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【沖縄キャンプ】あんちゃんレポート最終回(2/6)

2021/2/6| トップチーム

沖縄キャンプ12日目の2月6日、キャンプレポートはこれで最後です。ここまでたくさん読んでいただきありがとうございました!僕自身もレポートを作りながらすごく勉強になりましたし、楽しみながら書くことができました。では最後のキャンプレポートに移ります。

今日のトレーニングは午前の1回のみ、戦術的なトレーニングとセットプレーを行いました。

戦術的な事は、チームとして絶対にやらなければならない事の確認。それはカウンターを受けた場面で、全速力で自陣に戻るという事。凄く単純で言葉で表すのは簡単な事ですが、非常に重要な規律です。

例えば、2018年ロシアワールドカップの日本vsベルギー戦でロスタイムにベルギーにカウンターを許し失点したシーンを皆さんも覚えていますか?あと1秒でもベルギーよりも速く反応して全速力で自陣に帰っていればもしかしたら日本はベスト8に勝ち上がっていたかもしれません。

パスは正確に出す、シュートは枠内に打つ、ピンチには全速力で帰る。当たり前のことをどれだけこだわってやれるかは、ミスがつきもののスポーツにおいては永遠の課題です。今シーズンの京都サンガF.C.の試合を観戦した時には、カウンターを受けた時のチームの反応にぜひ注目して見てみてください!


セットプレーのトレーニングでも、同じように規律の重要性を話されていました。曺監督は「原則は守れ、ただし応用は認める」と自分たちが共通の基準でプレーし、その中で相手の変化に対応する事を求めました。

セットプレーはどのチームも相手を研究し変化をつけ、わずかな隙を狙いゴールを目指します。「そういうところにこだわれたら必ず隙は無くなる」と曺監督がおっしゃっていた通り、いかに隙を作らずに変化に対応する事ができるのかがセットプレーでの失点を減らす鍵だと思います。

明日はキャンプ最後のトレーニングマッチです。残念ながら観戦することはできないのですが、必ず良いトライをしてくれると思います。この沖縄キャンプを見てきてチームが明確なコンセプトのもと、自分たちのスタイルを作り上げていく様子を間近で感じて来ました。曺監督が新体制で掲げた「HUNT 3」、まさしくその言葉を体現するようなチームになっているのではないでしょうか。まだ今シーズンが始まって3週間ですが、ここまでのチームの仕上がりは期待していいと思います。もちろんこの先いい時も悪い時もあるでしょうが、自分たちの可能性を信じる価値のあるチームだと感じました。

最後に、私を含めて選手をサポートする側のこれを読んでくれている方たちへ、

今は満員のサンガスタジアムを作り出すことはできないですが、必ずみんなで満員のサンガスタジアムを作りましょう!その前にまずJ1に上がらないと、という意見は私はあまり好きではありません。成績とリンクすることは間違いないことだと思いますが、じゃあ、サポートする側は何もできないのかなと感じます。ブランドアンバサーという役割をいただいていますが、私だけの力では京都サンガF.C.の価値を上げることはできません。それには皆さんの力が必要です。皆さん1人1人がアンバサダーとして私と一緒に京都サンガF.C.の価値をあげていただきたい。そのような関係を築けたら素敵だと感じています。このキャンプを通じて、その思いがより強くなりました。選手たちの頑張りに負けないように、そして京都サンガF.C.全体の可能性を活かせるように、これから活動していきたいと思います!今日まで読んでいただきありがとうございました!!

ではまた逢う日まで^^(明日はサンガカップでサンガスタジアム by KYOCERAに行ってきます!)

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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