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あんちゃんレポート(6/16~6/18)

2021/6/18| トップチーム

6月16日(水)。今シーズン、初めて週の始めにミーティングが行われました。

©︎︎︎KYOTO SANGA F.C.

6月13日(日)の第18節ザスパクサツ群馬戦の反省から、どう学び、どこをフォーカスして進んでいくのか?本当にやるべき事をやっているのか?目指すところはどこなのか?曺監督からは自身の反省も含めて選手たちに「勝ちたい気持ちをピッチに落とせ」「これからの本気、自立、どう取り組むかを見ていく」と話されました。

©︎︎︎KYOTO SANGA F.C.

この中では、特にピッチ上で強さを示すことが重要だとされていました。

心構えや振る舞いはプレーに表れます。私がこの日のミーティングを聞いて想像したのは、ラグビーの史上最強とも言われるニュージーランド代表オールブラックスが試合前に行う有名な儀式である「ハカ」が浮かびました。戦いの前に、部族の強さや結束力を表現し、自らの舌をだしたり体をたたいたりして踊ることで、国や民族、チームの一員としての誇りを与え、士気を高めます。

相手に勝つというのはもちろんですが、ピッチ上で自分たちの強さや誇りを示すことが本当の強者だと思います。「ハカ」を見るたびに責任、覚悟、誇りなどからにじみ出る闘争心が見えて泣きそうなほど感動しますし、競技は違えど、スポーツを生業とした人たちなら、必ず燃え上がるような気持ちになるのではないでしょうか。

ピッチ上でダイレクトに強さを表現する「ハカ」のように、曺監督も選手たちに圧倒的で隙の無い90分を目指すことを求めたのだと思います。そして、それを体現する事が可能な選手たちだからこそ、求めるものも高いのではないでしょうか。

©︎︎︎KYOTO SANGA F.C.

今週のトレーニングは、選手たちの意識によって非常に強度が高く見えました。

順位は首位、13試合負けなし。この状況から来る慢心は感じさせず、次のツエーゲン金沢戦に向けてのトレーニングというよりは、前節・第18節群馬戦の悔しさや京都サンガF.C.が今よりも強いチームになるためにバトルしている姿に見え、非常に見応えがありました。

さらに、今のままでは不十分という意識がトレーニングの雰囲気から感じられ、3試合連続引き分けというモヤモヤとした感覚を払拭してくれる期待感を、チームの様子から感じました。

©︎︎︎KYOTO SANGA F.C.

今、サンガは、大きく成長できる階段が目の前に現れているように感じます。このチャンスをものにし、階段を駆け上がる事が出来るのか?明日・6月19日(土)の第19節アウェイでの金沢戦は、自分たちの真価が問われる一戦になるのではないでしょうか!

ではまた^^

©︎︎︎KYOTO SANGA F.C.

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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