試合情報

京都サンガF.C.がジュビロ磐田のホームスタジアムに乗り込んで戦うＪ１最終節が11月5日（土）に行われました。他会場の結果によってはＪ１残留、プレーオフ、Ｊ２降格いずれの可能性もあったこの試合で、ピッチに立った選手たちは勝利を目指して全力で戦いましたが、結果はスコアレスドロー。17位の清水エスパルスが敗れたため、サンガは２０２２Ｊ１参入プレーオフ決定戦に回ることになりました。

対戦相手はＪ３からＪ２に昇格してわずか１年で４位となり、５位の大分トリニータ、６位のモンテディオ山形を退けて決定戦に駒を進めたロアッソ熊本。サンガは我らがホーム・サンガスタジアム by KYOCERAに熊本を迎えて今シーズン最後の火花を散らせます。

熊本は前線からアグレッシブにボールを奪い、流れるようなパスワークと湧き出るような人の動きでゴールに迫るサッカーが特徴のチーム。かつてサンガを率いた大木武監督のアグレッシブなサッカーを体現してここまで上り詰めてきました。Ｊ１の荒波に揉まれながらアグレッシブなサッカーに磨きをかけてきたサンガとしては、相手の前への圧力に対して受けて立つのではなく、一歩、一瞬でも早く前に出ていく積極的な姿勢でこの一戦に臨みます。球際の激しい攻防や貪欲にゴールに向かうシーンが多く見られる、今シーズンを締めくくるにふさわしい一戦となること必至です。

この試合は、引き分けでもサンガのＪ１残留が決まるレギュレーションになっていますが、舞台はサンガスタジアム by KYOCERA。しかも、Ｊ１最終節とは違い、自力でＪ１残留を決められる一戦です。選手たちが口を揃えて「守りに入るつもりはない。勝って残留を決める」と口を揃えるように、試合開始のホイッスルが鳴った瞬間から猛然とゴールに迫り、2022の集大成といえる戦いを見せてくれることでしょう。

今シーズン、サンガに関わるすべての人が、ひとつになってここまで歩みを進めてきました。そして、来年もＪ１の舞台で戦える権利を得るまであと一歩のところまで来ています。心をひとつにして、この一戦を共に戦いましょう！想いよ、届け！そして、みんな輝け！