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あんちゃんレポート(5/1)

2021/5/1| トップチーム

さっそくですが、今日の第11節愛媛FC戦を振り返ってみましょう。キックオフからサンガの攻守において、推進力で圧倒する場面が多く見られました。そんな中、前半5分に宮吉拓実選手のゴールが生まれました。このゴールシーンで素晴らしい点は、宮吉選手が常にボールに関わり続けている事です。ボールを奪ってからゴールシーンまでの宮吉選手のタッチ数は1回ですが、常にボールを受けられるように相手と仲間を見ながらポジションを変え続け、最後は相手にとって一番危険なエリアに侵入していきました。パスが相手にあたってコースが変わり宮吉選手の元に来ましたが、常にボールに関わり続ける意識がなければあのポジション取りはできていないでしょう。プレーする意欲が表れていた素晴らしいプレーでしたね。

2点目のシーンは、奪ってからゴールまで全てが相手ゴールを意識されているプレーで、無駄がなかったですね。愛媛がポジションを修正する前に、すべてのプレーが選択されていました。武田将平選手のスルーパスと松田天馬選手の動き出しからのフィニッシュは100点でしたね。ただ、前半終了間際の失点は、一瞬足が止まりました、ゴール前には人数がいましたが危険なエリアを埋めることが出来ませんでしたね。

ハーフタイムには、雷雨により約50分の試合中断となりました。後半はその影響が出たのか、少しコントロールミス、集中を欠いたプレーや出足のところで劣勢を強いられました。しかし流れが良くない中でも追加点が取れることが、今のサンガの勝負強さです。ヨルディ・バイス選手の得点力は凄いですね。「なんでそこにおるねん」一瞬思いましたが、「そこにいてくれてありがとう」という思いにすぐ変わりました。その後セットプレーからの失点があり押し込まれる展開もありましたが、粘り強く勝利に繋げました。

リモートマッチとなった今節の愛媛FC戦。苦しい展開になりながらも勝点3を獲得出来た事は、チームとして本当に大きな勝利だと思います。選手、スタッフだけではなく、画面越しに応援してくださった皆さまの想いが勝利を呼び込んだのではないでしょうか。

少し私が今日感じたことを忘れないように書きたいと思います。

昨年の無観客試合では私は選手としてプレーしました。そして今年は、支えるスタッフ側に役割が変わりました。その中で変わらず感じたことは、本当に色々な方に支えられてお互いが成り立っているという事を再認識させられた事です。愛媛FCに勝利してくれたチーム、リモートマッチを精一杯盛り上げてくれたクラブスタッフの方たち、横弾幕・応援メッセージや動画でチームにパワーをくれたファン・サポーターの皆さん、そして京都を支えてくださるスポンサーの皆さん、サンガに関わるすべての人の重要性とありがたみを痛感しました。

サンガスタジアムby KYOCERAは慣れ親しんだ光景ではなかったですが、勝利の喜びを感じながらも、スポーツの力、そして夢や希望を与えるサッカークラブのあるべき姿を考えさせられた非常に意義のある1日でした。ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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