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あんちゃんレポート(5/19~5/22)

2021/5/22| トップチーム

1シーズンの中でしびれるような状況で戦える試合は、そう多くありません。もちろん42試合すべてが重要で、どのチームに勝利しても、もらえる勝点は3です。

そんな中で、目の前の試合にベストを尽くし、結果を残して来たチームだけが経験できる舞台があります。それが上位対決です。リーグ戦の3分の1が終わったところでまだまだ佳境とは言えませんが、明日・5月23日(日)アウェイでの開催となる第15節アルビレックス新潟との上位対決を選手たちには存分に楽しんでもらいたいですね。

5月20日(木)のトレーニングでは、曺監督から「新潟戦に向けて大事なことは、“持ってる力をいつも通り発揮すること”」と話されました。それを踏まえた上で、今週できることとして要求されたのが、“技術に魂をつける“ということ。「走ることや球際での戦いと同じ温度で、テクニックやパススピードにも魂を込めて。自信を持てるようになれば必ず勝点3に近づくことができる」魂やメンタルはプレーに表れます。弱気なプレーや恐怖心が見えるプレーは、サンガのスタイルにマッチしません。これまでと同様に自信を持ってチャレンジする姿勢が、勝利への鍵だと踏んでいるのではないでしょうか。

今週のトレーニングも攻撃面がメインでした。サンガのストロングをどのようにバージョンアップしていくのか?ここ最近の対戦相手がサンガ対策をしてくる中で、自分たちのサッカーに常にフォーカスできていることは、選手からすればやりがいを感じられる環境だと思います。

もちろん対戦相手のスカウティングは重要で、ストロング、ウィークを把握して試合に挑むべきですが、対戦相手に依存しすぎると自分たちのサッカーが見えなくなったり、チームとしての積み上げを得られなくなるように思います。自分たちにフォーカスして主体的にプレーすること。これは簡単そうでなかなか難しい事なんです。なぜなら相手に勝たないといけないから。優勝や昇格という目標があるから。ただ、今のサンガは勝点を積み上げながら自分たちのサッカーに磨きをかけています。この先、紆余曲折もあると思いますが、常にサンガが主体的にプレーするチームであり続けたいですね。私はそのようなチームのサッカーが魅力的だと思います。

明日は曺監督の言う通り、いつも通りのプレーをすることが一番重要だと思います。個人的には、さらに上位対決に勝つというモチベーションをプレーにのせることが試合の苦しい場面や時間帯で力を貸してくれるのではないかと感じています。明日の新潟戦に勝利し、自分たちの進む道に確かな自信を掴んでもらいたいですね!ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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