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曺 貴裁 監督

今日は祇園祭の真っただ中で、世界中から人が集まってるなという印象があった中での試合でしたが、サンガスタジアム史上最多のお客さんに集まってもらい、サッカーに目を向けてもらったってことを感謝しますし、試合の内容も自分たちが浦和に勝つという気持ちが上回った試合ができただけに、勝に繋げられなかったことは非常に残念です。アウェイの浦和戦で悔しい思いをしてから2ヶ月が経ちますが、よくリバウンドメンタリーを出して、ここまでの内容のゲームができるようになってくれたと思いますし、新しく来た米本選手やラファエル選手も非常にいいプレーをしてくれたと思います。これから先のサンガが向かう道筋がはっきり見えただけに、何度かあったチャンスを生かして勝点3を取れればよかったですが、「そんなに甘くはないよ」と言われているようにも聞こえるので、次は磐田とアウェイで戦うので、すぐそういうところを修正して臨んでいかなければいけないですし、川﨑選手が日本代表の活動でチームを離れますが、川﨑選手には日本代表として頑張ってもらい、サンガでは残った選手たちで自分強くなっていく努力をしていきたいと思います。今日は勝点1に終わりましたが、スタジアムの雰囲気は最高でしたし、それにこうして選手が躍動してくれた試合という意味では、ショーとしては非常にレベルの高い試合だったと思います。



(前回の浦和戦での完敗から成長できた部分はどんなところにありましたか。)

前回の対戦は結果だけを見ると完敗ですが、アウェイでもチャンスを作った場面もありましたし、あの時は自分たちに足りなかったところを今日積み上げたというよりは、日々の積み重ねが今日の試合になったというだけだと思います。チームというのは簡単に良くなったり悪くなったりしないものなので、負けてたからこそ向き合えたところもありますし、今は負けてない時間があるからこそ考えなければいけないこともあるというだけなので、そういう意味では、2年前、去年よりも選手の自立心や自分たちでなんとかしてやろうっていうのは、J1のレベルでも上がってきてる実感があるので、残りの試合で少しでも勝点を積み上げ、順位が上がるようにやっていくだけです。



(後半に攻撃面がよくなったと思いますが、どのように評価されていますか。)

浦和さんはどの試合も6割近くボールを持つチームで、ゴールキーパーの選手も含めてボールを扱う技術が高く、我々のプレスの力を持ってしても外される場合は何度かあるだろうなと思っていました。その中で、前回の対戦ではそこを我慢しきれず失点してしまい、そこから焦ってさらに失点してしまうところがありましたが、最近の試合ではそこに対応した戦い方ができるようになりました。今日は浦和さんもこの暑さで後半に足が止まってきた時に、サンガの交代出場の選手も含めて少しプレッシャーをかけられたのかなと思いますし、そういう意味では一時期にあった後半のガス欠みたいに言われたところは、最近は払拭してきたかなと思います。

交代で出場した佐藤響選手や金子選手、平賀選手も非常にいいプレーをしましたし、ラファエル選手もプレスから決定的なチャンスを作ってくれたっていうのは、チームにとって非常に明るい材料です。米本選手もサンガで1、2年プレーしているかのようなリーダーシップを発揮してくれたとこもあるので、ここからチーム内でいい競争をして、チームとして成長していきたいと思います。



(現在負けていない状況が続いていますが、監督が積み上げてこられたと感じられている手ごたえは。)

5連敗している時はチームとして非常に苦しい時期でした。ただ、過去を見ても10試合で1回しか負けてない歴史を作れたのは、私が監督に就任した過去4年間を見ても今までなかったですし、今日出場した選手のうち7人は天皇杯の大宮戦に出場したメンバーだったということで言うと、誰が出ても自分たちの目指すものに近づく努力をすることを忘れず、選手も信じてやってきてくれたことが、今の道筋の中で次に繋げていくようなチームになってきたかなと思います。



(アピアタウィア選手が攻守にいいプレーがあったと思います。)

久しぶりの出場でしたが、彼が今日ピッチに立ったことは、天皇杯で喜多選手や松田佳大選手がしっかりプレーしてくれたところも含めて、チームとして機能してるということのひとつですし、麻田選手に今年ピッチに立てないような怪我をしたことも、みんなの気持ちを熱くさせるところもあるので、競争の中でポジションを勝ち取った選手が躍動感を発揮し、ポジションを奪えたなった選手も悔しい気持ちはありながらも一緒に戦っていくチームが最後は勝つと思うので、目の前の勝利にこだわりながら、もっともっとチームが強くなっていく努力をしないといけないなと思います。





ラファエル エリアス
99 FW
ラファエル エリアス

(試合を振り返って)

出場時間はそんなに長くなかったですけど、自分としてはやれることをしっかりやろうという気持ちでプレーしました。チームとして自分が入る前から、本当にみんなが非常に激しくプレーしていましたし、みんなが勝とうとしていました。そういう中で自分が何か力になればと思っていましたし、自分の惜しいシーンもあったりしましたけど、今日の試合で京都としてはかなり良いシーンを作れていたと思います。逆にピンチというか、そういうシーンは少なかったと思うので、試合の流れとしても良かったですし、もちろん勝って終われたら1番良かったですけど、まずは負けなかったことが1つ大きな財産だと思います。

今日の産物としたら、勝ち点を取ったこと、自分も来てからまだ1ヶ月も経っていないですけど、みんなの毎日の努力の1つの産物が今日の形になったと思いますので、これをしっかり続けていくっていうことが非常に大切になってくると思っています。

(今日のプレーで見せられたこと、見せられなかったことは?)

