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2008.04.28
試合情報

【J1第9節vs磐田プレビュー】ファンの思いを胸に

前節浦和戦では、加藤監督と選手3人が出場停止の中、序盤からサンガが試合のペースを掴んだ。前線で田原がターゲットとなり、何度もチャンスを仕掛け、柳沢や佐藤が積極的にゴールに迫って、観客を沸かせた。勢いに乗るサンガの1プレー1プレーに満員近いスタンドが歓声を上げた。だが、後半9分に田原が退場すると、数的不利となり、気持ちの隙をつかれ失点。守備のバランスを崩し、0-4で敗退した。

現在11位のサンガ。明日は、13位のジュビロ磐田とアウェイで対戦する。磐田は前節、千葉に2-1で逆転勝ちし、公式戦5試合ぶりの勝利を得た。千葉戦で2得点したFWジウシーニョは、得点ランキング1位タイの5ゴールを挙げている。スピードと豊富な運動量で、積極的に味方を生かしてチャンスを作り出す選手だ。これまで、3勝1分け4敗で調子が出ていなかった磐田だが、MF西が復帰してMF上田が本来のボランチでプレーできるようになり中盤が安定した。サイド攻撃が機能し、千葉戦では21本のシュートを放っている。
サンガとしては、攻撃の起点となるトップ下の西を抑え、チャンスをつぶしたいところだ。攻守で決定的な仕事をする日本代表MF駒野をはじめ、一人ひとりの能力が高いチームなので集中して戦いたい。ボールを奪ったら素早い攻撃を仕掛け、前線が積極的に動き回って、裏のスペースを狙いたいところだ。昨シーズン、磐田に在籍(期限付き移籍)していた林の気持ちの入ったプレーも期待できるだろう。持ち前のスピードと鋭い得点感覚でゴールを奪ってほしい。苦しい状況だからこそ、いつも以上の気持ちの強さを出して、何としても勝利を手にし、いい流れを呼び戻したい。

今シーズン初の連敗をしてしまったサンガだが、下を向いている暇はない。中2日で迎える磐田戦に向け、試合後プールでクールダウンを行い、即磐田戦に気持ちを切り替え、準備に取り掛かった選手たち。試合翌日、練習場には、無念にも大敗してしまった選手たちを激励に訪れてくれた250人を超えるファンの姿があった。選手たちは練習後、長い列のファンひとり一人のサインや写真撮影に応えた。加藤監督は、「これだけたくさんのファン・サポーターの皆さんが練習を見に来てくれて期待の大きさも伝わってくるし、次は絶対に負けられない。期待に応えられる戦いを見せたい」と勝利への高い意欲を語った。ファンへの感謝の気持ちを勝利で返したいところだ。
前節出場停止で出られなかったシジクレイと増嶋は、西京極では、満員の観客に混じりスタンドから浦和戦を観戦した。ハーフタイムには多くの子供たちに囲まれたふたり。ピッチから離れ、また違う形で期待の大きさを感じ、モチベーションを高めたことだろう。その安定した守備と勝負強いプレーでサンガを勝利に導いてほしい。

加藤監督は「ああいう瞬間こそ、強い気持ちをもって戦わないといけない」と前節の一人少なくなった状況を振り返る。新潟戦では8人になっても最後まで点を取りに行く力強い姿勢を見せたサンガ。 そんなサンガの強い精神力を再び見せてくれるに違いない。
ベンチに復帰する加藤久監督。先手先手をとる采配で流れを引き寄せたい
出場停止が明ける増嶋竜也選手。ディフェンスラインで連携して、再び堅守を築きたい
磐田のキーマン・西選手を抑えるには、シジクレイ選手の活躍が不可欠だろう
昨年在籍していた磐田との対戦、林丈統選手の闘志溢れるプレーに期待したい
攻撃の起点として期待が集まる西野泰正選手。古巣相手にゴールで存在感を示したい
劣勢の場面での途中出場が続いている斉藤大介選手だが、最後まで諦めないその姿勢は必ず結果に結びついてくるはずだ
前節の浦和戦、ベンチにはケガで戦列を離れたパウリーニョ選手のユニフォームが掲げられていた

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