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あんちゃんレポート(5/31~6/5)

2021/6/5| トップチーム

今週から6月に入りましたね、引退してから、月日が経つのがより早く感じます。今シーズン、京都サンガF.C.が曺監督の元で“HUNT3”を掲げてスタートし、5か月が経ちました、選手、スタッフの努力で新生サンガと呼べるような変化を見せ、ピッチ上で躍動する姿を見せてくれています。

シーズン当初はとげのあるサッカーに見え、そのとげが自分達にも刺さるシーンが多くありましたが、試合を重ねる事にチームとして目指すこと、やらなければいけないことが整理され、勝つために洗練されていった印象です。

例えるなら、諸刃の刃から日本刀に進化したようです。諸刃の刃とは刀身の両側とも刃で、振り上げると自身も傷つける恐れがある刀で、日本刀は両面とも切れるのではなく片刃のみが刃で、鍔迫り合いの時に自分の刀で傷を負うリスクが少なく、尚且つ、刃がついていない側の重みで振り上げた時の攻撃力が上がると言われています。サンガがこの5か月で刀の形を進化させるようにチームとして成長してきたと、シーズン当初から振り返ってみて思いました。

6月3日(木)のミーティングではもう一度自分たちのサッカーについて向き合いました。

これまでの戦いから注視するデータを比較し、現状はどうなのか?この先はどうするのか?

結論、曺監督は、「もう一度自分たちの核の部分に目を向けていこう」と選手たちに自分たちの刃を研ぎ直し、今まで以上の切れ味でチャレンジしていくことを求めました。

この日行われたゲーム形式のトレーニングでは、非常に推進力のあるプレーが見られ、沖縄キャンプ中の全員がミスを恐れずに前へチャレンジする光景を思い出し、改めてサンガが良いプレーをするための核の部分や魅力的な面を感じた瞬間でした。

リーグ戦も中盤戦に突入し、各チーム戦い方が分析され、チームとして様々な対策が練られています。序盤戦とは違い、ここからは現状をアップデートできるチームが勝ちあがっていくでしょう。京都サンガF.C.もここまで素晴らしい成長を遂げてきましたが、曺監督がよく「サンガの良さは伸び代があることだ」と言われています。ここからどんな成長を示せるのか、明日・6月6日(日)の第17節アウェイでの栃木SC戦も、どんなプレーが見られるのか楽しみにしています。ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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