試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
3月に入っても気温の寒い中600人を超えるサポーターの人に現地に来ていただいて、またテレビの前でも応援していただいて、去年はリーグ戦の連敗を止めるべく長野に乗り込んで2点取って3点やられた試合でしたが、今日はしっかり1回戦を突破できたことを嬉しく思います。
直前のリーグ戦からはメンバーを少し変えて臨みましたけども、おおむね自分たちができることを精一杯出してくれたかなと思います。まだまだ選手の中でコンビネーションが合わなかったり少しギクシャク感は否めないですけども、課題だったセットプレーで2点取れたことも含めて、次のリーグ戦に向けて明るい材料はあったかなと思います。
ここからちょっと時間が空いて広島さんに臨むわけですけども、リーグ・ルヴァンと連勝したことで満足せず、一旦リセットした後にしっかりリーグ戦のホームゲームに勝っていけるように準備したいと思います。
(プロ初ゴールを挙げた中野選手の評価は?)
自分のところにボールが来た時とない時の判断がまだまだ間に合わないことがあって簡単なボールロストもありますけども、彼の良さは前に出ていく力とか相手に仕掛けていくところが武器だと思うので、そういうものを公式戦で結果が出たっていうのはチームにとってすごく明るい材料です。同期の永田も90分通して素晴らしいプレーを見せてくれたと思うのでいろんな選手がこれからの試合に絡んでくれる材料になったかなと思います。
(多くのチャンスを作った中で追加点まで時間がかかったことについて)
5枚でブロックを引かれる相手なのでスペースはなかなかなかったですけども、最後のところ、ソウタ(川﨑選手)のスルーパスでムリロがシュートを打ったり、クロスで崩したり、後半も含めてゴール前への入り方はある程度多彩な形が作れたかなと思うので、あそこで決めるかどうかってところでダメ押し、引き離す点が入ればもっと展開的に楽になるんでしょうけど、そこの課題は次までに修正できるようにしていきたいなと思います。
(復帰戦となった福田選手と武田選手の評価は)
シン(福田選手)に関しては、キャンプで少し怪我をして今日90分初めてでしたけど、まだまだ彼の力はこんなもんじゃないっていうところで言うと、今日は90分やれたってことが1番良かったかなと思います。
ショウヘイ(武田選手)に関しては、もう10ヶ月ぶりぐらいの試合だったので本人が1番不安だったと思いますけど、やはりサッカーに対する思いが強い男なので、今日はいろんな意味で存在感があったと思いますし、これを機にまた前に進める選手が1人増えたなっていうことで喜ばしいことだったかなと思います。

中野 瑠馬
(ゴールシーンを振り返って)
コースが見えたので冷静に打てました。試合に使っていただいたので結果を出さないといけないなと感じていた中で、結果で示すことができてよかったです。
(ボールが来たときはシュートの選択肢しかなかったか)
ミドルシートも得意なので狙い通りって感じです。振り抜こうかなと思ったんですけど案外相手が寄ってこなかったんで、インサイドで流し込みました。
(ゴールシーン以外のプレーについて)
まだまだ課題が多かったので、やっぱりそういうところはリーグ戦に食い込む中でもっと質を上げていかないなといけないなと感じました。
(課題とは)
ゴール前の質や、簡単なミスを減らして、全体的に質、強度もまだまだ足りないなと感じました。
(相手がスペースを消してきた中でのプレーだったが)
やっぱり前半チャンスがいっぱいあった中でもっと決める、もっとゴール前の質にこだわって、チャンスを作ったじゃなくて、決めるまでやらないといけないなと思うので、そこはこれからの課題かなと思います。

武田 将平
(復帰戦でしたが感触は)
後半入ってからぐらいはもうしんどかったので、最後ちょっと3つぐらいミスで終わっちゃったのが後味悪いなって感じですけど、怪我なく終えることができてよかったです。
(前半、中盤で試合をコントロールしていたと思うが)
相手も結構下がっていてコントロールっていうよりは押し込める展開だったので、もうちょっとあそこで後ろが重くなりすぎずに前と繋がれたら良かったかなって思います。もうちょっと真ん中でボールを動かせられたかなっていうのはありますけど、安全にボールを動かすところとリスク管理のところと、ちょっと難しいなって思いながらやっていました。結果的にもうちょっと前で絡めれば、ジョアンとソウタ(川﨑選手)の良さがもうちょっと出せれたかなっていうのはあります。俺が落ちすぎちゃうとやっぱりなかなか真ん中にボールを置けないのもあるので、そこはもうちょっとうまく調整できればなと思って入りましたけど、そういうのも含めて久々に感じた感覚でした。
(チームとしてチャンスメイク、攻守の切り替えなど良かったと思うが)
リスク管理のところは、相手が5、4のブロックだったので、前に1枚しかいないのではっきりしてましたし、そこはユウタ(宮本選手)、コウダイ(永田選手)を中心によく喋ってアラートに伝えてくれて、そこは良かったなと思います。攻撃のところは相手が下がってたので、どう崩すかってのは難しかったですけど、もうちょっといろんなところで工夫って言ったら簡単ですけど、人数かけてどういくのか、相手を動かして逆サイド揺さぶってとか、臨機応変にイケイケにならずにやれたらもうちょっと相手を動かせたかなっていうのはあります。あそこのバランスは難しいところで、行かなくなっちゃったら実際なくなっちゃうじゃんってところもあるし、そこは相手を見ながら詰めていかなきゃいけないかなとは思います。
結果的に勝てましたけど、あそこで決められずに1点取られたりしたらまた全然違う展開になったと思うので、そこはもうちょっと個人個人になるかもしれないですけど、チャンスの作り方とか、周りが何してたのっていうところで、もうちょっと詰めれるところがあるとは思うので、そこはしっかり次に向かっていかなきゃいけないかなと思います。
(復帰戦っていうところで、特別な感情はあったか)
10ヶ月やってなかったんで、その間に脳震盪から始まってなかなか膝がうまくいかなくて手術して、今年に入ってもなかなかうまくいかないっていう時間も長かったですけど、ここ10日ぐらいでやっと試合モードになったっていうか、この試合が1週間早かったらこの試合にも出れてなかったかもしれないっていうところで言えば、このタイミングでこの試合があったっていうところにはラッキーだったなって思います。その10ヶ月の間に、先生含めトレーナーや病院関係者の方にたくさん支えてもらって、治療してもらってやってきたので、そういう人にまず感謝したいです。昨日から不安しかなかったですけど、まず1試合終えれてほっとしています。