試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
春休み最後の日曜日ということで、小さい子ども達もたくさん声援をくれましたし、我々の勝利を楽しみにしてきてくれたサポーターやテレビの前で応援してくれた人たちにすごく申し訳ない気持ちでいっぱいです。
前半は相手コートに入り最後のフィニッシュまで行けた場面はありましたし、相手のPK をソンユン(ク ソンユン選手)が止めて、普通ならそこから一回盛り返してやれると思うのですが、警戒していたコーナーキックで点を取られたところで少し焦りが生まれ、結果的には早く動き過ぎたなというのもあります。早く動いて自分たちを活性化したいなっていう狙いに後悔はないですが、相手の一番のストロングな部分を出させてしまい、その3点が最後まで重かったかなという風に思います。
ただ、負けたとはいえ、全部の時間が悪かった訳ではなく、自分たちのやってきたことでチャンスを掴んでいるのも事実なので、そこをどうゴールに結びつけるか、我々と選手で一緒にやっていかなければいけないですし、それを悔しさに変えるべく、次に向かっていかなければいけないと思います。
練習やミーティングでも、決め切った方が勝つと言っていました。我々と磐田さんのどちらかが一方的に攻め、どちらかが一方的に守る展開にはならないと思っていたので、最後の崩しは狙い通りのところに入ってきてるだけに、最初のタイチ(原大智選手)のシュートを皮切りに、どれか1点でも決まっていれば展開が違ったなと思います。
それを嘆いていてもしょうがないので、自分たちが前半見せたパフォーマンスを得点につなげ、さらに後半はソリッドなチームを作っていくところも含めて、次の鹿島戦につなげていきたいなと思います。
(後半は前半ほどゴールに迫れていなかったという印象ですが。)
単純にセットプレーでやられた後の 10 分 15 分は慌てたというか、心理的にもあれだけ攻めてたのに失点してしまったところで、選手も自分たちもなんだろうって気持ちのままプレーしてたようには見えました。ただ、僕たちはそのまま最後の 15 分まで行って、そこで動くってチームではないですし、自分たちがリスクを冒して出て行くことで、相手のツートップの攻め遅れと3 点目はこちらの処理ミスだと思うのですが、そういうミスが失点につながるところで言うと、戦い方の統一は難しいですが リードされた時に前に出ていかず後ろでボール回してるチームはないと思うので、そういう意味ではバランスが少し崩れたようになるのは、少し仕方がないかなという風な風に思います。
(福田選手の鈴木冬一選手を入れ替えた狙いは)
トイチ(鈴木冬一選手)のところで時間を作ればシン(福田心之助選手)が上がれることもできるだろうし、ポジションを変えてからボールの起点作りでは相手も困っていたと思います。ただ、どちらにしてもゴールが取れなかったところで言うと、最後もトイチが切れ込んでユウト(安齋悠人選手)がシュートを打ったところ跳ね返されたり、そういったジュビロさんの集中力が素晴らしかったなと思います。我々にもチャンスがあっただけに、やっぱりそこで一つ二つ取らないとゲームは難しくなる印象ですね。
俺の交代するタイミングを含めて交代した後にやられたところで言うと、選手もちょっと気落ちしていたという風には見受けられましたけど、それはチャレンジした中での交代で言うと、ああいう失点は絶対に防がなければいけないですし、それはピッチにいる選手も感じてたと思います。まだまだそういうゲームを読むとか、自分たちが勝つためにピッチで割り切ってやるというところはもう少しやってもらいたいし、それを僕自身が促していかなければいけないなと思います。
マルコ トゥーリオ
いい形で始まったと思いますし、ゴールチャンスもありましたが決められなかった。最近の試合の中でも立ち上がりとしたらすごい良かったと思うんですけど、決めるチャンスを決めきれず、相手にゴールを許してしまってからは少し難しい試合になってしまったかなと思います。 そのまま結果的に相手にリードされたままの状態で終わってしまったんですけど、良かったところは引き継いで問題点はしっかり見直して、次の試合に向かっていきたいと思います。
(先日のガンバ戦、今日の前半とチャンスがあったと思うが)
確かにガンバ戦も含めてチャンスがあったと思います。それでも決めきれなかった。それを解決するには、やはり何かこう、魔法であったり、 急にってことはないと思うので、しっかりトレーニングを続けて、そういうところを決めきれるような力をつけていくしかないと思っています。1回入れば、そこからまたゴールの波っていうのは来ると思いますので、そこまでしっかり自分たちが取り組んでいることをしっかりトレーニングしていく、そして次のゴールチャンスを決める準備をしていくことだと思います。
(前半終了前にpkも止めて、いい流れの中で後半に入れたと思うが)
特に大きなメンタルの問題はなかったと思いますが、やはりゴールを取られるほど、難しくなったり、考えてしまうことがあるのは当然のことだと思います。 セットプレーのところで点を取られてしまって、それが少し自分たちのゲームを難しくしてしまった。その中で自分たちもまた取り返そうとしたところで0-2、0-3にされてしまうと、ゲーム自体がやはり難しくなってしまったと思います。
川﨑 颯太
前半PKを与えてしまった場面もありましたが、アグレッシブに相手の強力なフォワードに競り合った後もアラートにできていました。あのような流れを作ったのは自分たちですが、後半の最初から簡単にコーナーやフリーキックを与えてしまったり、そのような流れが少し良くなかったかなと思います。
自分たちがもっとアラートに、最初割り切るなら割り切ってでも、相手に競り合いなど特徴のある相手にコーナーを与えてしまったら、いずれあのようになってしまうと思っていたので、やはり最初の甘さが出たかなと思います。
相手が1、2 点目を取ってからかなり流れが良くなり思うようになったところがあると思いますが、そのように流れに乗らせてしまったのは、自分たちの甘さだと思いますし、自分たちがエネルギーを出せないとか、簡単に取られてしまう、ファールを与えてしまう、コーナーを与えてしまうところが何よりも甘さだなと思います。
(交代後の失点について)
混乱したとしても守るゴールは一つですし、最後やらなきゃいけないところはやらなきゃいけないと思うので、配置で混乱したからという理由で配置のせいにするレベルじゃないと思います。
最後自分たちがあそこを守りきると思ったらもう一度体を張れると思いますし、もう一度自分たちが声を出してもっと周りに伝えることもできたし、ふわりと入ってしまったというのは配置の問題というより、自分たちの中で準備の問題が大きいんじゃないかなと思います。
自分の存在感を出し切れる時間帯が少なかったかなと思います。豊川選手とも試合後に話をしましたが、左サイドで作って右サイドにあまりボールが回って来なかったというところもありましたが、うまく引き出せなかったというところもあると思います。
そうやって周りのせいじゃなくて自分の力量のところで、自分がもう一つこっちで流れを作れるんだよ、というのをチームメイトに示せたらもっと回ってきたと思います。自分も豊川選手も福田選手もそうだと思うし、結構悔しい試合になってしまいました。
Jリーグは続くので、ここでチームメイトに託してしまうところはキャプテンとして残念な気持ちではありますが、この悔しさの中、特にメンバーに入れなかった選手が俺だったらできるのにという気持ちでいると思うので、そのような競争をこれからも続けてくれると思います。
僕が離れてる間、僕がスタメンを確約されているわけでもないので、サンガに帰ってきたらまた一からの競争で、自分がカタールで学んだものを見せなきゃいけないと思います。
カタールには学びに行くだけでもないですし、やっぱり自分がチームに合流するという気持ちも含めて、全ての、沢山のことを自分に求めながら、全力で毎日やっていきたいと思います。