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ハイライト

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曺 貴裁 監督

土曜日のナイトゲームでしたが、勝利の後ピッチを1周している時に、子どもたちの大きな祝福の声も多く聞こえました。まだまだサッカー文化を京都に根付かせているとまでは言えない苦しい展開でしたが、逆転できたのは、皆が山の頂上まで辿り着こうという気持ちがあったからこそだと思います。戦術的な駆け引きや狙いも多くありましたが、サッカーはそれらを遂行するだけで勝てるようなものではありません。そういう意味で、今日の選手たちの頂点を目指す戦い方は強く私の脳裏に焼き付きました。もちろんミスもありましたが、少しずつJ1の選手としてしっかりピッチに立っているという印象を受けました。全員で勝ち取った勝利だと思います。昨シーズンは18試合で勝点20、今年は勝点19ですが、自分たちが獲ることができなかった、あるいは失った勝点をさらに上積みしながら学んでいき、京都サンガF.C.がもっともっと世の中の人に愛されるよう、監督として全身全霊で取り組んでいきたいと思います。選手も勝敗など、さまざまなプレッシャーを抱えてピッチに立ちますが、一生懸命やっても勝てない時もありますし、内容が良くなくても勝てる試合があるかもしれません。しかし、先日の日本代表戦を見て上には上がいると感じたように、そういう世界を選手たちに体験させていきたいと考えています。次のアウェイの鹿島アントラーズ戦も厳しい戦いになると思いますが、勝点3を狙っていきたいです。今日は選手たちがよくやってくれました。

●今日の攻撃の狙いを教えてください。

システムのマッチアップで、どこが空いてどこを狙うかをチームで共有していました。前半、クロスボールから1〜2点取れていればベストでした。ああいうふうに攻めていても点を取れないと、どこかで流れが相手にいってしまうのがサッカーで、1点取られる前後は少し嫌な流れでしたが、残り5分で取られなくて良かったです。残り15〜20分ぐらい立て直す時間があったので、そういう意味で幸運だったと思います。ただ、逆転勝ちをするために選手を送り出しているわけではなくて、欲をいえば先制して追加点、ダメ押しというのが理想でしたが、今日は勝利を諦めて帰ろうとしている方を引き戻せるような試合になったと思います。

●今日の勝利はどのような意味を持つと考えていますか?

連敗している時に、たくさんの方から心配の声をいただいていましたし、「サンガは何をやっているんだ」と思っている方もたくさんいらっしゃったと思います。ただ、私は連敗している時はしっかり膝をかがめながら、自分たちの課題を認識して次に向かえば、必ず爆発する時が来ると信じていたので、今日の勝利は大きくジャンプするための大きなきっかけになると思います。また、次の対戦相手の鹿島さんも、リーグ前半戦では何もできずに負けた相手なので、勝ってしっかり爪痕を残せるよう、明日から気持ちを切り替えて準備していかなければならないと考えています。



麻田 将吾
3 DF
麻田 将吾

これまでは前半から自分たちの流れでサッカーしながらも、後半にセットプレーから失点してがっかりする展開が何度かありましたが、今日は失点しても気落ちすることなく全員がプレーし続けられたのがチームの成長だと思います。(同点ゴールについて)首を振って頭で弾くディフェンス練習をずっとしていたのですが、それがゴールという意外な形で実を結んで良かったと思います。もともとそんなに強くマークされておらず、相手は他の選手を警戒していたので、みつけたスペースに入っていこうと、一列目ではなく、ひとつ手前の位置から勝負しようと思っていました。コースを狙うほどの余裕はなかったので、とにかく「枠に飛べ!」という思いで打ちました。今はとても嬉しいですが、あの時はまだ1-1だったので、ゴール直後は「さらにもう1点取りにいかなければ」ということを考えていました。今日はスコアに関係なく自分たちがやるべきことを最後までやり抜いたのが勝因だと思います。

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パトリック
10 FW
パトリック

(決勝ゴールについて)自分の仕事は点を取ることなので、必ず一度はチャンスが来るだろうと思っていました。あのシーンはタイキ(平戸太貴選手)がボールを上げた瞬間に相手ディフェンダーを越えてボールが落ちてくるだろうと予想ができました。そこに飛び込んだことで、しっかりと決めることができました。特に練習していた形ではありませんが、読みどおりにしっかり突っ込みました。良い時も悪い時も、いつもファン・サポーターの皆さんが応援してくれ、今日もたくさんの方がスタジアムに来てくれました。今日の勝利で、ひとつお返しができたのではないかと思います。私はスターティングメンバーであろうとサブであろうと、どちらでも力を発揮するための準備を常にしています。いつ出るかは監督が決めることであって、どちらでも問題はありません。仮に5分や2分の出場であっても自分の仕事をするイメージは持っています。

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