試合情報

8月6日（土）の第24節柏レイソル戦は試合終了間際に失点し、ホームのサンガスタジアム by KYOCERAで悔しい逆転負け。続く８月13日（土）に予定されていた第25節川崎フロンターレ戦は台風８号の影響により中止となりました。京都サンガF.C.にとって第27節清水エスパルス戦は３週間ぶりの公式戦となりますが、順位浮上のためには６ポイントマッチともいえる重要な一戦となります。

清水は一時最下位に沈んでいた時期がありましたが、この夏、ゼ・リカルド新監督が就任後、元日本代表の乾貴士や北川航也、外国籍選手のヤゴ・ピカチュウらを獲得し、戦力の大幅補強を図りました。これが功を奏し、ここ10戦は4勝3分3敗で勝ち越し、大きく勝点を伸ばして勝点28の11位にまで浮上しました。対するサンガは勝点2差の14位。是が非でも勝利を収めて順位をひっくり返したいところです。

サンガは公式戦が行われなかった間に新型コロナウイルス感染症で離脱していた選手たちが復帰し、ハードな練習もこなしてきました。アラン・カリウス、パウリーニョら新加入選手にとってもサンガのサッカーに順応するための有意義な時間だったと言えます。チャンスを確実にものにするという課題にも取り組んでおり、清水戦はその成果が試される時。また、清水は後半に猛攻を仕掛けるという試合展開が多く、サンガディフェンス陣の奮闘にも期待がかかります。

サンガファン・サポーターの皆さんにとっては、新加入のアラン・カリウスとパウリーニョのデビューと活躍、得点王争いを繰り広げているピーター・ウタカの爆発が楽しみなところですが、サンガの武器はそれだけではありません。Ｊ１初挑戦の選手が多い中、ここまでやってきた「成長力」、自分たちのサッカーを築き、貫こうとする「情熱」を、この一戦で余すところなく表現することができれば、おのずと勝利、そして浮上への糸口はみつかるはず。