【サンガ日記】グローバルコース 8月アクティブプログラム「マリンキャンプ」を実施しました

京都サンガF.C.スクールでは、自分の目的・目標に合わせてクラスを選んでいただけるよう、様々なクラスをご用意しています。

グローバルクラスでは、サッカーのトレーニングだけでなく、アクティブプログラムというキャンプや他スポーツ体験など様々な体験を通じて、できることをたくさん増やし、自分の価値観を広げていくことをねらいとしています。(グローバルクラスの詳細、活動実績は下記よりご覧ください。)

例年夏に実施するマリンキャンプでは、海でのプログラムで海洋に対する関心と知識を深め、マリンスポーツを通して自然を感じること・仲間と一緒に協力することなど、自らの体験することで成長することを目的としています。今年は7月29日（月）～31日（水）の2泊3日で、兵庫県の「いえしま自然体験センター」へ行ってきました。

サンガタウン城陽をバスで出発し、姫路港からは船で40分ほどかけて瀬戸内海の家島諸島で最大の島、西島を目指します。普段あまり機会のない船での移動は興味深かったようで、窓から見える海の景色をずっと静かに眺めている子がたくさんいました。

到着した桟橋からさらに約20分歩き、今回お世話になるいえしま自然活動センターに到着しました。

長い移動時間でも疲れた様子は見せず、子どもたちはすぐに水着に着替え、早速海に入りました。キャンプをした3日間は、風が強く吹いていましたが、波がみんなの遊び相手となっていました。

初日の夜は、フォトフレームを作りました。海岸で自ら集めた貝殻を自由にフレームへ装飾をしていきますが、始まってすぐに貝殻をボンドで張り付けていく子もいれば、何度も貝殻を枠の上に並べては組み換えている子もおり、集めた貝殻の種類のようにそれぞれの個性が見える時間となりました。

2日目は2グループに分かれ、午前中に筏を組み、午後に出艇する「筏プログラム」に挑戦しました。筏の材料となる竹や浮きを運び、スタッフの方から説明を聞いてオリジナル筏の組み方をみんなで相談です。いざ筏作りが始まっても、教えてもらった「巻き結び」と「角縛り」のロープワークが上手くできず大苦戦。海でロープが緩むことは筏の崩壊に直結するため、みんなが妥協せずにコーチに教わりながら何度も結び直し、悪戦苦闘の末なんとか2つの筏が完成しました。

昼食でお腹を満たし、食後の休憩時間には釣りで頭も身体もリフレッシュさせ、ついにドキドキ・ワクワクの出艇となりました。

力を合わせて作った大切な筏を海に浮かべた途端に浮きが外れてしまうハプニングもありましたが、動じずに修復を行い、全員で声を掛けながらオールを漕ぎ、果敢に目標地点を目指しました。しかし、向かい風が立ちはだかりなかなか前に進めません。それでもゴールを諦めず、オールを仲間に預け海に入りバタ足で筏を前に進める子も現れ、1つのグループは何とかゴールに到着することができました。

もう1つのグループはゴール前に筏が崩壊してしまい残念ながらゴールにはたどり着けませんでしたが、ゴールに少しでも近づこうと、全員の力と知恵を合わせて努力している姿が見られました。

今回のプログラムではどちらのグループも諦めずにゴールを目指す姿が見られ、ロープワークの場面などでは年齢的にもできる・できないがある中で、結ぶのが難しい子はロープを取ってきたり竹を支えたりと自分のできることを探して周りをサポートするなど、みんなの成長を感じることができました。

夜はびっくりするほどたくさん見えた星空の観察をして過ごし、たくさんの自然を体感することができました。

あっという間に最終日となり午前中はカヌーに挑戦しましたが、ここでも風が強敵となりました。4名ずつで乗り込み力を合わせてオールを漕ぎ進めますが、向かい風を受け進むよりも早く風に押し返されていました。最終日ということもあり、疲れの影響か筏づくりのように諦めずに挑む姿は影を潜め、風や波を切って気持ちよくカヌーで進む経験は来年に持ち越しとなりました。