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【ご報告】京都サンガF.C.ビーチサッカーフェスタ「SDGs14『海の豊かさを守ろう』ビーチ清掃活動&トークイベント」

2022/7/15| 取組事例 その他 スポンサー SDGs

6月19日(日)京丹後市網野町の八丁浜ビーチで開催された「京都サンガF.C.ビーチサッカーフェスタ」において、京都サンガF.C.として、SDGs宣言のもと、ビーチ清掃活動や「SDGs14『海の豊かさを守ろう』」に関するトークイベント、およびビーチサッカーを開催いたしました。

なかなか経験のできないビーチでのサッカーを楽しむだけでなく、ビーチ清掃をしながら参加者全員で浜辺のゴミや海洋プラスチック問題を考える機会をつくることができました。このような活動を継続して、少しでも社会課題の解決にもつながる取り組みを続けて参ります。

なおこの取り組みは、クラブの活動にご賛同いただいた「株式会社京都銀行」様、「株式会社西村製作所」様にご協賛をいただき、実施させていただきました。さらに、両社社員のみなさんにも、清掃活動やトークイベント、ビーチサッカーと1日のイベントを通じてご参加いただきました。

■実施概要

日時

6月19日(土)

場所

京都府京丹後市網野町 八丁浜ビーチ

協力

NPO法人網野スポーツクラブ

京丹後市サッカー協会

京都府

協賛

ホームページ

https://www.kyotobank.co.jp/

■活動実施内容

1.ビーチ清掃活動

清掃活動では、ビーチサッカーフェスタにご参加いただいた方々全員で、この後試合を行う砂浜のゴミ拾いをいたしました。集まったゴミを見ると、海から流れ着いた海洋ごみに加え、生活ごみやビーチを利用した方々が残していくゴミが多くあることに気づかされました。

その後、京都サンガF.C.のスクール生と網野スポーツクラブの子どもたちは、夏の日差しが照りつけられる中、きれいになったビーチでサッカーを楽しみました。

開会式後、6月とはいえ猛暑の中、参加全員で清掃活動をしていただきました。

整備いただいたビーチサッカーコート周辺だけではなく海岸線まで歩いてのゴミ拾い。

多くのゴミが集まり、きれいになったビーチでサッカーを楽しむことができました。

2.「SDGs14『海の豊かさを守ろう』」トークイベント

京都府にご協力をいただき、大阪商業大学准教授の原田禎夫先生をお招きしてトークイベントを開催いたしました。原田先生からは、子どもたちにも分かりやすい言葉や表現でお話いただき、それでいて環境問題に対する熱い思いが伝わってくる内容で、子どもたちも真剣な様子で話を聞いていました。このトークイベントでは、このままだと2050年には世界中の魚よりも海洋プラスティックゴミの量が多くなることが予想されていることなど、今、私たちが学んで行動すべき大事なことを教えていただきました。

講師

大阪商業大学准教授 原田 禎夫 先生

<プロフィール>

1975年京都府亀岡市生まれ。

現在、大阪商業大学公共学部准教授。特定非営利活動法人プロジェクト保津川代表理事。

近年深刻な問題となっている海や川のプラスチック汚染について、内陸部からのごみの発生抑制の観点から取り組むとともに、京都・保津川をフィールドに筏流しの復活や天然鮎の復活、内水面漁業の振興など川の文化の再生と伝承に取り組んでいる。

清掃活動をした八丁浜ビーチは見た目にはとてもきれいでしたが、砂の中にはマイクロプラスチックと呼ばれる小さなプラスチックが多数含まれていることを体験的に知ることができました。

バケツに水を汲み、そのなかに砂浜の砂を入れると、砂は沈み、水面には木くずなど様々なものが浮かんできます。浮かんでいるものの中に多くのマイクロプラスチックが含まれていて、原田先生は小さなかけらを見ただけで、そのプラスチックのもとは何だったのかも教えてくださいました。瀬戸内海の海岸線では、サッカー場でもよく使われている人工芝のプラスチックが砂に混じっているそうです。

マイクロプラスチックを魚が食べ、またその魚を私たち人間も含めて動物たちが食べることで生態系に影響を及ぼす可能性も危惧されています。

プラスチックごみは、私たちが生活しているところから発生しており、河川から海へ流れていくことを知り、「代替可能なものはできるだけプラスチックを使わないようにする」、「使ったプラスチックは適切に処理する」という一人ひとりの取り組みが重要であることを考える機会となりました。

そして本日最後となるトークイベントの終わりには、参加者全員で記念撮影をいたしました。

ご参加の皆さま、誠にありがとうございました。

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