試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
3万人以上の観客に囲まれて試合をするのは本当に久しぶりのことでしたが、新潟サポーターの応援も、我々のサポーターの応援もお互いが勝ちたいという気持ちを全面に出してくれたおかげで、タフでスリリングなゲームになったと思います。その中で、久々に勝ち点3を獲ることができました。今日は自分が考えていたゲームプランと采配がすべて当たったとは思っていません。サッカーとは不思議なもので、良い流れの時にはなかなか勝つことができず、盛り返したところで点が転がるという本当に恐いスポーツだということを改めて感じました。今日はサンガの相手に勝ちたいという気持ちが出た、選手の力で勝った試合でした。新潟さんの松橋力蔵監督は同じ年代の指導者として情熱を持って指導されているのは分かっていました。彼と指導者として対戦したのは初めてでしたが、勝敗よりも彼と対戦できたことに対して感情が込み上げるものがあります。自分もまだまだ頑張っていきたいですし、彼もこれからまだまだ良いチームをつくっていくと思えた試合でした。
●9試合ぶりの勝利となりましたが、これがチームにどのような影響を及ぼすと考えていますか?
負けが続くとネガティブなものやダメな部分ばかりが目立ちがちですが、他の人から見たものと、毎日私が見ているものと印象が違っていることもあります。選手たちがサッカーに取り組む姿勢やエネルギーは1ミリも落ちていないのは分かっていました。力がないから負けている事実に対して、力をつけるために毎日ピッチでやっていかなければならないと取り組んできた選手たちの努力が今日実ったと思います。リーグ前半戦はこれで終わりましたが、これまで自分たちの力が足りずに落としてきた勝点が合ったので、それをまた拾っていけるよう、次の試合も頑張っていきたいです。
●後半、3バックに変更して臨んだ意図を教えてください。
決して守備をするためにあのシステムを採用したわけではなく、あと1点、2点を取るためにシステム変更をしました。しかし、選手の意識と、ビハインドを負っている相手が点を取るために前に運んできた時のミスマッチが起こってしまい、その結果、必然的にあの失点が生まれたと思います。ただ、選手には何の責任もないと思っていましたし、確信をもって執った采配でしたが良くなかったと思うので、それも含めて選手に感謝しています。
●プレーが切れた時や失点した時にピッチ上で選手が頻繁にコミュニケーションを取っていましたが?
これまでスローインやコーナーキック、ゴールキックの時に後手を踏んでつまらない失点をしたケースがありました。そういった勝負の厳しさを味わってきたことを通して、選手たちが自然にそういうことができるようになりました。昨シーズンの34試合の経験も生きていますし、これから続く17試合でもそういった部分を引き締めながら勝っていけるチームにしていきたいと思います。
川﨑 颯太
苦しい試合でした。相手が前半から繋いできて、コンビネーションで攻めてくるのは分かっていたので、それに対して受けて立つというよりは、自分たちから奪いに行くことを心がけていました。多少相手に繋がれても、最後のところではしっかり戻って守ると意思統一していたのですが、ヤマくん(山﨑凌吾選手)が負傷でピッチの外に出ていたた場面があったり、疲れでなかなかプレッシャーに行けない状況があったりして苦しい時間が続きました。しかし、最後に身体を張るところや声を出し続けることが90分間できたことによって、こちらにもチャンスが回ってきて、それをきっちり決めきることができました。決めたパトさん(パトリック選手)は本当にすごいなと思いました。これまで何度も歯がゆい思いをさせてしまったにもかかわらず、新潟まで足を運んでくださったファン・サポーターの皆さんに勝利を届けることができて、本当に良かったと思います。
一美 和成
途中から試合に入るに当たって守備は本当に大事なので、まずはそこを意識してプレーしましたし、今日はそれがうまくできました。今日は相手がボールをつないでくるチームだったので、サンガの特徴を出すことができたと思います。もし相手が長いボールを蹴ってくるようなチームでもしっかり対応できるようなトレーニングも続けていきたいと思います。(勝ち越しにつながる2得点に絡んだことについて)嬉しいですが、点を取ることができなかったのは悔しいです。なんとしても早くゴールでチームに貢献したいです。これまでの6連敗という非常に苦しい状況を通して自分たちが成長してきた部分もあるので、それを後半戦につなげていかなければなりません。そしてどんな相手に対しても自分たちの特長を発揮できるよう、日頃の練習から皆で積み上げていきたいと思います。