試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
今日開催されているJ1の試合はこの試合だけだったということもあり、非常にたくさんのサポーターに集まって頂きました。私がここ3年間勝てていない相手に対して、終了間際に引き分けを狙うのではなく勝点3だけを狙った試合でしたので、相手に勝つ可能性を上げる戦い方として、相手コート内で試合をすることや相手のロングボールを恐れずに試合をすることを今週のトレーニングでしてきました。選手はそれをよく体現してくれたと思います。
前後半とも相手ゴールに迫るチャンスがありましたが、鹿島さんのゴール前での粘りだったり、跳ね返す力というのはJ1でもかなり高いと感じました。今日勝てば一桁順位に近づき、シーズン後半戦の成績だけではJ1でも2番目になることも分かっていました。残留争いのプレッシャーから解放された中での緩みのようなものは感じられない、エンターテイメントとして、とても面白い試合になったかなと思います。
(試合前に、ここ3年鹿島戦に勝てていない“理由”とおっしゃいましたが)
鹿島さんはゴールキーパーを含めて後ろからのフィードがとても正確ですし、そのセカンドボールを拾ってから攻めるというスタイルも確立しています。中央というよりサイドからしっかり攻めて、カウンターへの対応も徹底されています。しかし、それを恐れてディフェンスラインを下げたり、来たボールを跳ね返すだけだったら勝機はないと思っていたので、相手のプレッシャーを受けた時でも相手コートに入り、ペナルティエリアに侵入するというところがチーム全体で共有できていたのが進歩したかなと思います。シーズン前半戦の苦しい時期から自分たちの力で勝点を積み上げてきた自信が選手に生まれてきているというものもありますので、これを真の自信となるように次の町田戦、東京V戦に向かっていきたいと思います。
(決定的なシーンもある中で、ゴールを決めきるというところについて)
ゴールに向かうルート、そのスキームも選手が準備していたという手ごたえと、それを決めきれなかった悔しさが半々だと思います。ただ、これまでの鹿島戦ではこのような場面を多く作れなかったことを考えると、鹿島さんを相手に堂々とこのような試合をできたことは内容的な進歩がみられました。
平戸 太貴
(J1では初の鹿島との古巣戦ですが、改めていかがでしたか)
やっと出られたなって思いますけど、勝てなかったので、最後の1対1の部分も決め切りたかったですし、悔しいですね。
(決定機のシーンを振り返って)
もう少し早くボールを収められればよかったんですけど、なかなかうまくいかずに、タイミングを見計らって、キーパーが出てきたタイミングで浮かせる狙いはありましたけど、もう少し厚くボールにミートできたら、枠に入れられたんじゃないかなと思うので、本当残念です。
(試合全体通して準備してきたものっていうのは出せていましたか)
そうですね。やっぱり鹿島の選手たちは個も強いですし、パワーだったりとか、まずそこで負けないっていうところと、切り替えのところで自分たちが早く戻る、出ていくっていうところ、サイドからのクロスに強いので、ボールを奪ってからしっかり中央も崩して、トライをしていくっていう中で、できた部分とできない部分もありましたけど、練習してきたことも出せて、得点のチャンスもありましたし、そういう意味では 0で防げた部分も大きいですけど、点をとって勝ち切ることができればもっと良かったです。
(点をとるために足りなかったところは)
前半の入りは、バイタルエリアでボールを持って最後崩せる前のところまではいけていたりはしていましたけど、自分のラストパスのところで引っかかったりとかもあったので、そこの冷静さやアイデアで、最後のシュートチャンスで決めきる質の部分っていうのは、トレーニングから積み重ねないといけないと思います。
(次も町田との古巣戦になりますが)
町田さんは優勝がかかっていますし、狙える位置にいると思うので、本当にシビアな戦いになると思います。自分たちも前期は町田にやられているんで、その借りを返すために戦いたいですし、本当に楽しみです。
佐藤 響
チームとしてやりたいことやボールに寄せることはできていたので、後半も自分たちからの奪ってからのカウンターなどでチャンスも作れてたと思います。そこのチャンスを決めきるってところはチームの課題として残りますが、そこも含めて全体としては悪くはなかったのかなと思います。
(決めきる課題とは別に、チャンスメイクを作ることについては手応えを感じたか)
奪った後どこを見るかっていうのもチームで統一されてたので、前につけてしっかり後ろから出ていくこともできていて、そこは良かったかなと思います。
(サイドでのマッチアップが激しかったと思うが)
やっぱり決定的な仕事ができなかったとってところが自分の中で満足いってないところなんで、そこでしっかり結果を出していかないともっともっとチームも個人としても上に行くことができないと思います。
(運んだり、時間を作るプレーが目立ったと思うが)
そこが自分の武器だったり、自分が得意としてるプレーなので、そこで自分が運んで時間を作ったりっていうのもできてくれば、チームの主導権っていうのも握れると思うので、次節以降も続けていきたいなと思います。
(守備面に関して、無失点で終えられたことは)
やっぱりキーパーとディフェンススラインが連携して守れてるってのもありますし、しっかりコミュニケーションも試合中に取れてるんで、ほんとに連携が取れてるからこその無失点だなと思います。
(前期と比べて成長した部分は)
やっぱり前期とかは最後の寄せが甘かったりっていうのがあったので、そこも試合前に全員で統一してしっかり寄せるっていうところも確認できていました。そこの寄せる部分や最後の部分で体を張るっていうのもできていたので、そこが失点しなかった理由かなと思います。
(数的不利になる状況もあったがその点は)
外されるシーンは絶対に試合ではあるっていう風に自分たちは認識あるので、そこを外されても全体で戻して後ろは遅らせるっていうのもできているので、そこの連携面もいい感じに取れてるかなって思います。