試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
ホームで無類の強さを誇る鹿島さん相手に、本当に難しい試合になるなという覚悟をしながら、自分たちで作ってきたゲームプランの中で 彼らに臨んだ中で、残り5分10分で失点して、結果的には勝ち点1を取れない試合になりましたけど、相手がやりたいことを前半からそんなに多く出させたとは思ってないです。ただ、自分たちが長いボールを拾った後の攻撃の質が、もう少し相手コートでやれる時間が長ければ、我々に勝利が転がったなという展開でしたし、 残念ながらそこでシュートを決めたり、最後の崩しのところで少し時間がかかってしまったり、結果的に言うと、後半の鹿島さんのダイナミックな攻撃に比べるとという感じはあります。ただ、 前節、前半に良い入りをして、結果的にはやらずもがなの3点で、情けないとは言いませんけども、自分たちのやってきたことを否定せざるを得ないような結果の中で、 しっかり立ち上がって選手全員でここに向かっていったってことは1つポジティブに捉えています。勝てないとき、負けたときにダメな材料を探すのは簡単ですけど、自分たちで足りなかったところ、逆にできているところを整理しながら、選手と一緒に次の試合に向かっていくだけですし、ここで負けたことで下を向いても何も得られないと思うので、 メンタルリカバーをして、しっかり次の新潟戦に臨みたいと思います。
(最後まで耐えきれなかったという印象もあるが、 あそこを耐えきるというところをフォーカスするのか、もう少し自分たちが主導権を持ったりするところをフォーカスすべきなのか)
鹿島さんもリスクをかけて最後は来ていたので、あのボールを自分たちのマイボールにしてカウンターに出ていくような場面でシュートで終われたり、最後のクオリティがあれば その裏返しで狙えたと思います。そのジャッジの部分や選択肢があまり最適ではなく、 彼らの連続攻撃を食らうところで言うと、耐えきれなかったという見方もできるかもしれないですけども、ああいう風に鹿島さんがスタジアムを味方にしてやってくることは想像できていたので、その前に点を取りたかったというのが本音です。
(相手コートでもう少しという話がありましたが、その辺で足りなかったところは?)
典型的なのは、後半、宮本が上がっていって落としたボールがずれてまた逆カウンターみたいに食らいましたけど、ああいうところでトヨにしっかりセットアップしておけばシュートで終われている。でもそれがずれて相手にチャンスを与えてしまうってところがまだまだ我々がゲームを取れない原因だと思いますし、 それ以外にもありましたけど、それが最初から完璧にできていれば今の勝点ではないと思うので、その辺は諦めないで選手と向き合ってやっていきたいと思います。
宮本 優太
マッチアップが鈴木優磨選手という中で、どれだけできるかっていうのはすごく自分の中でも楽しみでしたし、 そこまで多くの仕事はさせなかったのかなと思いますけど、勝てなかったので、もう少し何かできたんじゃないかと思う部分は多いです。前節、僕のところから失点して、本当にチームに迷惑かけたと思いましたし、 ディフェンスラインが失点を簡単にしていたら、勝てる試合も勝てないということは強く思っていました。最後に失点してしまいましたけど、流れの中から絶対失点させないっていう思いと、自分のところからは絶対に失点をしないように、90分間常に麻田選手と声を掛け合いながら、 ディフェンスラインでは良い関係性を作れていたと思います。鹿島さんが今までの伝統を築き上げてきた中で、今こうしてサンガが J1に復帰してから思い通りにいかないシーズンというのは、今まで積み上げてきたところの差が少なからずあると思います。そういうことに負けていられないのが今の現状ですし、そこで勝ち切れるサンガにならなきゃいけないと思います。
佐藤 響
押し込まれる時間が長くて、それを押し返す力っていうのが少し足りなかったという風には感じました。自分たちから主導権を握っているという時間帯が足りなかったと思うので、そこの時間を長くしていければ、自分たちが攻める時間も増えると思いますし、相手に攻め込まれる時間も少なくなると思うので、どれだけ自分たちが優位に立てる状況に持っていくかが大事だと思います。背後を狙ってくるのはわかっていたので、そこはうまく対応はできていたのかなと思いますが、失点シーンのところで少しミスマッチを作られてしまった部分もあったので、 セットプレーの続きをどういう立ち位置で継続するのか、そのまま元のポジションに戻るのかというところが、少しチームとして統一できてない部分があったと思います。前半、相手がやろうとしてきたことは、抑えることはできていたと思いますが、 その抑えたあとにどうやってクオリティを持っていくかが大事だったのかなと思います。