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曺 貴裁 監督

本当に京都からもたくさんのサポーターに来てもらい、ここドームの札幌さんの素晴らしい応援のもとで今日J1のデーゲームは我々の1試合だけってことで、本当に勝ち点3を取るために準備して臨みました。前半少し中盤のボールの奪い合いとか、そういった球際で相手が前進する場面が多くて、うちもチャンスを掴めてないわけじゃなかったんですけれども、 我々らしい入りができたかっていうと、みんなやろうとはしてたんですが相手の気迫に押されたような場面が何個かありました。最後のシュートのフィニッシュのところも相手が体を張ってゴールから遠ざける、うちは鼻先触られて失点する、その辺を後半に修正して入って、チャンスは後半の15分、20分で何個かありましたけども、取り切れないところが今日の試合を物語っていると思います。ただ、今日の試合は本当に札幌さんの今置かれてる状況も含めて、札幌さんの勝利というのは妥当だったと思いますし、5戦ぶりに我々は負けて、この敗戦が後半戦で2回目ですけどもここからまた何を学んで次に進まなければいけないかっていうのを選手と共有してやらなければいけないですし、またすぐ試合が来るんで、切り替えて神戸戦に向かっていきたいです。

最後までちょっとピッチの硬さとかボールの走りとかに選手が慣れないなっていうような状況もありましたが、もうそれは言い訳にしか過ぎないので、やはりホームで我々は2-0で勝って、札幌さんもそこをやり返すっていった気迫もありましたし、お互いにあと残りのシーズン勝ち星を少しでも重ねられるようにしっかりやっていきたいなと個人的に思います。

(前半、選手の距離間が遠く、なかなかボールが繋がらなかった印象があるが)

お互いにというか、やはりピッチの影響もあって長いボールが増える展開で、それをどっちが拾うかってところが攻撃のきっかけになってるところで、相手に拾われる状況があって、うちが行こうとした時に潰しきれないでラインの裏まで入れられるっていうところのケースは、いつも以上にあったと思います。ただ後半そこを修正して、我々が押し込むような場面はすごい増えたんですけども、やはりそこで取り切れないところが2点目の失点にも繋がったかなと思います。もうちょっと我慢できればと思いますけど、交代選手も含めて自分の采配がどうだったか映像も見直しながら、監督としては反省しなければいけないなと思います。先ほども言ったように、札幌さんの気迫は本当に素晴らしかったので、それに我々も少し負けたというか、ちょっと後手を踏んでしまったなっていう印象は否めないです。

(札幌さんの戦い方としては想定通りの戦いであったか。それ以上に気迫を感じる展開だったか)

本当に想定した通りでしたし、最近はトゥーザトップの試合が本当に多くなってるので、その拾ったボールから両ワイドの突破力を生かしてってところで言うと、そんなにたくさん 我々のコートに入られたわけじゃないですけども、1つ1つの彼らの執念みたいなのは試合を通して感じました。そこについて我々は先ほども言いましたけど、少しエネルギーが上回れなかったなって印象はあります。

(ハーフタイムに修正を加えたところ、選手に伝えたことは)

単純にボール際が負けてたんで、そこのところで相手のボールを奪おうとしない限り前進はできないし、その辺のことを話したんですけど、後半は点が入りそうなチャンスが何個かあって、(相手ゴールに)迫ったとは思うんですけど、向こうの守備の集中力はなかなか切れなかったってところで言うと、我々はそれを上回れなかったなっていう印象です。

(連続ゴールのラファエルエリアス選手について、持ち味を発揮できなかったがどのように対策をされた印象か)

やっぱり彼が点を取ってることでマークは厳しくなってます。ただ彼1人だけで取ってるわけじゃないので、周りとのコミッションの中でというと、今日は相手にうまく封じられたなと思います。ただ何個か彼を経由した時にチャンスになりそうな場面もあったので、その辺は彼が点を取らなければいけないというよりは、その前、もしくはその前の前で起点になってくれるところは、チームとして上に行くために大事なところでもあります。そんな毎試合毎試合取れるほど甘くないと思うんで、またこれを悔しさだけ残して次に進んでほしいなと思います。

川﨑 颯太
7 MF
川﨑 颯太

相手の守備がどうこうよりも、結局球際とかセカンドボールのところとかその気迫が相手の方が上だったなと思います。そこはやっぱりいくら外から言ったって、中の選手が頑張んなきゃダメだと思いますし、前半45分、本当にもったいなかったなって思います。

(前半主導権を握られた要因は)

相手の岡村選手のヘディングを落とすところや、相手のポジショニングっていうのが良かったのはもちろんなんですけど、やっぱり自分たちはノリくん(鈴木義宜選手)とか宮本優太くんが競った時にどこに落ちそうか予測できてたのかとか、人のことを悪く言うつもりはないですけど、逆にノリくんたちは自分たちのこと見えてたのかや、その繋がりがあったのかってところで言うと、センターバックからヘディングでちゃんと繋いでっていうのは多分ほとんどなかったと思うし、それを見つけられなかった自分たちの責任でもあるし、その合わなかったっていうのは、やっぱり自分たちとして繋がりがなかった、自分たちの中で見えない距離感とか、いい距離感が作れてなかったってことがすべてかなと思ってます。

(修正してチャンスも増えた中で、得点が遠かったが)

