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【活動報告】京都サンガF.C. 八丁浜ビーチクリーン(トークイベント)

2024/7/13| 取組事例 スポンサー

このたび、京都サンガF.C.では、京丹後市網野町にある八丁浜において、SDGs14「海の豊かさを守ろう」に関する活動として、ビーチクリーン(トークイベント)を実施しました。

この活動は、一昨年から開催し今回で3回目の実施で、「2024京都サンガF.C.ビーチサッカーフェスタ in 網野」に参加した京都サンガF.C.スクール生と地元サッカークラブの子どもたち約80名に加え、各クラブの指導者、保護者の皆さまにもご参加いただきました。

また、この活動は京都サンガF.C.のSDGsに係る活動にご賛同いただいた、株式会社京都銀行様、株式会社西村製作所様、協栄産業株式会社様、日本通運株式会社のご協賛のもとで実施し、各社の皆さまにもご参加いただきました。

京都サンガF.C.ではこれからも、ご協賛各社の皆さまと共に、地域社会の課題解決につながる取り組みを続けて参ります。

「ビーチサッカーフェスタ in 網野」についてはこちらをご覧ください。

開催概要

開催日 6月23日(日)
場 所 京都府京丹後市網野町 八丁浜
協 力 京丹後市サッカー協会、NPO法人網野スポーツクラブ、京都府、京丹後市

スペシャルトークゲスト


丹後エクスペリエンス 代表 八隅 孝治さん
元京都市消防局の消防士。2019年に家族4人で京都市から京丹後市へ移住。地域おこし協力隊としてまちの観光を活性化させるため丹後エクスペリエンス起業。移住し、海が身近な存在になったことがキッカケで『海ゴミ』について考えるようになり、ビーチクリーンイベントやオランダ生まれのプラスチックリサイクルプロジェクト『Precious Plastic』を始める。現在、教育機関や企業に向けて、海ゴミやプラスチック問題についての講演や研修を行う。

活動内容

八丁浜には京丹後市サッカー協会の皆さまがきれいに整備されたフットサルコートが設置されており、参加者は毎年ここでのビーチサッカーを楽しみにしています。しかし、毎年綺麗に整備されるビーチにも、流木など自然界のもの以外に、ペットボトルや発泡スチロール、プラスチック片など、捨てられた人工物も波によって打ち寄せられ、そのままサッカーをすると怪我などのリスクがあります。

そのためこの活動では、参加者の皆さまと一緒にビーチクリーンを行うことで、サッカーをする環境を整えるだけででなく、その集めたゴミの中に私たちが日常使用しているプラスチック製品が多く含まれていることを実感することで、海洋プラスチック問題への関心を持つきっかけづくりをしています。

今年はあいにくの雨模様となり、会場をビーチから体育館に移してのトークイベントとなりました。ゲストとして、京都市から京丹後市に移住し、海洋ゴミやプラスチック問題に取り組んでいる八隅孝治さんにお越しいただき、海の豊かさを守るために私たちには何ができるのかをお話いただきました。

実際にビーチクリーンはできませんでしたが、プロジェクターを使用して分かりやすく環境についてのお話を伺うことができ、子どもたちからも質問が出るなど、多くの興味、関心が感じられました。

「海にあるゴミはどこから来たの?」という問いかけ対し、海に捨てられビーチに流れついたものばかりではなく、海から遠く離れた場所で正しく捨てらなかったゴミが、川を下って海に流れ込んでいることなどを教えていただきました。みんなができることは何かと問いかけられると、子どもたちは「リサイクル」、「リユース」など普段の生活でも耳にすることが多い回答が返ってきました。

八隅さんからは、大切なこととして、「リスペクト」を加えて欲しと語りかけ、リスペクトには「尊敬する」「敬う」だけではなく、「大切にする」という意味があり、自分が手にするまでに作った人、贈ってくれた人などの思いを考えれば、もっと大切に使いたい気持ちが大きくなるということを教えいただきました。

「もの」を大切に使うことでゴミが減るというシンプルなことですが、このような小さな心がけから行動に変わり、環境保全や住みよいまちづくりへの第一歩になると思います。

トークイベントの後には、ご協賛各社の皆さまと地元のサッカークラブの皆さんのエキシビジョンマッチが開催され、「ビーチサッカーフェスタ in 網野」の幕が開きました。京都サンガF.C.のスクール生も一緒にサッカーを行い、サッカーを通じたコミュニケーションの輪が広がりました。

ご協賛各社の皆さま、運営ご協力をいただきました皆さま、そしてご参加いただいた皆さま、このたびの八丁浜ビーチクリーンにご協力をいただき、誠にありがとうございました。引き続き京都サンガF.C.は、SDGsへの取組みを推進して参ります。

ご協賛各社