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曺 貴裁 監督

お盆が過ぎ、京都では大文字の送り火が終わったその直後ですが、セレッソのサポーターの皆さんもたくさん来てらっしゃいましたけど、本当、京都から紫のユニフォームを着て、試合が始まるから素晴らしい声援をいただいたサポーターの勝利だと思います。我々は前節負けてたってことで、今日絶対に連敗はできないということで、短い時間選手と話しながら準備してきましたけど、攻撃に関しては本当に狙っていた以上の自分達のシーンを醸し出して、逆に3点差に離れたことで少し難しくなったなっていうのもありますけど、取られた3点も攻撃に最後まで行った中での3点だったので、こういう試合がJ1で過去できたかできなかったで言うと、できなかったケースの方が多いですから、やはり5点相手から取れたっていうのは非常に我々としてはポジティブですし、これをどこが良くてどこが課題なのかをまた選手と共有して、次の天皇杯、ホームでのFC東京戦に向かってやっていかなきゃいけないなと思います。監督生活は10数年になりますけども、こういう勝ち方をするのは滅多にあることじゃないので、やはりそういうことを自分たちの実力だったっていう風に悪い意味で勘違いしないで、自信を植え付けながら、もっともっとソリッドで見てる人に感動を与えられるような、そういうチーム作りをあと残り11試合やっていきたいと思います。

(3ゴール1アシストのエリアス選手の評価は)

前節は少し僕の出し方も悪くてうまく機能しなかったんですけど、短い時間で彼もチームの方に寄りながらプレーして、フォアザチームの中でプレーしたことが今日の3得点に繋がったと思いますし、タイチ(原大智)のゴールも福田のゴールも本当に素晴らしかったです。取ったのはエリアスでハットトリックが注目されがちですが、そこには奪った人繋いだ人、全ての人のプレーが重なっての得点なので、やはりその結集がエリアスに行ったっていうことは1つポジティブだと思います。これからどんどんチームを助けるような得点もしくはプレーを期待してますし、これに感化されて他の選手が、日替わりヒーローじゃないですけども、出てくることを監督としては期待してます。

(相手コートでのプレッシャーがハマったか)

そうですね。セレッソさんは人をワイドに配置しながら可変の動きから中盤を経由して前に入れてくることで非常にパワーがあるので、そこを寸断しただけじゃなくて、その後のボールの雲行きを整理したことがうまくいったかなと思います。そのためセレッソさんとしては、うちがボールを奪った瞬間にゴールまで来られるので、非常にボールを動かしてる間もその脅威に最後まで晒されてたのかなっていう感じはありました。

(残留争いの中だと思うが数字上は6位まで勝点差が詰まってきて上位も意識はしているか)

あくまで来年のJ1の切符を取るっていうのは我々の最大の目標にしてますし、その結果やっぱり順位を上げていくっていうのは、それは無欲でやらないといけないなっていう風に思ってます。自分たちがそこを目指して違うことをするんではなくて、やはり自分たちが積み上げたものにしっかり色をつけてやり続けることで、そういうものも見えてくるかと思います。もう今日の試合は今日の試合で、今日喜ぶことはいいと思いますけど、明日から違う日が始まるので、やはり我々としては順位を上げるっていうよりも、確実にJ1の切符を取るっていうことに注力しながらつくっていきたいなと思います。

(後半開始時の選手交代について)

シンペイ(福岡慎平)を使った中で3点取れたので、やはり中盤が少し走らされてたんでフレッシュな選手を1人入れないとセレッソさんの多彩なパス回しについていけないってことで、金子もシンペイもセットで非常によくやってくれたと思います。悪いから代えてるわけじゃなくて、試合に勝つための交代なので、その辺を選手に納得させながらですけども、我々は11人先発が決まっててベンチの選手が決まってるっていうチームではないので、やはり日替わりで先発が変わりながら、ベンチから来た人がちゃんとゲームに対して入っていくってことを続けることが、自分たちを強くする唯一の方法だと思うので、そういう意味ではシンペイと金子のセットは非常に良かったなと思います。

(5得点、3失点について評価は)

3-0になった後、5-1になった後っていうのは、やはり攻撃に行くのか、守備で固めるのか非常に難しい時間帯なので、2点目、3点目の取られ方はもちろん反省しなきゃいけないですけど、クローズしていく時間帯でもう1点取れそうな空気が漂う中、2点目、3点目を取られないようにするというよりも、やはり 6点目、7点目もあわよくば取りに行った選手たちの意気込みや勇気は評価してあげたいですし、そこはしっかり映像を見ながら振り返りたいなと思います。

ラファエル エリアス
99 FW
ラファエル エリアス

(試合を振り返って)

前半最初から素晴らしいサッカー、綺麗なサッカーではないですけども、自分たちがやりたいようなサッカーが、前半30分までぐらいにしっかりできたことが大きかったです。そこでしっかり決めるとこを決めるであったり、締めるとこを締めるということをしっかりできたのは勝利に繋がったと思いますけど、自分たちのシチュエーションというのはまだそんなに大きく変わってないので、これに満足することなく勝点を積み上げていかなくちゃいけないと思います。そのために今日のことは今日のことでみんなにおめでとうと言いたいですが、また次に向けて、次の勝利に向けて頑張っていきたいと思います。

(エリアス選手のボール奪取から得点につながりましたが?)

