試合情報

9月23日(土)は京都サンガF.C.にとって9月唯一のサンガスタジア by KYOCERAでのホームゲーム明治安田生命Ｊ１リーグ第28節・サンフレッチェ広島戦が行われました。試合は序盤から互いに積極的にボールを奪う姿勢や球際の強さ、素早い攻守の切り替えを見せ、引き締まった展開に。後半、次第に圧力を高めてくる広島でしたが、52分に一瞬の隙から生まれたチャンスを豊川雄太選手が決めてサンガが先制。その後、広島の猛攻を受けるも、ピッチに立つサンガの選手たちが高い集中力と臨機応変な対応でゴールを守り切り、1-0で広島から14年ぶりの勝利を挙げました。

そして今回迎えるのは9月最後の試合。アウェイでサガン鳥栖戦に臨みます。前節の広島戦でサンガが勝利し、鳥栖がＦＣ東京に敗れたため、現在の順位はサンガが勝点33の13位、鳥栖は勝点32の15位。ここからの浮上を懸けて両者の意地が激突します。

鳥栖は前節のＦＣ東京戦で前半に2点リードしながらも、後半に逆転されるという苦い結果になりました。しかし、前半はダブルボランチの絶妙な配球に前線の選手が反応するなど、鋭い攻撃が光っていました。サンガとしてはボランチからの配球に加え、ゴールキーパーからのビルドアップ、かつてサンガでプレーした堀米勇輝選手、岩崎悠人選手らによる仕掛けなど、警戒すべきポイントは随所にあります。まずは相手よりも一歩先に出ることや、球際の激しさ、運動量など、ベーシックな部分で上回るところから試合の流れを掴みたいところです。

サンガは4月23日(日)に行われた前回の鳥栖との対戦では幸先良く先制したものの、試合の流れを掴めず悔しい敗戦を喫しました。しかし、最後まで諦めない姿勢を見せ続けたのもこの試合。そこからどれだけ成長し、勝利に値する戦いができる集団となったか。それを証明するのが今回のゲームではないでしょうか。