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選手インタビュー


奥川雅也選手インタビュー


 このたび、僕はオーストリア1部のFCレッドブル・ザルツブルクに完全移籍することになりました。中学生時代から京都サンガF.C.で育ててもらい、今年、トップチームに昇格し、サンガに貢献できないままクラブを離れることに、迷いはありました。しかし、海外でプレーするということは小さい頃からずっと抱き続けてきた夢でもあります。実際にザルツブルクの関係者と会って話したところ、僕のプレーをしっかり見ていてくれ、その上で獲得したいと言ってくれたその情熱に心が動かされました。また、ザルツブルクは若手が多く活躍し、勢いがあるクラブです。ヨーロッパリーグの常連でもあり、ヨーロッパチャンピオンズリーグ進出まであと少しのところまで来ているこのクラブの状況を考えた上で、僕も若いうちから高いレベルでのプレーを経験して、成長につなげていきたいと思ったのも、移籍を決断した理由のひとつでもあります。

 サンガではいろんな経験をさせてもらいました。特に中学時代は楽しくプレーさせてもらう中で、個性を伸ばすことができました。もともとは真ん中でプレーしていて、パスを出すことに魅力を感じていたのですが、中学時代に川勝さん(川勝博康、現サンガトップチームコーチ)に左サイドにコンバートされたことで、ドリブルで勝負するようになりました。それが今の自分のプレースタイルにつながるキッカケになったと思います。また、国際大会に出場できたことで、世界の舞台では若くても「個の力」で勝負している選手が多いことを肌で感じ、励みになりました。それと、仲間の存在も僕にとっては大きなものでした。一緒にトップチームに上がったユウキ(大西勇輝)、ユウシ(永島悠史)はもちろん、トップに上がれなかった選手も含めて、僕を支えてくれたおかげで、今の自分があると思っています。みんなとは、またいつか一緒の舞台でサッカーがしたいですね。



 あと、プロになってからも、コーチやスタッフ、チームメイトには本当に良くしてもらいました。特にゴーくん(磐瀬剛)やマサくん(石田雅俊)が気軽に声をかけてくれたおかげで、人見知りの僕がすぐにチームに馴染むことができると同時に、プレーも自然体でできるようになりました。そして、ほんの少しの時間でしたが、サンガの一員として公式戦のピッチに立てたことをとてもうれしく思います。小さい頃から夢見ていた僕にとって、サンガでプロになるという最初の目標を叶えられて、本当に良かったです。

 最後に、ファン、サポーターの皆さんには改めて感謝の気持ちを伝えたいです。U-15時代から見守ってくれた人も多く、常に僕を勇気づけてくれました。皆さんが力強い応援で背中を押してくれたおかげで勝てた試合もあり、サッカー選手にとって、応援の力は本当に大きなものだと思うようになりました。最近はメディアなどで「古都のネイマール」と言われていますが、まだ、プロになって間もないですし、海外でのプレーもやっと第一歩を踏み出したところで、まだ何も結果は残せていません。ネイマールと同じプロサッカー選手である以上は、ちゃんと結果を出して評価され、「ブラジルならネイマール、日本なら奥川」と言われるよう、これからも努力を続けます。サンガを離れることになりましたが、これからも活躍して、より高いレベルの大会や、日本代表戦に食い込み、皆さんの目にとまるようになりたいと思います。皆さん、本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします!


【プロフィール】
1996年4月14日生まれ(19歳)。滋賀県甲賀市出身。スカラーアスリートプロジェクト7期生。綾野サッカースポーツ少年団でサッカーのキャリアをスタート。京都サンガF.C.U-15に加入すると、スピード感あるドリブルが開花。左右の足から放つ正確なキックとともに強力な武器となる。京都サンガF.C.U-18を経て、2015年にトップチームに昇格。同年6月16日付けでオーストリア1部のFCレッドブル・ザルツブルクへの完全移籍。


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