まさに監督がやりたいサッカーだと思いますけど、しっかり監督は、我々フォワードのファーストラインプラス、ミッドフィルダーもそうですが、しっかりその辺のところを要求してくれるからこそ、その形が出たと思います。我々があそこで奪ってゴールに持っていく、そういうことを日々やっているので、我々らしいことができたと思います。

(パスを出して終わりではなく、動き続けたからこその得点でしたが?)

そうですね。まさにそういうところです。動き続けることであったり、止まるなっていうことは、監督、コーチ陣から常に要求されることなので、それをしっかりやったことですね。そういう中で信じるところにボールが転がってきたからこそ、ゴールを決めることができたと思いますし、まさに自分たちの仕事からの産物だと思っています。

(途中、押し込まれる時間が増えた中で、ラファエル選手の追加点が大きかったと思いますが?)

3-0になった後に少し後ろに下がってしまうことっていうのはサッカーでは普通によく起こることだとは思うんですね。

そういうところだからこそ、インターバルの時に選手たちとも話をして、もう1回このままじゃダメだからっていうので、しっかり修正はしました。だから、さらに発展にも繋がったと思いますし、もう1度そこから持ち直す、そういう形になったと思いますし、ゴールにも繋がったと思いますので、我々がしっかりやるべきことを後半にも含めて、しっかりできたんじゃないかと思っています。

(3点目のトゥーリオ選手のボールに反応したのが素晴らしかったですが)

あれは完全に自分たちは分かりきっていた形だったんですけど、マルコとはもちろんコンビネーションとか、通じるところがあるので、どういうことをしてくるかはよくわかるんですけども、あの時点で必ず前を向いて、ゴールにシュートするとか、ああいうプレイスタイルっていうのも十分頭に入っていたからこそ、外れたらそこにボールは来るかなと思っていました。本当に読み通り、予想通りのことができたと思います。

(ロッカーの雰囲気はいかがでしたか?)

もちろん勝利した後のロッカールームっていうのは良いものだと思いますし、それは他の試合とも違いなく良い雰囲気だったと思います。ただ、そういう中で京都としても、おそらく5点を獲って勝つことって最近はなかったと思いますので、そういう意味でもより少し特別なロッカーにはなったのかもしれません。ただ、自分たちはもう次にまた天皇杯の大分戦がありますし、その天皇杯で上にあがっていかなくちゃいけないと思っているので、しっかり休んで、次の試合に向けて切り替えていきたいと思います。

(エリアス選手がきてから、チームが勢いづいていますが?)

自分がどうとかじゃないと思いますね。やはりチームですし、チームが主語だと自分は思っていますので、自分が入ったからではなくて、チームが勝っている、その中に自分たちがいるということだと思います。だから、例えば自分や、マルコや、大智がいるから勝てるのではなくて、やはりチームがこの選手たちとともに勝っているということだと思いますので、自分だけではなく、今日は例えばベンチの選手も、ベンチにいない選手も含めて、みんながいるからこそ、今の勝利に繋がっていると思います。主語をチームとして、その中に自分がしっかり貢献できていることが今の結果に繋がっているという風に考えています。

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福田 心之助
2 DF
福田 心之助

結果的に見たら点も決めれてアシストもできてっていうのはよかったですけど、試合の入りのとこは自分のサイドでやられるシーンが多かったです。ちょっと入りの中で戸惑ってたとこもあった中で、うまく攻撃のとこでリズムをつかめて入れたのは良かったです。でも最後はまだ90分走りきれなかったのでまだまだだったなと思いました。

(準備してきたことができてるなっていう印象だが)

そうですね。やっぱりセレッソはミドルサードでのボールを奪われる回数が多いっていうデータがあったんで、逆に僕たちはそこで奪ってる回数がリーグの中でもトップっていう話をしてて、そこがうまくハマって、いいショートカウンターが決まって人数もかけれて得点に至ってたんで、狙い通りだったなっていう風に思います。

(ゴールシーンを振り返って)

結構ルーズなボールだったんですけどトゥーリオだったら収めるっていうのは思ってたんで、そこを信じてまずスプリントして、ボールが来た時には考えちゃうと入んないっていうのはわかってたんで、ほんとに来たボールを合わせるだけだったんで、それが気づいたら入ってました。僕が多分1番多い形のシュートシーンだと思うんで、そこが今回はうまく復帰戦というのも含めて、いい感じに決められたのはよかったなと思います。

(エリアス選手へのアシストとなったクロスシーンについて)

試合でラファエルと組むというか一緒に試合に出るのは初めてだったんですけど、散々ヘディングで点を取ってますし、中の強さっていうのはわかってたので、そこに上手く合うようなボールを送るだけでした。あとはうまく合わせてくれてほんとに彼に感謝かなっていう風に思います。

(決めるだけみたいな素晴らしいボールだったと思うが)

いや結構ボールもふわっとしてたんで、しっかり当てないといけなくて、彼のシュートコースが良かったのかなっていう風には思います。

(復帰戦をいい形で飾れて今後に勢い、弾みがつくか)

そうですね。怪我してから1ヶ月半ぐらいですが、怪我した時にもたくさんのファン・サポーターも含めていろんな方から連絡をいただいて、ほんとに自分を気にしてくれてる方々がいっぱいいて、そういう人たちの期待も背負って今日は立ったつもりですし、それが結果的に勝利に繋がったのもそうですし、ゴール、アシストっていう形で自分のこの1ヶ月半の取り組んできたリハビリとか、悔しい思いも含めて、今日の試合で晴らせたのはよかったです。全然まだチームは厳しい状態が続きますし、1試合1試合が勝負なんで、そこに僕の復帰で、チームが勢いづいていくような風を起こせるようにしていきたいなとは思ってます。

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