あんちゃんレポート(5/16)
2021/5/16| トップチーム
本日・5月16日(日)、第14節水戸ホーリーホック戦も多くのご声援をいただき、ありがとうございました、そしてサポーターの皆さんからの横断幕ありがとうございました!これからも共に京都サンガF.C.を盛り上げていきましょう!
今節も見どころの多い試合となりましたね。最も注目されたポイントはチーム得点王のピーター・ウタカ選手不在がどのようにチームに影響するのか?ではないでしょうか。
試合は立ち上がりから水戸の積極的なプレスに苦しみ、細かいミスも目立ち、なかなか思うように相手コートにボールを運べなかったように思います。ただこの時間帯に失点をしなかったことは大きかったですね。そんな中、水戸のプレスが少し緩くなった隙を今日の京都サンガF.C.は逃しませんでした。右サイドで落ち着いてボールを動かし、最後は飯田貴敬選手のクロスを李忠成選手がスルーし、最後は福岡慎平選手がゴールに突き刺しました。見事なコンビネーションから生まれたビューティフルゴールでしたね!この得点シーンもそうですが、今日のサンガはゴール前でのコンビネーションや動きのアイデアが多く見られました。トレーニングでやってきたこと、常に自分たちをアップデートしていく姿勢が表れていましたね。
開幕戦以来、先発出場した李選手は得点シーンやビックチャンスに絡み、前線からの献身的な動きでチームを活性化させていました、また中川寛斗選手はじめ曽根田穣選手、武富孝介選手と最近出番から遠ざかっていた選手たちが堂々とプレーする姿は、“サンガタウンでの戦い”の価値を証明しているのではないでしょうか。
今日の試合は総じて見れば、ウタカ選手不在を感じさせない試合になったと思います。
今日、私が立ち上がって1番興奮したシーンがあります。それは、途中出場した本多勇喜選手の「後半アディショナルタイムに見せたシュートブロック」です。今日の本多選手のプレーはパーフェクトだったと思いますが、私は特に驚くことはなかったです。本多選手の能力からすれば自分のプレーをしただけで、おそらく本人に聞けば「当たり前やろ」と素っ気なく答えるでしょう。ただ、スタートからピッチに立てない本多選手の想いと重なり、あのビックプレーはものすごく胸が熱くなるものがありました。さらに、曺監督が試合後、選手たちに「本多のシュートブロックは泣きそうになった。色んなことを感じて学ばなければならない」とおっしゃっていました。
こんな言い方をしたらおこがましいのかもしれませんが、選手経験があり、今、プレーヤーたちに近い存在の自分だからこそ分かるスポーツの醍醐味の一つなのかもしれませんが、一方でこのようなことは私だから伝えていけることだとも考えています。
選手たちの想いや背景を想像し、感じて試合を見てみると、また別の感動が生まれるように、今日の本多選手のビッグプレーからはスポーツや競争から生まれる感動を教えてもらいました。ではまた^^
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■ライター(あんちゃん)紹介
京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)
[プロフィール]
関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。
生年月日:1984年10月8日
出身地:滋賀県
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