暖化防止に関する啓発活動「DO YOU KYOTO?」への協力を続けており、2009年からは「DO YOU KYOTO?」大使として任命され、京都議定書採択の地のJクラブとしてさらなる啓蒙活動に努めております。  

3.教育

①スカラーアスリートプロジェクト
京都サンガF.C.、京セラ、学校法人立命館の三者が核となって推進する、2006年からスタートした真の文武両道を目指してグローバルに活躍する世界水準の選手を育成するプロジェクトです。スポーツと学業の素晴らしさの相乗効果でひとつの人格をより豊かに形成し、これから未来へとはばたく選手たちの可能性を広げます。
[主な実施要綱]
・京都サンガF.C.U-18所属選手は全員、選手寮「RYOUMA」に入寮
・立命館宇治高等学校の学力基準を満たした選手は同校へ入学 
・京都サンガF.C.育成専用グラウンドで練習
[主な出身選手]
麻田 将吾選手、川﨑 颯太選手、若原 智哉選手(現:京都サンガF.C.トップチーム)、奥川 雅也選手(アルミニア・ビーレフェルト/ドイツ・ブンデスリーガ)、久保 裕也選手(FCシンシナティ/アメリカ・MLS)など

※スカラーアスリートプロジェクトの詳細はこちら

②サンガつながり隊~子どもがまんなかプロジェクト~
京都サンガF.C.アカデミーコーチによる小学校での授業に講師を派遣し、サッカーを題材にした運動メニュー等により身体を動かすことの楽しさや、コミュニケーションのスキルを身につける体験型プログラムです。子どもたちに「人と人がつながっていくことの大切さ」を伝えたいと願いスタートいたしました。


サッカーというスポーツを通して、色々な個性や価値観の持つ子どもたちと一緒に活動を行う中で、自分で決めて行う機会をたくさん作り、答えが一つではないプログラムに対して仲間とコミュニケーションをとり、お互いが納得し解決していく力を育んでいけるようプログラムを進めていきます。この活動を通して一人でも多くの子どもたち、先生方、地域の方々と関わる中で、子どもたちにとって明るい未来を築いていく一助になれればと願っております。

※サンガつながり隊~子どもがまんなかプロジェクト~の詳細はこちら

③サッカーキャラバン
京都サンガF.C.アカデミーコーチが、京都府内の保育園・幼稚園・こども園を訪れ、遊びの場・スポーツとの出会い・サッカーの楽しさを伝えることを柱とし、子どもたちに身体を動かす楽しさを伝え、ふれあいの場を創出いたします。

※サッカーキャラバンの詳細はこちら

④スポーツアカデミースペシャル
2002年より各市町の教育委員会とともに、トップチームの選手が小学校の正規授業の中で、子どもたちに身体を動かすことの楽しさや「夢」を伝える活動に取り組んでいます。


⑤「サンガカップ(京都少年サッカー選手権大会)」への協力
京都府下の小学生チームの頂点を決める大会へ特別協賛しております。 


⑥小学生のスタジアム体験          
小学校の授業の一環として、サンガスタジアム by KYOCERAでの課外活動を実施 など

4.健康

①健康アカデミーの開催

京都サンガF.C.アカデミーコーチによる高齢者向け体操教室の実施しております。

②新型コロナウイルスワクチン接種事業への協力

スタジアムでの大規模接種運営事業のトップチーム選手の広報協力(会場看板・映像、ホームゲームでの告知映像、クラブ媒体での告知等)、接種会場での選手・スタッフ・サンガボランティア運営サポートへの協力

③大人のサッカー教室

18歳以上を対象としたサッカー教室の開催(スクール、サンガフットサルパークなど)しております。

④介護予防啓発活動の実施

トップチームスタッフ監修プログラムをトップチーム選手協力のもと、各市町広報誌での紹介 など