試合情報

Instagramでも、フォトギャラリーをチェックしよう!
@kyotosanga_official

ハイライト

  • 監督コメント
  • 選手コメント
曺 貴裁 監督

今日は湿度が高く、蒸し暑い厳しい気候の中、両チームの選手が最後まで脚を止めずにプレーしました。もちろん、こういう試合で点を取って勝点3を獲るのが理想ですが、リーグ前半戦で鹿島さんと対戦した時の反省を踏まえ、今日は出場した選手が全員ファイティングスピリットをよく出してくれました。あとは自分たちがボールを奪えそうになった後のひとつふたつのパスが味方に渡っていれば、チャンスになる場面がありました。まだ、みすみす相手にボールを渡してしまうところがあるのですが、トライをしている中でこういう過程があると考えています。鹿島さんとアウェイで引き分けたのは私の監督人生で初かもしれませんが、勝つというのが本当に難しいスタジアムで、ひとつ前進した結果を出せたと思います。今日は本当に試合に出た選手全員、そしてサンガタウン城陽に残っている選手全員の力で勝点1をもぎ取ったので、これを次のガンバ大阪戦につなげたいと思います。


●最終ラインの枚数を変えてから攻守ともに流れを掴みましたが、後半の狙いを教えてください。


鹿島さんが予想以上にシンプルに両サイドの裏にボールを出して、拾っていくということを徹底していました。前半、前の3人、中盤の3人、そしてディフェンスラインの距離が開き、こぼれ球を拾われていたので、もう少し前で蓋をして、長いボールに強い選手を入れ、跳ね返してひと山越えることができればチャンスを必ず掴めると思っていました。特に後半最初の10分〜15分は良かったと思います。ただその後は、岩政大樹監督の指示もあったかと思うのですが、鹿島さんが慣れてきて五分五分より少し分が悪い展開になってしまいました。しかし、最後までディフェンスラインを下げず、決定的なシュートを打たれない展開に持っていけたのは、練習の成果だと思います。


●川﨑颯太選手が日本代表から帰ってきて初めての出場でしたが、評価をお願いします。


帰ってきてずいぶん顔つきが良くなり、戦う顔をしていました。今日は久々の試合だったので少し早めに交代させましたが、それもプランの中にあったことです。彼はサンガの中心選手のひとりですが、若い年代だから代表のチャンスを与えられたのか、常にチャンスをもらえるのかは、彼だけでなく、我々指導者と京都サンガF.C.がどれだけ上を目指せるかに懸かっているので、ソウタ(川﨑颯太選手)だけでなく、サンガに所属する選手全員がひとつでもふたつでも自分の成長につながるようなきっかけを与えてあげたいと思います。


●前回の対戦の反省を踏まえたプランの内容を教えてください。


鹿島さんの強みは前の選手のボールの収まりと、後ろの選手の球出しの良さだと思っています。そこを簡単にやらせてしまうようでは押し込まれてしまうだけなので、自分たちがどういうプレスをかけ、どういうふうに拾うか、あるいは拾う距離が大事だと考えていました。そういう意味で前半の距離感と後半の距離感を変えるために配置を変えたのですが、相手は最初戸惑ったように見えました。今のサッカーはマルチなポジションでプレーできる選手がいるチームが勝ち残っていけるので、その部分では今季の開幕の頃より少しできることが増えたという印象があります。

井上 黎生人
23 DF
井上 黎生人

久しぶりの無失点でしたが、これぐらいはできると思っていたので、自分たちの価値を証明できたと思います。こういう試合を勝ちに持ってこれるかどうかが今後の課題になりますし、こういう試合で勝てるようなチームになれば、もっと上に行けるはずです。今日は負けなかったことや無失点だったことは良かったかもしれませんが、勝てていないので満足できる結果ではありません。また、これからも結果にこだわってやっていかないといけないと思います。(今日の守備の狙いについて)鹿島さんは球際で当たりが強く、開幕戦はそこでやられてしまったので、同じことの繰り返しはやってはいけないと、そこはしっかりファイトしました。あと、前に起点をつくらせなかったことは今後も続けていきたいと思います。これをベースに、今日の結果に満足することなく、引き分けの試合を勝ちにもっていくことができるよう、励んでいきたいと思います。

続きを読む
川﨑 颯太
7 MF
川﨑 颯太

まだコンディションは100%ではありませんでしたが、できる限りのことは100%出せたと思います。今日は60分と少ししかプレーできなかったので、次はもっと長い時間、もっと良いプレーをしたいです。今日は開幕戦でやられてしまったデュエルの部分を意識していました。また、ゴール前に運ばれても粘り強く身体を張ってくれた後ろの選手たちのおかげでもあります。また、木下康介選手ら前線の選手が前から守ってくれたおかげで相手のプレーに制限がかかり、相手を自由にさせなかったことが大きかったと思います。そして、後半、もう一度ギアを上げて臨んだことで、セカンドボールを良い状態で拾え、前を向いてプレーできるようにもなりました。今日は全員が身体を張ってプレーしましたし、途中交代で下がった選手も含めてベンチからもしっかり声かけをして、全員の気迫が表れた試合になったと思います。

続きを読む