【U-13】タイ国際招待大会優勝のお知らせ
2025/8/15| U-15 アカデミー
7月31日(木)より8月6日(水)まで京都サンガF.C. U-13がタイ遠征を行い、現地で開催される大会に参加しました。
本大会には、Jリーグアカデミーのほか、タイ、中国、マレーシア、ベトナムのチームが参加。2グループに分かれてリーグ戦を行い、その後順位トーナメントが実施されました。
京都サンガF.C.U-13は、グループステージを2勝1敗の2位で勝ち上がり、準決勝、決勝と海外チームとの接戦を制して、優勝をすることができました。
今大会を通して、普段のトレーニングの成果を発揮するとともに、海外チームとの対戦から様々な経験を積むことでサッカー選手としてはもちろん、異文化に触れることで人としても成長する機会となりました。
このような貴重な機会をいただき、タイの大会関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
なお、8月30日(土)に開催のファジアーノ岡山戦の試合前に報告会を実施いたします。
京都サンガF.C.アカデミーについてはこちら
大会情報
大会名 | CHANG U-13 INTERNATIONAL FOOTBALL INVITATION 2025 × CHONBURI U-13 INTERNATIONAL FOOTBALL INVITATION 2025 |
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日時 | 2025年7月31日(木)〜8月6日(水) |
会場 | タイ・アサンプション大学(チョンブリ) |
試合結果
試合 | 現地時間 | 結果 | 対戦相手 |
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GS 第1節 | 8月2日(土) 11:45 | 1-2 | JOHOR DARULTA'ZIM(マレーシア) |
GS 第2節 | 8月2日(土) 15:45 | 11-0 | MUANGTHONG UNITED(タイ) |
GS 第3節 | 8月3日(日) 8:00 | 11-0 | CHONBURI FC.(タイ) |
準決勝 | 8月4日(月) 10:30 | 3-1 | ASSUMPTION UNITED(タイ) |
決勝 | 8月4日(月) 17:00 | 1-0 | PVF ACADEMY(ベトナム) |
活動報告
7/31(木)
関西国際空港を出発し、約6時間のフライトを経てタイへ到着。
その後バスで試合会場のアサンプション大学へ移動し、夕食後ホテルへ。1日目の活動を終えました。
多くの選手にとって初めての海外遠征となりましたが、異文化に触れながら、人としても選手としても成長できるようサポートしています。
8/1(金)
明日から始まるリーグ戦に向けて、現地時間10時より試合会場にてトレーニングを行いました。
ボールやマーカー、ドリンク、氷、クーラーボックスに至るまで準備していただき、強い日差しと高い湿度の中ではありましたが、最高の環境のもとで充実したトレーニングを行うことができました。
午後からは学校内を見学させていただきました。
本格的な設備が整っており、現地の生徒たちが様々な事に取り組める環境が印象的でした。
見学のみでしたが、興味を引かれる内容で、選手達も熱心に見入っていました。
夕食の時間には、今大会のレセプションパーティが行われました。
異国の選手たちと食事を共にしながら、プレゼントの交換や交流を通じて、有意義なひとときを過ごすことができました。
8/2(土)
本日から大会がスタートし、グループステージ第1節、2節を行いました。
結果は以下の通りです。
節 | グループリーグ 第1節 |
対戦 | JOHOR DARUL TA'ZIM(マレーシア) |
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結果 | 京都サンガF.C.U-15 1-2 JOHOR DARUL TA'ZIM(マレーシア) (前半1-0 / 後半0-2) 得点者:山本龍 |
節 | グループリーグ 第2節 |
対戦 | MUANGTHONG UNITED(タイ) |
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結果 | 京都サンガF.C.U-15 11-0 MUANGTHONG UNITED(タイ) (前半4-0 / 後半7-0) 得点者:山田4、武田、加藤、上村、山本3、木谷 |
選手コメント
山田智裕(前所属U-12 京都花園FC)
