試合情報

Instagramでも、フォトギャラリーをチェックしよう!
@kyotosanga_official

ハイライト

  • 監督コメント
  • 選手コメント
曺 貴裁 監督

先日のJ1リーグの試合も見ましたが、勝負の綾というか、際を取った方が今日の試合に勝つなと思っていました。前半と後半のそれぞれの自分たち、表と裏というよりも、相手の圧力がそこまで強くないのに可能性の低いプレーを選択して相手コートに入れない前半、それが一新された後半というように、そういう両極端な試合をさせてしまったことの反省もありますし、そういった中でも逆転、少なくとも同点で試合を終える、もしくは前半を1点で抑えられるようなメンタリティを作れなかったのは、監督としてマネージメントを含めて乏しいなという風に思っています。

試合後にロッカーで選手に言ったのは、自分たちが、京都はJ1にいる関西クラブの中でも1番後発だし、経験もないし、それはしょうがないよねという思いを持ってプレーするのか、それとも、自分たちが強くなって上位に行きたい、ああいうプレーは自分たちがしちゃいけないという気持ちで練習するかどうか。選手の思いは1つだと思いますし、私も今日の試合でもっと成長できると確信したのに、目の前に見えているハードルをジャンプしないというのは、ジャンプしたくてもできない人に対して失礼だみたいな話をしました。それぐらい彼らの可能性も感じましたし、3年間で神戸を相手にあそこまで押し込める試合展開になかなかなれなかったということでいうと、この期間の彼らの取り組みというのは、評価しなければいけませんが、まだチャンピオンを目指す、もしくはチャンピオンとしての誇りがあるチームとのメンタリティの差は否めないかなという風に思いました。

僕が1番チームの近くにいますし、彼らのメンタリティや彼らのプレーは知っているので、リーグ戦では少しでも上の順位を目指し、天皇杯ではもう1度神戸と対戦があるのでリベンジできるように準備していきたいと思います。



(前半、相手コートになかなか入れませんでした)

相手のボールを回収した時に、しっかり距離を取ってやっていくという練習はしていましたが、やはり相手のプレッシャーを怖がって逆を取ったり、前で受けることとか、そういう勇気が足りなかったと思います。

前線の3人にボールが入った時のサポートが遅いことで、相手優位に守られてしまうような展開もありましたが、相手のプレッシャーを私はそこまで感じなかったので、今日の特別な雰囲気や、久しぶりのデーゲーム、相手が神戸ということで、選手が少し普段通りの力を発揮できなかった責任は僕にあるかなと思ってます。

後半に入って一変するような展開を見せられるというのがサンガの本当の実力だと思いますが、ただ本当の実力はそっちだから前半はしょうがないよね、で終わらせられないので、その辺は選手としっかり話をして、また次の試合に臨んでいかなければいけないなと思います。



(スタメンで中盤に福岡選手、松田天馬選手、川﨑颯太選手を送り出しました。)

前の試合に勝ったから同じメンバーで行くってわけではないですし、負けたからメンバーが変わるってわけでもないです。今日の試合にはこの11人がベストだと思ってスタメンに選びました。例えば、平戸選手が後半から出たからボールが流れるようになったっというのも、もちろんそういう要素は0ではないですが、我々は 1人じゃなく2人、2人じゃなく3人でサッカーをするチームなので、全員のメンタリティと戦術理解が合わないと、失点をしたり、ボールがうまく回らないことになります。

そういう意味では、今日の試合は前回の対戦で勝った時よりも攻撃する機会が多かったと思いますので、それで勝てなかったってところは反省というよりも、前半はなんでそんなに怖気づいちゃったのかなという風に思ってます。




平戸 太貴
39 MF
平戸 太貴

(ビハインドの状況で出場した中、流れを変えれたと思うが)

前半見ててもうまくボールを引き出して攻撃に転ずるっていうところは、神戸さんの切り替えも早かったですし、なかなかこううまくいってないと感じていました。2点ビハインドで後半はもうやることははっきりしてたんで、早い時間帯に1点、2点と取りに行くしかなかったので、ボールをたくさん引き出して前に供給していくってところをたくさんやろうと思いながらゲームに入りました。開始すぐからうまくボールを引き出して前に供給できた部分はあったかなと思います。

