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あんちゃんレポート(5/12~5/15)

2021/5/15| トップチーム

5月9日(日)モンテディオ山形戦に勝利後、チームは2日間のオフを過ごし、心身共にリフレッシュしました。サッカー選手にとって連休は1か月に1回あるかないかの出来事で、休みの使い方は非常に重要です。特になかなか試合で出場機会がない選手たちは、プレー機会がないことによる精神的疲労にどのように向き合うかは、多くのサッカー選手の課題ではないかと思います。自分の本質的な課題と向き合わなければ、いくらオフを過ごしたところで精神的疲労は決して拭うことはできません。私自身も選手時代にそのような経験もしました。そういう時期のオフは、ただの現実逃避にしかなっていませんでした。そんな時に京都サンガF.C.で一緒にプレーした元日本代表の柳沢敦さんからかけていただいた言葉を今でも大事にしています。

「自分の評価は自分でするな、評価は周りがしてくれる事だから自分のプレーや、やるべきことに集中しろ」

この言葉を聞いてから、悔しさや受け入れられないような現状も自分の成長の糧へと変える事ができました。簡単なことではないですけれど、変わらないことに嘆き立ち止まるのではなく、自分が変わることで前進していく。

選手たちがどんなオフを過ごしたのかを考えていたら、そんなことを思いました。

5月13日(木)のミーティングでは、ここからチームとして何を目指していくのかを整理しました。サンガをどのようにアップデートさせていくのか?ドイツ・ブンデスリーガのTOP5の数値とサンガの数値を比較し、勝者になるために目指すべきサッカーを再確認しました。それはこれまで同様に攻撃的であること、攻撃は最大の防御であって最善のリスク管理であることを、偶然ではなく、チームとして必然にしていくことを曺監督は求めました。

5月14日(金)のトレーニングでは、曺監督からトップチームメンバー34選手がサンガタウンでの熱量を、再びたぎらせることを求めました。選手自身が試合に出場できないことによって熱量にばらつきが出ることへの不安感を、曺監督自身が現役時代での後悔などを交えて選手に伝えました。

この日の行われたゲーム形式のトレーニングでは、いわゆるスタートメンバーをストーム、ネクストメンバーが圧倒する展開が見られ、曺監督の不安感を払拭するようなプレーを見せました。

ベンチ入りメンバーは18人、チームは好調でスタート争いに変化が起こりにくい状況。京都サンガF.C.が目の前の試合に勝利するために、選ぶ側も選ばれる側も、もがきながら進んでいく姿に“サンガタウンでの戦い”をひしひしと感じています。

明日・5月16日(日)は、水戸ホーリーホック戦です。“サンガタウンでの戦い”を経て迎えるサンガスタジアムby KYOCERAの舞台。試合に出場できない人の想いを背負えとまでは思わないですが、責任をプレーで示す必要があります。そういった責任をプレーから感じ取れるようになると、試合を見る事の楽しみも増えるのではないでしょうか。ぜひ明日は、プレーする責任が感じられるかどうかにも、注目してみてください!

そして約1か月ぶりの有観客でのホームゲームですね。コロナ感染予防対策を完璧に実行し、安心安全に試合観戦できるよう、皆さまご協力よろしくお願いします!!ではまた^^

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■ライター(あんちゃん)紹介

京都サンガF.C.ブランドアンバサダー 安藤淳(あんどう・じゅん)

[プロフィール]

関西大学卒業後の2007シーズン、サンガに加入。2011シーズンの天皇杯は5試合に出場し、準優勝に貢献。2013シーズンまでサンガに在籍し、その後、セレッソ大阪、松本山雅FC、愛媛FCでプレー。2019シーズンにサンガに復帰し、2020シーズンは主将としてチームを牽引。ケガのため、2020シーズンを持って現役引退。

生年月日:1984年10月8日

出身地:滋賀県

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