相手が1点取ってからかなり閉めてきてる中で、そんな簡単に点を取れるとは思ってなかったんですけど、中を固められた時にサイドから攻めていくべきなのか、それでも中をワンツーとかで崩していくのかってところで言うと、少し人数をかけれなかったと思います。サンチェス選手やバカヨコ選手が入ってくる中でカバーにも入らなきゃいけない、でも点を取らなきゃいけないっていうあやふやなポジショニングだからこそ、サイドからもなかなか攻めないし、もうマークつかれてる選手にぶつけるしかないみたいな状態で、非常に難しかったかなという風に思ってます。

(戦い方としては思ってたより長い部分が多かったか)

相手も思ったより蹴ってきますし、あとは思ったよりピッチがあまり良くなかったっていうのもありますけど、そのピッチが良くないとかを少し気にしすぎたっていうか、もちろん丁寧にそのバウンドとか見なきゃいけないと思うんですけど、あまりにも相手に合わせようと横につけれるのに蹴ってしまったり、なんか普通に処理できるところをわざわざクリアで逃げてしまったり、そうやってちょっとピッチにも気を使いすぎてしまった場面もあるかなっていう風には思ってました。

(ピッチは固かったのか)

硬かったし、荒れてたかなと思います。

(相手はやり慣れてる部分を感じたか)

そうですね。相手はもう多分それがわかってたので、シンプルに前にぶつけて、多分自分たちの後ろの事故、駒井くんが前半ありましたけど、ああいう事故を狙ってたっていうのはもう最初から分かったことだし、自分たちとしてもアップでそれは想定内にしときたかったんですけど、逆にそのピッチが荒れてるからどうこうで、ちょっと気にしすぎたところがあったのかなって思ってます。

(リーグ戦としては久しぶりの敗戦になったが次に向けて)

札幌さんは少し降格圏とかで厳しい戦いをされてましたけれども差はないですし、1個のセットプレーとかで勝敗が決まってしまうようなレベルの均衡具合だと思うので、だからこそ自分たちが次、神戸でやるとしても、神戸が順位が上だから自分たちがどうこうってわけじゃなくて、やっぱり札幌とやろうが神戸とやろうがどことやろうが、自分たちは同じテンションで勝つために自分たちのことに集中しなきゃいけないと思います。

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福田 心之助
2 DF
福田 心之助

(久しぶりの地元北海道に帰ってきての試合だが)

去年来て出さしてもらって負けて、今年こそはっていう中で乗り込んできましたけど、結果的に負けてしまいましたし、あまり自分たちのいいところというか、逆に相手のいいところをさせてしまったってところがあったので、ガンバに引き続き勝ち点を落としてしまったっていう感覚の方がやっぱり強いです。

(相手の良さを出させてしまった要因は)

札幌さんの方が走ってましたし、球際とか走り負けないとか、そういうベースのところで、当然僕たちがそこを売りにしてるチームですけど、そういうベースのところで負けてしまったっていうのは敗因の1つだと思います。その1歩1歩が相手ボールに渡ったりとか、 ゴールに入らなかったりとかっていうのになってたんで、戦術どうこうありますけど、まずそういうベースの部分ってところで 負けてしまったと感じます。

(相手のウイングバックが高い位置でやりづらさがあったか)

確かに難しさはありましたし、ワイドにいるっていうので、いつもより外を警戒して、守備をしなきゃいけないってところで、少しやりにくさっていうのもありました。かと言って、スリーバックの相手とやるっていうのは別に初めてのことじゃないですし、逆に自分がどんどん出てって相手を押し下げるってこともできたので、後半は行きましたけど、前半に関してはほとんど守備に回る時間の方が多かったんで、ちょっと自分としては不甲斐なかったなとは思います。

(後半は攻撃に絡んでチャンスメイクもあったが)

1点ビハインドしてるっていうのもありますし、行かなきゃリスクを冒さなきゃ点も取れないってのもわかってたんで、リスク承知の上でセンターバックの2人にも上がっていくって言ってたので、やっぱりそこで1点、2点取るのがベストでしたし、取らなきゃいけない、取れるシーンもあったんで、そこのクオリティが札幌とは違ったのかなって感じました。

(残留に向けて札幌の勝ちたい気持ちが見える戦いだったが)

勝手なイメージですけど、札幌は試合の最後は落ちて行くというか、自分たちの方が上がっていくっていうイメージの中で、札幌はどんどん後半に連れてプレスに来たりとか、球際に強くなったりという、本当にそういう根本のところで僕たちは最後押し負けてしまったところもあったんで、僕たちが広島戦大敗した後に作った覚悟みたいなものを逆に札幌に見せつけられたというか、そこに関しては見習うべきかなと思いました。

(今後に向けてもう一度引き締める材料となる試合か)

今回のゲームで自分たちに何が足りないのかっていうのと、まず戦う気持ちだったりタフさみたいなところを、自分たちはまだ足りないことを気づかされましたし、いろんな戦術ありますけど、まずはそこの部分をしっかり次の試合に向けて準備していきたいなと思います。

(出身の浦河町のバスツアーで多くの方が来ていたが)

親からも聞いてましたし、いろんな人からも連絡をもらってました。その人たちにとっては札幌が勝ったのが良かったかもしれないですけど、僕としてはしっかり勝って、浦河町の代表というか、もっと活力や勇気を与えられるようにと思ってやってたんで、負けてしまったのはすごく申し訳ないというか、自分の中で結構悔しさが残りました。

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