試合情報

京都サンガF.C.
京都
天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会3回戦
77日(水) 18:00
三協フロンテア柏スタジアム
後半終了
2
1 前半 1
1 後半 0
1
  • 40分'
    中野 克哉
  • 89分'
    荒木 大吾
  • 12分'
    戸嶋 祥郎
柏レイソル

監督コメント

京都サンガF.C.

曺貴裁監督

柏さんは、自分が大学を卒業してからの3年間、サッカー選手としてだけでなく、人としてたくさんのことを教わったチームです。
久々に日立台(三協フロンテア柏スタジアム)に戻ってきましたが、当時の感覚や、自分が指導者を始めた時、柏のアカデミーのコーチの皆さんに練習試合をやってもらったことを思い出しました。本当にお世話になった柏さんに対して、自分たちのエネルギーや意思を持ってサッカーをやっていこうと臨みました。スリリングな展開になりましたが、勝利できたことを非常に嬉しく思います。
先日、リーグ戦で16試合ぶりに負けた後、自分たちがどうすべきかを選手たちに話しましたが、その期待どおり、もしくは期待以上に今日ピッチに立ったメンバーが躍動してくれたことが、勝利以上に良かったと思います。この勝利を次の北九州戦、さらには新潟戦やその先に繋げていくためにも、明日からの練習にしっかり集中して、いいチーム、いいグループにしていくためにスタッフと選手が一つになってやっていきたいと思います。


Q.今日の試合に向けて選手たちに訴えたこと、要求したことを教えてください。
A.この試合は今年初めてのビッグマッチだということを話しましたし、これからチームがどういう方向へ向かうのかを、今日出るメンバーで示していくということでもすごく重要な位置づけだと考えていました。その中でユーロ2020の試合を参考にしながら、自分たちの進むべき道をもう一度整理して、選手たちにSuccess or Not(成功したかどうか)ではなく、Do or No(やるかやらないか)にこだわることを訴えました。成功するかしないかを考えると、どうしてもプレーが後ろ向きになりますし、ボールを奪いに行くことにも消極的になってしまいます。そのあたりのネジを少し調整して今日の試合に臨ませたつもりです。それが選手の矢印として助けになったのであれば、嬉しく思います。
ただ、今日の試合がブロックにならないようにしたい。今日の試合を標準として常に今日のようなエネルギーを出せるようにしっかりやっていかなければならないと思います。


Q.今日は選手の個性も良く出ていたのではないでしょうか?
A.誰がレギュラーで、誰がサブで、誰がメンバーに入らないかというようなチームをつくっているのではありませんので、それぞれの選手がそれぞれの特徴を活かしながら自分たちの形をつくればいいと思っています。今日、得点を取った(中野)克哉や荒木(大吾)の特徴もよく出ていましたし、森脇(良太)、チュン(李忠成)は経験のあるプレーをしてもらいましたし、後ろの清水圭介、本多(勇喜)、長井(一真)も含めて全員がそういうところに貢献してくれました。名前を挙げればキリがないのでこの辺にしておきますけれど、全員が自分の力、もしくはそれ以上のものを出せた試合になったと思います。


Q.今日は中盤の中野克選手と福岡選手のポジションを何度か入れ替えましたが、狙いを教えてください。
A.それはある程度選手に任せています。自分たちの標準的な考え方から、彼らが枠を飛び出していくことを奨励しています。少しずつ自立してやってくれるようになってくれればと思っています。

 

Q.前半は相手にチャンスをつくられることが多かったようですが、後半出足が早くなってペースを握るようになった要因は?
A.初めてJ1のチームと当たりましたが、球際や空中戦の強さなど、パワーの部分で最初戸惑っていた印象を受けました。後半、柏さんも立ち上がりからピッチを上げたことによって、少し疲労が見えてきたところで、我々が普段やっていることを普段どおりにできたことで敵陣に入る機会が多くなってきました。前後半90分通して自分たちのリズムでいけるわけではなく、どの試合を見ても相手の時間帯があれば自分たちの時間帯もあるわけですから、その中で我慢することや、自分たちが最低限やらなければならないことをやり通すということが非常に大事なことだと思います。


Q.若手が多い中で、ベテランの李 忠成選手、森脇 良太選手が果たしている役割について、どういったところに良さを感じましたか?
A.アスリートとして日本を代表する2人ですし、非常に豊富で良い経験を持っているにも関わらず、過去の体験を表に出して威張ることは一切なく、「皆と一緒に」ということができる選手たちなので、それをピッチで存分に発揮していたと思います。年齢を重ねてもハードにプレーする彼らの姿を見た若い選手たちや、子どもたちが勇気を持てるプレーでした。彼らがこのチームにもたらす影響は、目に見えないところでも非常に大きなものがあると思っています。

選手コメント

  • 8 MF
    荒木 大吾
    選手交代時に、相手のウイングバッグと3バックの脇の間にボールを蹴ることと、前を向いたら仕掛けるよう指示を受けて入りました。 (ゴールシーンを振り返って) 決勝ゴールの前に何回か同じような形があって、その時はクロスボールを選択したのですが、「シュートも打てるな」という感覚があったので、利き足ではない左足でしたがシュートを選択しました。 今日の1本目のシュートは力みがあって外してしまったので、自然な感じで振り抜きました。 (アカデミー時代を過ごした柏との対戦だったが) もちろん個人的な気持ちも入っていましたが、まずは今日、メンバーに入った18人で絶対に勝ちたいという思いが一番強かったですし、なんとしても自分が結果を残して勝利を掴みたかったので、それを実現できて嬉しいです。 個人的に思いを持って戦った人もいると思いますが、チームとしてはそれを意識することなく戦えたと思います。 今日は、リーグ戦の出場時間が少ない選手が多い中で戦いましたが、やるべきことは同じなので、ブレることなく森脇くん(森脇良太選手)、チュンくん(李忠成選手)を中心に、一致団結して最後まで戦いました。
  • 21 GK
    清水 圭介
    試合序盤、立ち上がりから自分がどんどん押し出していた中で、裏を突かれて簡単に失点してしまいました。 しかし、そこからチームは落ち着いてボールを動かし、相手を見ながらすぐに取り返すことができました。 先制点を許しても立て直せましたし、最後の苦しい時間帯で途中出場の荒木選手が魂を込めて振り抜いたシュートを決めてくれ、勝てたことが嬉しいです。 (前節からの守備の改善点について) 戻るスピードが上がりましたし、前線の選手もサボることなくしっかりハードワークしてくれたことで、相手の前線の選手に仕事をさせませんでした。 フィールドプレーヤーたちのおかげで、今日はほとんど危ないシーンがなかったと思います。 (2019シーズン最終節で大敗して以来の柏戦だったが) J1昇格プレーオフがかかっていた2年前とは今日の試合では、柏さんは現在J1ですし、状況も違いますが、個人的に意識はしましたし、1失点した時にも一瞬、頭によぎりました。 しかし、今のチームで盛り返したいという気持ちでこの試合に臨みましたし、みんなも勝ちたいと言う気持ちをワンプレーワンプレーに込めた結果、次に駒を進めることができました。 2年前のことに関して、不甲斐ない気持ちや悔しい気持ちを抱えてきましたが、今日の勝利で少し払拭できて肩の荷が降りた気がします。

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