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2008.04.04
試合情報

【J1第5節vs川崎Fプレビュー】敗戦を力に変えて

前節ホーム西京極での柏戦、常に試合の主導権を握り、再三にわたってチャンスを作るが、前半23分に一瞬の隙を突かれ、柏FW李に先制点を奪われる。その後も幾度となく、決定的な場面を作り出し、同点ゴールがいつ生まれてもおかしくない状況が続いた。しかし、逃げ切りを図る柏の守備をこじ開けるまでは至らず、悔しい敗戦となった。「内容で勝ち、勝負で負ける」勝利至上主義の厳しい戦い…これがJ1リーグでの戦いであることを改めて痛感させられた。だが、試合後に加藤監督が「負けも我々にとっては次のステップになる」と語ったように、今のサンガには1試合1試合で得た経験が、なによりの財産となっている。また、平日(水曜日)のナイトゲームにも関わらず、西京極に駆けつけてくれた多くのファン・サポーターたちの後押しを受けて、選手たちは最後まで勝利を目指してボールを追い続けた。結果的にはJ1での戦い方を知る柏に今季初黒星を喫したが、この敗戦をしっかりと受け止め、次なる戦いにこの経験を活かしていくだけだ。

今節対戦するのは、ここまで2勝1分1敗で7位の川崎フロンターレ。川崎FはJ2時代を含め長きに渡り、サンガの前に立ちはだかってきた相手。ここ数年では06年J1リーグ2位、07年J1リーグ5位という成績を納め、J1屈指の攻撃力を誇る強豪クラブに登り詰めてきた。
昨年はAFCアジアチャンピオンズリーグ・ベスト8という好成績を残しており、今シーズンはタイトル奪取を狙っている。サンガにとって最も警戒すべき選手は、昨年のJリーグ得点王FWジュニーニョと鄭(チョン)の強力2トップ。ジュニーニョはケガで戦列を離れていたが復帰の見込み。鄭はここ2試合で3得点と好調を維持している。さらに日本代表のMF中村・MF山岸など中盤にも豊富な運動量と得点能力に優れた選手が揃っており、その攻撃力は脅威の一言。前節の札幌戦では、FWフッキ電撃退団の影響を感じさせず、2-0で快勝。2連勝でチームの調子は上がっている。

その川崎Fに対し、サンガは左サイドでの出場が予想される渡邉大剛がキープレイヤーとなるだろう。相対する川崎Fの右サイドはMF森(02〜04年京都在籍)。スピードと精度の高いクロスが持ち味のチャンスメイカー。ひとつのプレーでチームの雰囲気を好転させることができる選手なだけに、ここをいかにして抑えるかが、ひとつのポイントとなる。大剛から積極的に仕掛けて、森をDFラインに張り付かせるような展開にもっていきたい。さらに前節の柏戦で初の無得点に終わった攻撃陣も、これまで以上にゴールへの意欲を示してくれるだろう。元チームメイトの森について、田原は「会えることが楽しみ。森は気持ちの強い選手。気持ちの面では絶対負けないようにしたい」と久々の対戦に力を込めた。また、過去の対戦で悔しい思いをしている平井は「川崎Fの攻撃陣は決定力が高く、個人技も上手いので、DFも一人では守りきれないと思う。チームとして組織的に守らないと厳しくなる。ただ、最後に1対1の場面になったら、僕が止めてみせる。川崎Fは勝てないチームじゃない」と戦闘意欲を燃やした。柏戦翌日のトレーニングでは、クールダウンだけでなく、川崎F戦に向けてポジションの細かい修正を行った選手たち。「柏戦では攻撃でもいい形は作れていたので、下を向く必要はない」と平島が語るように、選手たちに敗戦の落ち込みムードはなく、気持ちを切り替えてトレーニングに打ち込んだ。特に前節初メンバー入りした倉貫やU-23日本代表招集以来2試合メンバーを外れている中山は、試合での活躍を期待させる動きの良さを見せていた。

過去の対戦成績では川崎Fに6連敗中のサンガ。川崎Fの高い攻撃力をしっかり抑え、いかに自分たちのサッカーを展開できるか。加藤監督が「これまでやってきたことを変えないことが大事」と語るように、気持ちを切らさず、粘り強い戦いが求められるだろう。今節は、敗戦から学び、また一歩成長したサンガの姿を見せてくれるに違いない。
攻守にわたり活躍が期待される渡邉選手
前節、相手ゴールへ迫る攻撃シーンを作り、ファンを沸かせた佐藤選手。今節も熱いプレーを見せてくれるに違いない。
女性ファンはもちろん、子どもたちにも人気の増嶋選手。守備だけではなく、得意のロングスローでチャンスメイクにも期待!

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