【活動報告】京都サンガF.C. SDGs14「海の豊かさを守ろう」ビーチクリーン&トークイベント
2023/7/11| 取組事例 スポンサー
このたび、SDGs14「海の豊かさを守ろう」に関するビーチクリーン活動やトークイベントを2023年にホームタウンに加わった京丹後市の網野町にある八丁浜にて実施しました。
この活動は、昨年に続き2回目の実施で、「2023京都サンガF.C.ビーチサッカーフェスタ in 網野」に参加した京都サンガF.C.スクール生と地元サッカークラブの子供たち約60名に加え、各クラブの指導者やご協力団体にもご参加いただきました。
また、この取り組みはクラブの活動にご賛同いただいた株式会社京都銀行様、株式会社西村製作所様、協栄産業株式会社様にご協賛のもと実施させていただき、各社の皆様にもご参加いただきました。ご協賛各社の皆さまと共に少しでも社会課題の解決につながる取り組みを続けていきます。
開催概要
開催日 | 6月25日(日) |
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場 所 | 京都府京丹後市網野町 八丁浜 |
協 力 | 京丹後市サッカー協会、NPO法人網野スポーツクラブ、京都府、京丹後市 |
スペシャルトークゲスト
丹後エクスペリエンス 代表 八隅 孝治さん 元京都市消防局の消防士。2019年に家族4人で京都市から京丹後市へ移住。地域おこし協力隊としてまちの観光を活性化させるため丹後エクスペリエンス起業。移住し、海が身近な存在になったことがキッカケで『海ゴミ』について考えるようになり、ビーチクリーンイベントやオランダ生まれのプラスチックリサイクルプロジェクト『Precious Plastic』を始める。現在、教育機関や企業に向けて、海ゴミやプラスチック問題についての講演や研修を行う。 |
活動内容
ビーチクリーン活動
八丁浜には海水浴シーズン以外でも砂浜を楽しんでもらおうとフットサルコートが設置されており、網野町サッカー協会の皆さまが毎年きれいに整備しています。それでも、流木など自然界のものや、ペットボトルや発泡スチロールなど人間が作り出したものもが海から砂浜に流れてきます。実際にごみを拾うことで海洋ゴミの多さや、その種類の多様さから海洋ごみやプラスチック問題に関心を持つと同時に、ガラスや木片などでケガをするリスクも減らすことができました。
昨年に比べて大きなゴミが少なく感じましたが、その理由はコロナが落ち着き、地元の多くの方々がビーチクリーン活動を再開されているおかげだとお聞きしました。きれいな海を大切にする心が少しでも広がっていくことを願い、この活動を継続していきたいと思います。
SDGs14「海の豊かさを守ろう」スペシャルトークイベント
ゲストには、京都市から京丹後市に移住し、海洋ゴミやプラスチック問題に取り組んでいる八隅孝治さんにお越しいただき、海の豊かさを守るために私たちには何ができるのかをお話いただきました。
参加者のなかには小学校の低学年の子供たちも多くいたので、「ここにあるゴミはどこから来たの?」「みんなは何ができるの?」など、クイズ形式で大変わかりやすく語りかけていただき、みんな積極的に手を挙げて答えくれました。
何ができるかの答えとして、リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再資源化)の「3R」や、リフューズ(受け取らない)、リターン(回収)、リカバー(回復)を加えた「6R」を耳にしたことがあるかもしれないけど、一番大切なこととしてリスペクトを加えて欲しと語りかけてくれました。
リスペクトを「尊敬する」「敬う」だけではなく、「大切する」という意味も付け加え、自分が手にするまでに作った人や、贈ってくれた人などの思いを考えれば、もっと大切に使いたい気持ちになるということを教えたくれました。
「もの」を大切に使うことでゴミの量が減るというシンプルなことですが、人類が抱える大きな課題も、このような小さな活動がきっかけとなり、一人ひとりの行動が変わり、解決への第一歩になると思います。