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あんちゃんレポート(6/22~6/25)

2021/6/25| トップチーム

6月19日(土)開催の第19節ツエーゲン金沢戦に2-1で勝利できたことは、間違いなくチームに好循環を生みました。リーグ戦3試合連続引き分けという状況にもがきながらも、チーム全員の努力によって勝利という形で前進できたことは、チームが持つポテンシャルを結果で証明したのではないかと感じています。

ここ2週間のトレーニングの様子は6連勝中の期間より、クオリティも熱も高いものでしたし、曺監督が“サンガタウンでの戦い”と形容されるように激しい紅白戦などはとても見応えがありました。チーム全員が状況を好転させようとする姿勢が勝利という形で報われたことは嬉しく思います。

6月22日(火)のトレーニング前に、曺監督から「常に試合と連動させ練習していき、選手同士の対話を大事にしていく」と今週のポイントを述べられました。試合と連動させて練習させていくという事は、非常に大事なことです。よく指導者の方が「練習のための練習をするな、試合のための練習をしよう」とよく言いますが、それは緊張感や強度の違いだけを表しているのではありません。私は“想像すること”が試合のための練習だと思います。

例えば、ボール回しにしても試合を想定しながらどの位置でプレーをしているのか考えながらプレーするのと、ただボールを取られないように回すのではプレーの選択が変わってきます。それを意識する事が責任感のあるプレーヤーへの第一歩ではないでしょうか。

6月24日(木)のトレーニングではどのように相手を圧倒していくのかを再確認し、選手たちには自信をもって自分たちにフォーカスしてプレーすることを求めました。圧倒の意味とは優れた力で他の物を押さえつけるという意味があって、サンガのストロングで相手のストロングを出させない試合運びを目指すことでしょう。

また6月25日(金)のミーティングでは、曺監督から武道や茶道で良く使われる「守・破・離」という言葉で、チームに圧倒するという姿勢を再度求めました。

「守・破・離」とは簡単に言えば、

守=言われたことを忠実に遂行すること 

破=基本から応用へ発展し、枠を広げていくこと

離=そこから新たな型を生み出すこと

チームは今、成長するための次のステージを迎えているのでしょう。守の姿勢だけではなく破の姿勢でプレーすることが、サンガがこれからさらに向上していく為の重要な気概かもしれませんね。監督、コーチ、選手たちの努力によってHUNT3のNに込められたNEW BORNを意味する新しい京都サンガF.C.へと生まれ変わりましたが、ここからさらに枠を広げていき新しい型にチャレンジしていく事を想像するとワクワクしますね!

明日・6月26日(土)第20節ファジアーノ岡山戦でサンガの選手たちが圧倒するためのチャレンジをぜひ注目してみてください!プレーの節々にそんな想いが溢れるような姿を、きっと見せてくれるでしょう!ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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