試合情報
ハイライト
- 監督コメント
- 選手コメント
今週は代表ウイークということで、各チームがSAMURAI BLUEやU-22日本代表に選ばれた選手が不在の中、試合をすることになりました。リーグ戦はここ数試合良い形で終わることが多かったのですが、今日は異なる大会ということで、自分なりに意味を持ってこのメンバーを選び、この試合に臨みました。0-5の大敗で終わったということに対して、監督としての責任を感じます。ただ、チャンスを全くつくることができなかったとか、出場した選手が全てできていなかったとは思っていません。FC東京さんのカウンターの速さや決定力の高さにやられましたが、我々も同じぐらいかそれ以上のチャンスがあったにもかかわらず、最後の場面で決めることができませんでした。ルヴァンカップはもう2敗してしまったので、あとはもう勝つしかチャンスの芽は残されていませんが、そういうことを今日出場した選手だけではなく、他の選手も含めてしっかり共有し、1センチも1ミリも自分たちの心の距離が離れないように、リーグ開幕戦での鹿島戦同様、今日の敗戦を力に変えていかなければなりません。次にFC東京さんとルヴァンカップをホームで戦う時には、今日の経験を基にして、ひっくり返すことができるような試合にしたいと思います。
●今日の戦い方の狙いを教えてください。
今日はFC東京さんの前3人のプレッシャーをはがせる位置に起点を置く準備をしてきましたが、ある程度それはできたと思います。ただ、そういった展開に持っていくことによって自分たちのエネルギッシュなプレーがスポイルされるようでは意味がないと思っています。想定ほどFC東京さんが前から奪いに来なかったことにより、後ろで時間がつくれるようになり、逆にボールを前に運ぶことが少し遅れ、その途中で引っかかってカウンター攻撃を受けてしまう場面もありました。そのへんのバランスを取るのは非常に難しいのですが、決して後ろでポゼッションをして相手を引き出してから前に運ぼうという指示をしたわけではありません。ただ、相手の3トップとインサイドハーフのプレッシャーを逃れた時に良い形がつくれており、得点のチャンスまで持っていくこともできていました。こういった戦い方もできるようにならないと、リーグ戦を含めて成長できないと思います。そういった意味で、ふたつの武器を持っていくという点で悪くはなかったと考えています。いろいろ難しさはありましたが、選手たちはよくトライしてくれました。
松田 天馬
個人的には体力面も上がってきているので、あとは試合勘をさらに戻していくだけだと思っています。パフォーマンスに関して良い所もあり課題もあったので、この後、試合の映像を見てしっかり次につなげていきたいと思います。前半、ペナルティリアにどんどん入っていき、自分にもチャンスがありました。しかし、守り切れなかったことに関してしっかり反省しなければなりません。簡単に失点してしまうとその後が難しくなります。特に3失点目、4失点目は痛かったです。今日の攻撃に関しては相手が前から奪いに来た時にボールを運んでいくという部分はうまくできたものの、人数をかけて素早くゴール前に入っていくということが少し遅く、その点では相手の方が上回っていたと思います。リーグ戦では3連勝していますので、その流れを断たないよう、このルヴァンの敗戦を次につなげつつ、気持ちを切り替えて、これからの練習でお互いを高め合っていきたいです。
イヨハ 理 ヘンリー
攻めている時の守備のリスク管理において自分たちのマークが甘かったことが第一の問題だったと思います。また、攻撃面では攻めきる手前で相手にカットされ、カウンターにつなげられてしまう場面がありました。今日は特別に後ろからつないでいこうという意図があったわけではありませんでしたが、相手のプレスのかけ方を見ても後ろからビルドアップしてかわせるという自信がありました。ただ、そのチャレンジがもっと確実な前進につながるようにしていきたいです。(後半の3失点に関して)カウンターの流れからの失点が多かったと思うのですが、まずは相手より早く戻ること、そして、そこからしっかりプレスをかけることが大事です。特にクロスボールからやられた場面では、フリーで上げられフリーで決められていました。自分たちがテーマとしている「しっかり戻る」を徹底し、そこから押し返してプレッシャーに行くことで自分たちらしいサッカーができると思いますので、これからはそこにフォーカスしていきたいです。