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あんちゃんレポート(3/23~3/27)

2021/3/27| トップチーム

3月23日(火)のミーティングで3月21日(日)に行われた第4節ホーム(サンガスタジアムby KYOCERA )ジュビロ磐田戦の反省が中心に行われました。データ上では主要な局面で磐田を上回っていたが、結果として勝点1も獲得できなかった。ではどうする?という分析がされました。曺監督からのメッセージは

“さらにパワーアップして圧倒する事”

“チームとしてどういう姿になりたいのか?それが明らかに変わるという意味だ”

京都サンガF.C.が目指しているのは攻守において攻撃的でアグレッシブなサッカーだと思います。目指すサッカーが自分たち主導で展開できるチームは強いし魅力的なチームです。

“圧倒する”や“明らかに変わる”というのは相手に依存せずに自分たちのサッカーに没頭できるような試合をすることではないかと感じています。目指すものは一朝一夕で表現できるようなサッカーではありませんが、その片鱗はこの短い期間でも見せてくれていると思います。勝点を積み重ねながらチームを成熟させていくことはすごく難しい事ですが、今の京都サンガF.C.には信念が見えるのでブレずに突き進んでくれるでしょう。

3月24日(水)第3節アウェイ(NACK5スタジアム大宮)大宮アルディージャ戦は3月13日(土)に雷雨で中止された試合の続きという事で、前半19分から始まる特殊な状況でスタートとなりました。前半は要所要所で良いコンビネーションや印象的なシーンもありましたが、悪いボールの失い方やピンチもあり終盤には失点をしてしまいました。全体的にエネルギーが出し切れていない印象でした。後半は打って変わってギアが1段階上がり、結果最後のピーター・ウタカ選手のゴールに結びついたように感じます。難しい状況の中でもチームとして勝ち切ったことはもちろんですが、個人的に嬉しいと感じたのは途中出場した中野克哉選手です。第4節のジュビロ磐田戦では失点に繋がるミスをしてしまい、色々な思いを抱えていたと思いますが、この大宮戦では素晴らしいプレーを披露しました。過去から学び、ミスを恐れずにチャレンジする姿にサッカーをプレーする責任を感じました。また試合後、失点に絡み、涙していた荻原拓也選手も中野克哉選手同様またひとつ大きくなって帰ってきてくれるでしょう。

サッカーにミスはつきものです。チームによっては決定的なミスをした選手を次の試合で起用しない事やメンバー外にするという事は多々あります。それだけプロの現場において試合中の1プレーには重い責任があるという事です。それが勝負の厳しさとも表現できると思います。しかし、今の京都サンガF.C.にはミスを許容する姿勢やチャレンジを称えるマインドがあります。大宮戦後のピーター・ウタカ選手の振る舞い、サンガタウンでの李忠成選手や森脇良太選手の姿勢は尊敬に値します。ベテラン選手をはじめこの姿勢こそがチームのアグレッシブさの原動力であり、今の京都サンガF.C.の良さではないでしょうか。

明日の相手はブラウブリッツ秋田です。J3から昇格してきたチームでカテゴリーは違えども昨年のチャンピオンチームです。初のJ2の舞台でのホーム開幕戦でモチベーションは高いはずです。リスペクトし過ぎる必要はありませんがしっかりと自分たちのプレーに集中する必要があります。連戦という厳しい状況でもタフに圧倒する試合を展開してくれることを期待しています。ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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