試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
今日はフライデーナイトということで、J1の試合が3試合ありましたけど、本当に京都からたくさんの紫色のユニフォームを着たサポーターの方が開始から最後まで声援送ってもらって、2年前ここでマリノスさんと試合した時は大人と子供の試合でしたし、その時のあの記憶がスタジアムのピッチに入った時に脳裏によぎりましたけども、今日は立ち上がりから我々の成長した姿っていうのを、本当にマリノスさんはJリーグの中ではリーグを引っ張って、たくさんの良い選手を排出している、良いサッカーをしているチームだと思っているので、そういうチームに対して引かずに自分たちらしさを出した中で、1人相手が退場したことは非常に我々にとっては幸運なとこもありましたけど、その分試合が難しくなったなって印象もある中で、よく守備陣が粘って1点に抑えましたし、3点目、4点目を取れてればもう少し楽な展開になりましたけども、そんな甘い試合じゃないってことを今日教えられた気がするので、今日の選手の戦い方は、過去3年、4年になかった落ち着きというか、そういうものも見られますし、選手の成長をここに来て感じる場面が増えたんですけど、僕自身はもっともっと監督として成長していかないと彼らを引き上げていけないなと思いますし、本当に選手たちはよくやってくれたと思います。
(数的優位になった中で困難になったというお話でしたが、ハーフタイムにどう修正したか)
相手は数的不利に見えますけど、ゴールキーパーのビルドアップを考えると同数っていうことで割り切ってやってきたと思いますし、前半ゴールキックのキーパーのところが少し予想していたところと違って、それをハーフタイムに修正して後半はうまくいったかなっていうのがあります。あとは、相手の前のアンデルソン・ロペス選手とエウベル選手とヤン・マテウス選手が、本来なら3人の距離を広げて1対1の勝負で挑んでくるんですけど、数的不利になってから中でポジションを取ることでコンビネーションが生まれたので、少し我々としては予想した形じゃないところで守備をするのは非常に難しい感じがあって、前半も何回かピンチがありましたけど、そういうものも含めて、ソンユンを中心に一点で抑えられたっていうのが今日の証明だと思います。
(アウェイでマリノスには長く勝てていない中で、また一つ歴史を変えられましたが)
長い間勝てていないっていうのは、京都サンガとしてJ1で試合した時間がマリノスさんに比べて少ないっていうのは、間違いなく事実なので。ただ、マリノスさんは、本当に1つ1つの課題を選手同士で解決して次に向かう、そういうメンタリティーがあるチームだと僕自身は思ってるので、それを学びながら、彼らに手ごわいチームだなっていうような、そういう風な試合をしないと失礼だと思いましたし、今日勝った負けたはあるのかもしれないですけど、そういう風に堂々と自分たちのフェアな姿勢っていうのを出してくれたってことが非常に成長を感じましたし、なかなか京都の中で試合をしているだけでは学べない、こういう厳しい環境の中でプレーすることで、選手の違った可能性が見えるなって感じがします。
川﨑 颯太
(今日の試合を振り返って)
自分たちがこうやってガツガツいくってことは、相手もわかっていたと思うんで、かなり最初から激しい試合になるってことは思っていましたし、その中で相手が退場っていうアクシデントがある中で、少しゲームが荒れてしまいましたけれども、自分たちは冷静にできたと思いますし、マリノスさんは攻撃的なので、ピンチもあるし、チャンスもあるっていう中で、本当に守備陣は体を張ってくれましたし、前の選手はもう少し決めきれるチャンスもあるかもしれないですけど、2点決めてくれたってことがありがたかったです。
(数的優位になったことで逆に難しいところもあった?)
そうですね。自分たちは上がりに行きたいけど、やっぱり前の3枚の怖さっていうのもあって、上がっていいかわからないみたいなところもあったと思うんですけど、そこはのりくん(鈴木義宜)が統率して、リスク管理をしながらもリスクをかけていくっていう、矛盾してるかもしれないですけど、それをうまく両立しながらできたからこその得点だったと思うし、失点も最小失点の1点に抑えれたってことだと思います。
(曺監督からはハーフタイムはどんな修正の指示が?)
