ケイスケ「ユウタのFKは、僕が0.5点ぶん決めたったかんじ(笑)」

10試合ぶりにほしかった勝利を手にしたサンガ。
決勝ゴールとなったのはユウタの直接FK。
この1点には選手たちの勝利への思いが詰まっていました。
アリの先制点でリードして迎えた前半29分。
アリが前からボールを奪ってドリブルで仕掛け、FKのチャンスを得ます。
FK、ペナルティエリアすぐ外、ゴール右寄りの位置。
キーパーのケイスケが、ボールの位置にいたコウジとユウタに駆け寄り、アドバイス。
そのあと、ディフェンダーのシュンヤも駆け寄り、壁の位置を修正しました。
そして、コウジが蹴ると見せかけたタイミングで、左利きのユウタがキック。
このボールが、ゴール左に鮮やかに決まりました。
決めたユウタはジャンピングガッツポーズ!
シュンヤがユウタの頭をくしゃくしゃにして喜びました。
蹴る前にどんなアドバイスをしたのかケイスケに聞いてみると、
ケイスケ「キーパーが壁と逆のサイドのケアをぜんぜんしてないから、ユウタにそっち側に早く低いボールを蹴ったら入ると思うよって言いに行ったら、ユウタが『僕、蹴ります』と言った」。
トレーニングではコウジが蹴る形を練習していたが、ケイスケが北九州の過去の映像を見ていて、相手キーパーのイメージを覚えていた。
ケイスケは、ファウルをとった瞬間、あのキーパーは壁と逆に蹴ったらいけるとふと思った。
ケイスケ「ユウタが、言った通りに蹴って、決めてくれたのでうれしかった。
僕が0.5点ぶん決めたったかんじ(笑)」。
2009年に北九州(JFL)でプレーしていたケイスケ。
古巣との一戦。攻撃陣にはよく知っている選手もいた。
ケイスケ「相手の特長をわかっていたことも大きかった」。
この日も風の影響があったが、前節の強風での経験も生きた。
ケイスケ「このくらいの風やったら大丈夫と落ち着いてやれた」。
なんとしてもほしかった勝利。
ケイスケ「この勝点3は大きい。けど、まだ残留争いから抜けたわけじゃない。次の試合が大切になってくるので、もう一度しっかりいい準備をして、相手よりハードにやっていきたい」。