自分の特徴と照らし合わせてということよりは、今は自分がその状況によって監督から自分に要求があると思いますけど、それをしっかりこなしてチームのために貢献するということが全てであると思っています。自分としてできるかできないかというよりは、今日もやりきることはやった、そういう感じで思っています。

(サンガスタジアムの雰囲気は?)

本当に素晴らしい環境だったと思います。もちろんすごく良いゲームだった、ビッグゲームだったということもあると思いますけど、非常に多くのサポーターが集まってくれて、自分としてもこういった中でやれるのはブラジルのスタジアムとは違う環境だと思いますし、そこでしっかりとプレーできるということに関しては本当に喜びを感じました。

これからもサポーターの皆さんには同じような雰囲気を作っていただきたいですし、これからも続けて、僕たちをサポートしていただきたいなと思います。

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川﨑 颯太
7 MF
川﨑 颯太

(今日の試合をふり返って)

相手が 西川選手から正確なボールが来るっていうのはわかっていましたし、できる限り自分たちとしてはキーパーまでも圧力をかけたかったですけれども、やっぱり相手もうまさがある中で、前半耐えるっていう形になりました。ただ、相手がきつそうってこともわかってましたし、徐々に徐々にオープンな試合になってきたら、自分たちの距離感っていうのがどんどん生きてくると思って、少し前半耐える時間はあるかなと思ってましたけど、徐々に後半から自分たちの距離で奪った後の仕掛けっていう面では評価できるとこはあったかなと思います。

(オープンになってから距離感が生きるっていうのは、結構しんどいところがあると思うが)

自分たちはその戦いに慣れてるってとこもありますし、相手はできる限りゆったりボールを持って、ゆったり攻めながら最後を仕掛けるっていう面で言うと、自分たちはそのゆったりさせる前に相手のボールを取る、相手の長いボールを競って、セカンドボール拾って、サイドから攻めてくって面では自分たちのペース、相手がやりたくないことをできるだけっていうのはできたかなって思っています。

(チームとしては手応えを感じる一戦となったか)

できるだけもっと前半からはめるとこは、はめたかったっていうところもありますけれども、チームの狙い通りの試合だったかなと思います。それでやっぱりあとは相手のクリアもありましたけれども、点が取れればなっていうとこかなと思います。

(前半、積極的にシュートを狙うシーンもあったが、攻撃の意識で最近変化があるか)

少し前半、相手に回される時間帯もあって、流れが悪いって中で言うと、自分がシュートを打って入ればもちろん完璧ですし、弾かれたり、コーナーで流れを変えたりすることもできるかなと思ったんで、あそこで逆にボールを持ってこねてカウンターっていうのが1番良くないと思ったんで、ボールが来た瞬間に思い切り打ってやろうと思ってました。

(そういう攻撃面の意識っていうのは五輪でも出していきたいのでは)

そうですね。やっぱり自分の1番のとこは守備で潰すところとか、そこから運び出すところが自分の特徴だと思ってますけれども、それだけじゃなくて、点を取るところも見せていきたいです。 18人と少ないメンバーの中で、やっぱただ守備だけで求められてるわけじゃないと思うんで、そういう面で言うと、攻守両方、自分の持ち味を出していきたいなと思ってます。

(後半になると、はめられる場面が増えた印象だが)

はめれる場面っていうのもそうですし、相手が準備する前に西川選手にボールを蹴らすことはできたと思うんで、競り合いがあまり強くない選手とノリ(鈴木義宜)くんが競る、アピ(アピアタウィア久)くんが競る場面とか増えたと思います。相手の好きなように蹴らせなかったっていう方が正しいかなと思ってます。そのおかげでセカンドボールも拾いやすくなったと思いますし、相手が伸びた距離の中で自分たちがセカンドボールを拾って攻撃に移れたかなと思ってます。

(ラスト5分、10分、勝負が生まれそうな雰囲気もあったが)

やっぱり自分たちはアディショナルタイムで失点をしてることもあったので、絶対リスクマネージメントは怠らずに、それでも最後まで勝ちを目指すっていう、すごい集中力を持った最後の締め方できたかなと思ってます。ハファ(ラファエル・エリアス)とかヨネ(米本拓司)くんとか新しい選手も入ってきましたけど、そういうとこのほんと意思統一はチョウさん始めとしてコーチ陣の方々がしてくれたと思うんで、ほんとに全員が1つのベクトルを持って最後までできたかなと思ってます。

(パリに行く前一旦最後の試合というところでの思いは)

周りの人から怪我しないようにとか言われてましたけれども、やっぱり試合に入ったらチームが勝つためにっていうことで、全ての邪念というか、もうもうほんとにチームのためだけに戦えたかなっていう風に思いますし、そこで怪我しちゃっても仕方ないかなってぐらいの緊張感と圧力でできたかなと思います。その中でやっぱりチームを勝たせて、最後どうしても行きたかったっていう思いの中では満足できないですけど、持てる力は全部出せたかなと思います。

(五輪に向かうにあたってサポーターへのメッセージ)

今日もほんとにいつも以上に応援してくれたと思いますし、最後周回するときも頑張ってくれよっていうようなメッセージをいただいたので、ほんとに皆さんの思いも背負って戦わなきゃなと思いますし、日本代表でも責任を持ったプレーで、京都でやってることを出していきたいなと思ってます。

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