3日間タイに滞在して、特に印象に残ったことが2つあります。
1つ目は、建物に特徴があり、歴史を感じられたことです。
2つ目は、タイの人々がとても親切で温かく接してくださり、タイという国に対する印象が一層良くなったことです。 サッカーでは、フィジカルの強い相手と対戦するという貴重な機会を得ることができ、そのような相手に対しても、自分のスピードを活かして積極的に仕掛けることができたのは大きな収穫でした。
今後の生活の中でも、タイのさらなる魅力を発見していきたいと思います。
加藤翼(前所属U-12 京都葵FC)
タイ遠征でまず感じたのは、日本と比べてフィジカルが強く、ゴールへの執念も強い選手が多いということです。 そこで、自分は周りをよく見てフリーな位置でボールを受けたり、対人では正面からぶつかるのではなく、粘り強い守備でボールを奪うことを意識しました。
食事面では、タイの食文化に触れることができ、タイの方々もとてもフレンドリーで、すぐに馴染むことができました。
残りの遠征でも感謝の気持ちを忘れず、自分のプレーで少しでもチームに貢献できるように頑張りたいです。
8/3(日)
午前中にグループステージ第3節を行いました。
結果は以下の通りです。
節 | グループリーグ 第3節 |
対戦 | CHONBURI FC(タイ) |
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結果 | 京都サンガF.C.U-15 11-0 CHONBURI FC(タイ) (前半3-0 / 後半8-0) 得点者:松本楓、山田2、上村、山本龍5、木谷、武田 |
Bグループを2位で通過し、決勝トーナメントに進出が決定しました。
午後からは明日の試合会場となるチョンブリに移動し、ホテル内のプールでリカバリーし、夕食時には誕生日を迎える選手をみんなでお祝いしました。
選手コメント
木谷龍太郎(前所属U-12 SLA)
タイ遠征を振り返って 大会2日間を終えて思ったことは、まず、守備の時の間合いが、日本より近かったり、最後のところでスライディングをしてきたり、プレーが激しいと感じました。そこで、自分はフリーなスペースで余裕を持ってポジションを取り、ボールを受けることを意識していました。
そして、食事では、サラダや魚があまり出ない、肉類がたくさん出るという特徴がありました。そしてタイの方々は、ありがとうとたくさん言ってくれて言葉があまりわからなくても、そこで壁をつくらずに話しかけてくれるのが印象的でした。
ここではいろいろな方々が、僕たちのために動いてくれているので、その方々の思いをしっかりと受け止め、全力でプレーし、良い結果を出せるように明日も頑張ります。
井田大士(前所属U-12 FC VINKS)
大会2日間を振り返って思ったことは、ボールを長く持っていたりしていたら体ごと吹っ飛ばしてきたり、スライディングしてきたりするという事と、相手の身体能力や足元の技術が高いという事です。だから、接触を避けるために、スペースや、味方、相手などを見ておいてプレーする事が大事だと思います。相手は速いし、強いからいいポジションニングをとり、予測と判断が大事だと思います。
試合以外のところで思ったことは、食事の面やタイの人の親切さです。食事では、野菜、肉類が多いですが日本よりに作ってくれていて美味しいです。
僕たちは、ありがとうと挨拶しか言えないけど、タイの人はすごく優しく接してくれています。
この大会はすごく色々な方が関わってくれて僕たちがタイに行けているので最後まで感謝の気持ちを忘れず頑張りたいと思います。
8/4(月)
グループリーグを2位で通過して、準決勝、決勝を行いました。
結果は以下の通りです。
タフなゲームが続きましたがチーム一丸となり優勝を掴み取りました!
節 | 決勝トーナメント 準決勝 |
対戦 | ASSUMPTION UNITED(タイ) |
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結果 | 京都サンガF.C.U-15 3-1 ASSUMPTION UNITED(タイ) (前半2-0 / 後半1-1) 得点者:山田3 |
節 | 決勝トーナメント 決勝 |
対戦 | PVF ACADEMY(ベトナム) |
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結果 | 京都サンガF.C.U-15 1-0 PVF ACADEMY(ベトナム) (前半1-0 / 後半0-0) 得点者:武田 |
また、個人賞として
MVP 山田智裕(前所属U-12 京都花園FC)
TOP SCORER 山本龍星(前所属U-12 塚原サンクラブ)
が選出されました!