(前半ベンチから見ていて、相手のプレッシャーもあったけれども、それでももっとできるのかなっていう風に見えてたのか)

ボールを奪った後の神戸さんの切り替えの速さっていうのは感じてましたけど、そこを1つ外せればスペースは十分にあるなっていう風に感じてましたし、そこをどううまく引き出して外していくのか、どこが空いているかっていうところを意識しながら見れていたので、そこはうまく自分が後半入れた要因かなと思います。

(早い時間で1点を返したことですごくチームの流れ、雰囲気も変わったと思うが)

やっぱり早い時間帯に10分、15分以内に1点取れればいけるかなっていうのはみんなで話してました。実際に早い時間で1点取れたことによってチームとしていけるっていうような雰囲気は出てたので、その中で2点目を取れて逆転するぞっていう雰囲気があった中で、逆にセットプレーでやられてしまったっていうのは非常に悔しく思います。

(もう少し寄せたかったところか)

そうですね。もう少し早く予測して寄せれたら失点はなかったかなと思うので、もう少し早く受けてればよかったと思います。

(どのようなところを残り試合に反映させていきたいか)

後半戦に自分たちができた戦いっていうのをしっかり思い出して、それをやっぱり前半から見せなければいけないと思います。やっぱりちょっと相手の勢いだったり、リスペクトしすぎた戦いになっていたのかなっていうのは少し思います。それが直近の2、3試合続いているので、前半から自分たちの良さとか自分たちがやれていることっていうのをしっかり思い出して、入りから出すということをやっぱりもう1回自分たちが思い出してプレーしていかないといけないなと感じます。

続きを読む
福岡 慎平
10 MF
福岡 慎平

(試合を振り返って)

自分たちのやる形っていうのを変えるわけでもなかったですし、対策してきたことを自分たちもやろうっていう中で、奪ったボールや、センターバックのクリアのボールなどのところで、自分たちがポジショニングを取るのが遅かったり、ビビっていたわけじゃないですけど、周りから見たらそう捉えられてもおかしくないような、みんなの立ち位置だったり、自分も持った時に、パスコースがなかったりとか、全員の距離感が前半は少し遠かったと思います。2点目決められた時は前半の終わりでしたので、あそこは絶対やられちゃいけないタイミングですし、自分含めてあそこでもっとセットプレーとかフリーキックに対して温度を上げないとダメだなって感じました。その中でも、後半から気持ちを切り替えて、1人1人が距離感を良くして、太貴くんが入ってパスコースが増えたりして、同点に追いつけたっていうのはチームとして自信にして良いと思いますけど、また3点目もセットプレーっていうような形でやられているので、そこはもう1回映像を見て、自分たちとしてどういう風にしていくか確認したいなと思います。

(後半、早い時間に得点が取れて、流れが変えられたと思いますが)

そうですね。前から行くことをもう1回やろうって入って、自分もそこは狙っていましたし、狙ってからなるべく前線の3枚を見て、ラファエルにつけてからうまく決めてくれたので、5分ぐらいのうちに1点決めたのは、僕たちにとっても良い試合運びができましたけど、そこから2点目、3点目と早めに逆転しにいく力をつけないといけないなとは思いました。

(準備した中でやりきれないこともあったと思いますが)

ロングボールを使ったり、ショートパスを使ったりっていうとこで自分たちの距離感が伸びてしまって、奪ってからも1人1人の距離感が遠くて、自分たちとして攻撃を作れなかったっていうのは敗因の1つかなと思いますし、根本的にまず1試合でセットプレー2本やられるなんてあり得ないですし、そこはもっとチームとして自分も厳しく言っていかないといけないなっていうのは思います。

(今月、天皇杯でまた神戸と対戦がありますが)

やり返すっていう一言ですし、自分たちは本気でタイトルを狙っているので、その中でもう1回神戸さんと戦えるっていうのは、ここで神戸さんを倒せれば、またチームとして歴史を塗り替えられると思うので、やり返すだけですね。

続きを読む