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あんちゃんレポート(3/13~3/20)

2021/3/20| トップチーム

この季節は卒業や別れのシーズンですね。振り返ると私自身も小学校、中学校、高校、大学と卒業する時の心境というのは今でも覚えています。寂しい思いもありましたが、その都度、区切りをつけて立ち止まることなく前に進むことで成長してきたように感じます。そしてそのそばにはいつも指導者の方や仲間の存在がありました。そう考えると自分自身もいろんな方の未来に触れて生きているのだなと感じます。

「一期一会」出会いを大切にして、常に何事にも誠実であり、いいエネルギーを与えられる存在でありたいと思います。

「現状維持は後退である」というウォルト・ディズニーの有名な言葉がありますが、現状に満足することなく常に矢印を自分に向け、チームとともに1日1歩でも成長したと言えるように毎日を過ごしたいと思います。

3月13日(土)第3節アウェイ(NACK)大宮アルディージャ戦は、前半18分に流れるようなコンビネーションから最後は今季初先発の武富孝介選手のゴールで先制しました。しかしその直後、雷雨により中止が決定し、24日(水)への順延が決定しました。私の率直な感想では、あのまま試合が続行されていたら京都サンガF.C.にとっては素晴らしい展開になっていたのではないか..という思いもありました。

3月16日(火)のトレーニングでは曺監督から大宮戦について「誰も予想のつかなかった出来事だけど、この経験をどう生かすかも自分たち次第」と話され、そして先週に引き続き、更に意欲的になる事を求めました。また3月19日(金)のゲーム形式のトレーニングの最中には、曺監督から「責任を回避するな」と檄が飛び、選手たちにもっと主体的にプレーすることを求めました。今週と先週は一貫して、選手たちにさらに意欲的になる事を言い続けてきたように思います。サッカーが上手いだけでも、もしかしたらプロになれるかもしれません。しかし、勇敢なメンタリティがないと絶対に活躍はできません。これは私がプロ生活で感じてきたことです。

少し話は変わりますが、今週にA代表とU24代表が発表されましたね。そこにサンガの選手の名前は1人もありませんでした。曺監督は何人かの若手選手に「どう思った?」と問いかけたそうです。すると若手選手たちは「同年代が上のカテゴリーにも選ばれていて、悔しいです。」そして「でも今のチームで努力を続けていたら必ずチャンスはあると感じています。」と話しました。その話を聞いて曺監督は安心したと言われていました。

若手選手たちが胸に秘めている反骨心は必ずいいプレーヤーへと成長させてくれるでしょう。ただその気持ちは常に持ち続け、プレーで表現しなければなりません。そんな中、3月20日(土)のトレーニングでは普段見せないようなゴールを見せた選手もいました。そのシーンはプレーする意欲や自信を感じた瞬間で、この2週間でチームに求めていた姿だったように感じます。

明日3月21日(日)第4節ホーム・サンガスタジアム by KYOCERAで行われるジュビロ磐田戦は、プレーする意欲に溢れた姿が見られることを期待しています。また、この1戦の戦い次第で、チームの成長が加速するような気もしています!そしてなにより、サンガスタジアム by KYOCERAでのホーム初勝利をみんなで喜びたいですね!!

ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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