選手コメント
山本龍星(前所属U-12 塚原サンクラブ)
大会を振り返って思ったことは、身体能力やスピード感、運動量、球際の激しさなど、日本ではなかなか味わえないことを学べたということです。自分たちの一つのミスが失点やピンチにつながる場面が多く、カウンターのスピードもとても速かったです。ボールを早く離さなければ、すぐに奪われてしまい、スライディングもとても上手で、何度もボールを取られました。パス回しの場面では、自分たちがボールを持たれる時間が多く、守備に回ることが多かった印象です。それでも、最終的に優勝できてとても嬉しかったです。
現地のサッカーをしている子どもたちもフレンドリーに話しかけてくれて、温かく歓迎してくれました。
生活面でも、みんなが元気よくあいさつしてくれたり、ご飯も日本では味わえないような味でとても美味しかったです。
街中には屋台などもたくさんあり、タイの現地の光景を生で見ることができて、とても良い経験になりました。
自分たちがタイに来られていることは当たり前ではないので、感謝の気持ちを忘れずに、最終日も楽しみたいと思います。
山本凰太郎(前所属U-12 修道FC)
決勝では、1対1の場面でしっかりと止めることができ、自分の持ち味を出せたシーンもありました。一方で、キックの際に無回転のボールになってしまったり、ピッチの状況をうまく把握できていない部分もあり、改善の余地を感じました。次はその点をしっかり意識して取り組みたいです。後半は相手に押し込まれる時間が続きましたが、全員で粘り強く守り切れたのは大きな収穫でした。また、生活面では日本食に近いメニューが多く、とても食べやすかったです。
ホテルのスタッフの皆さんにも感謝の気持ちを持って、毎日食事をいただくことができました。
明日もこの経験を力に変えて、全力で楽しみたいと思います!
8/5(火)
最終日は午前中にバーンセーン水族館を訪れ、日本ではあまり見られないような魚を目にすることができ、選手たちはたくさん記念撮影をして楽しんでいました。新鮮で貴重な体験となりました。
午後は大型ショッピングモール「MEGA BANGNA」で夕食をとり、お土産選びの時間を過ごしました。
その後、スワンナプーム国際空港を出発し、関西国際空港に到着しました。
U-13監督 山下弘樹コメント
今回のタイ遠征の目標として、
1、国際大会の優勝
2、大きな体調不良と怪我人を出さないこと
3、タイの文化や人との交流から自立に繋げていくこと
またタイだけでなく、様々な外国チームとの文化、交流からの成長を目標としてこの遠征にのぞみました。
国際大会で選手達は、タイ独特の湿度と暑さの中、1日2試合をこなす連日連戦のタフな日程の中で、勝敗ももちろんですが、ミスを恐れずチャレンジし続けてくれて、大きく成長してくれました。
決勝はお互い大きな疲れと普段のパフォーマンスが中々出せない中、全員のまとまりと頑張りで、優勝することができました。MVPと得点王も京都サンガF.C.から出てくれました。
また、大きな怪我人や体調不良もなく、無事帰国できました。
現地、タイでしか選手達が体感できない試合や食事、生活、多くの海外チームとの選手間の交流の中で、たくさんの成功や失敗、出会いと別れを繰り返しながら自立の一歩を踏み出し、今回の海外遠征で選手達は大きく成長してくれたと思います。
最後になりますが、今大会はタイに着いてから、大会運営から生活面まで数多くのサポートをしていただきました、大会関係者の皆様、多大なご支援とご配慮をいただきありがとうございました。
配信
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なお、本活動は、Jリーグ補助金を活用し実施しました。