前から相手の攻撃をはめに行く時に、少し自分たちが1人多いってことで、逆に難しくなってしまっていたので、そこをはっきり合わせて、どうしてもエドゥアルド選手の左足からのフィードが怖いっていう分析だったので、そこを消すように意識をしました。
(パリ五輪から帰ってきて、初めてのスタメンでしたが)
米本選手が入ってきて、もう本当に自分も尊敬する素晴らしい選手で、その選手からスタメンを奪ったってことなので、自分としても本当にプレッシャーはありましたけれども、自分自身ができるプレー、米本選手ができるプレーを真似するのではなく、自分ができるプレーっていうのを出し続けられたかなと思います。
(1点目のシーンも川﨑選手らしいプレーでしたが)
パリ五輪から帰ってきて、あの間のポケットに入るってことも意識していて、間を抜いて早くターンしてっていうところは、自分の中で今まで以上に余裕を持ってできるなって思っています。それが得点に繋がったのがすごい嬉しいですし、前よりも自分としては細かい少ないスペースをすぐ見つけて前を向けるとか、相手の怖い動きが少しずつ出来てきているようになったかなと思います。
(ターンしてからいくつか選択肢があった中でトゥーリオ選手に出しましたが)
エドゥアルド選手の股を狙ったら、永戸選手はついてこれないと思いましたし、マルコは絶対にああいうところで走ってくれてるって信じていたんで、色々選択肢があって、大智くん(原)に出しても点が入っていたかもしれないですけど、自分としてはあえて斜めに出すことによって、相手の見えないところに出すとこで点が入るかなと思いました。
(パスを巧みに繋いでいく新しいパターンの得点でしたが)
そうですね、2点目のように素早い守備から早い切り替えで点を取りきってしまうっていうのも強いチームだと思いますし、逆に相手に引かれた状態でも自分たちがあのリズムを作って点取れるっていうのも強いチームだと思ってるので、両方で点を取れたってのは素晴らしいと思いますし、 欲を言えば、セットプレーのチャンスもあったと思うので、セットプレーとかでも決めきれるチームになれば、もっともっと強くなるかなと思います。
ラファエル エリアス
(試合を振り返って)
ほんとに今日の試合はハードワークの試合だったかなと思います。しばらく試合がなかったんですけども、自分たちにもしっかり準備する時間があったので、しっかりトレーニングしてきたと思います。で、今日のためにやってきたと思いますし、それはしっかり出せたかなと思います。マリノスさんのああいうところにスペースが生まれるってことは、スカウティングなどでも分かっていましたし、練習含めて、そういうところどうやって攻略していくかってことをやってきたので、今日もマルコ(トゥーリオ)との関係だったんですけれども、素晴らしい関係性ができて、その相手のスペースを使うことができて、自分はゴールすることができました。それよりも、結果的にやはり勝ったことが非常に大きいことだと思いますし、自分たちのこの中断期間にしっかりやってきた仕事が身を結んだっていうことに関して、本当によかったと思います。
(相手が一人少ない中で良い部分、悪い部分があったと思うが)
そうですね。割と早い段階でレッドカードが相手に出てしまって、ただ、マリノスさんはやはり素晴らしいチーム、質が高いチームなので、それがあったからといってどれだけアドバンテージになるかっていうのは、わからない試合だったと思うんですけれども、ただ、1つの状況としてあったのは、1人少なくなったからこそ、スペースが開くとか、そういうところをうちがしっかり使えたと思います。それは自分のゴールもそうですし、2点目の原大智のゴールもそうなんですけれども、やはり彼らの1人少ないからこそ生まれたかもしれないそういうスペースっていうのをしっかり有効に使えて、結果自分らが手に取れた、最後勝った、それが非常に大きなことだと思う。そういう意味では、レッドカードであったりいろんなことがあったけども勝つことができた。それが全てだと思います。
(これで7戦7発ですが)
自分はやはりまず神様に感謝したいということ、日本に来てからもしっかりトレーニングだったりとか仕事をしっかりしてた賜物なのかなと思います。ただ、それは自分1人で成し得なかったものですし、チームのみんなとこういうものを作るために自分は来たと思っています。それが今のところは結果に出ていると思います。ただ、ここでしっかり地に足をつけなくちゃいけないと思いますし、ここで謙虚さを失ったらやはりサッカーっていうのはどうにでもなれてしまうので、謙虚さを忘れずに、これからも日々トレーニングをしっかり続けて、まだ残留も決まっていないので、まず残留権っていうのをしっかり勝ち取るために、日々のトレーニングをきっちりしていきたいと思います。
(途中加入でチームに適応できた要因は?)
まずは神様が自分をこうやって導いてくれたこと、そして日々の努力というか、日本のサッカーはインテンシティが高いことは分かった上で来ましたので、そこに耐え得るであったり、日本のサッカーに適応し得る、そういう努力の賜物だと思います。